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マラヴィータ

2013-11-16 | 劇場映画れびゅー
マーティン・スコセッシが製作、リュック・ベッソン監督って「どういう繋がり?!」と思いながら『マラヴィータ』を観てきました。
★★★★

マーティン・スコセッシが自分で撮るとややこしい事になりそうな脚本なので、繋がりの無い他人に託してみたって事なんでしょうか。
託された(妄想)リュック・ベッソンは、マーティン・スコセッシへのリスペクトをビンビン感じさせる映画に仕上げました。むっちゃ楽しいw
つか、もう映画撮りません詐欺師の一人でもあるリュック・ベッソンはいつ本当に辞めるのか、遂に他人のプロデュースで映画撮ってしまって辞める気全く無さげ。
辞めて欲しい訳じゃないけど、どうせ撮るならお子ちゃま向けファンタジーはもう要らんから、こんな風に楽しいリュック・ベッソン節で撮って欲しい。

証人保護プログラム下で逃亡中のマフィアの一家の話。
新しく住居を確保したフランスの街で垣間見せる凶暴な一面が面白いのが前半、後半は追手に急襲されて急展開って想像通りの展開なんだけど、演じるのがロバート・デ・ニーロとミシェル・ファイファーなので、じっくり芝居で楽しませてくれる。
二人の代表作を彷彿とさせる「どこかで観た感」を多用しているのもイイ。
加えてFBI捜査官役で一家を監視するトミー・リー・ジョーンズとロバート・デ・ニーロの会話もなかなか無い感じで面白い。
異国が舞台なので、英語ベースでもフランス語とイタリア語と言葉が入り交じる展開なところや、子供たちも凶暴な面をガンガン出す辺り、リュック・ベッソン流のゴチャゴチャとオシャレな演出が同居していて、久しぶりにリュック・ベッソン監督作で逃げてない本気を感じました。

あ、そうそう、久々にマーティン・スコセッシの『グッドフェローズ』を観直してみよう。

ネタバレ
タイトルのマラヴィータって、一家が飼ってる犬の名前なんだけど、証人保護プログラムで名前をコロコロ変えてる一家に有って、唯一名前の変わらない犬の名前をタイトルにしているのが何とも皮肉。



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ロバート・デ・ニーロ,レイ・リオッタ,ジョー・ペシ
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