『ゴジラ-1.0』を観てきました。
★★★★★
ハリウッド映画のようなテンポの良い展開と、日本の怪獣映画の要素をうまく融合させた作品と言える。
特に、80年代のスピルバーグ映画を彷彿とさせるようなスピーディーなストーリー展開は、観客を飽きさせません。
ネタバレ
しかし、クライマックスシーンでは、特攻作戦を長々と描写するなど、邦画特有の演出が前面に出てしまい、テンポが大きくダウンしてしまうという残念な点もありました。
さらに、浜辺美波演じるキャラクターが奇跡的に生き残る展開にも、唐突で興醒め。
加えてこの場面では女性ハミングで手を抜く佐藤直紀の映画音楽放棄パターンで感情移入スイッチが切れ、ノリきれなかった。
この映画のキャッチコピーは「戦後日本、無から負へ」。
G細胞の影響で生き延びた浜辺美波のキャラクターは、戦後の焼け野原から立ち上がった日本を象徴しているようにも解釈できます。