とある郊外の屋敷を舞台に主の殺人事件が起きる。その殺人をきっかけに、居合わせた8人の女たちの隠していた秘密が次々にあかされはじめる…。ストーリーの詳細を書くと面白みが減ってしまうので、これ以上ストーリーには触れません。
主題だけを見るととっつきにくいサスペンスのようですが、シチュエーションコメディーのような作風。突然入るミュージカルパート、コメディーなのかと思いきやシリアスなタッチに急変したりと全く飽きる事がありません。それを8人の大物女優達が華麗に演じ、歌い踊り、時にエロチックに挑発します。映画館ではじめて観た時、このままいつまでもこの映画を観ていたい、もったいないから終わらないで欲しいと感じました。そういう雰囲気を持つ不思議な作品です。
8人の女性を介して女性の美しさ、気高さ、傲慢さ、妖艶さ、本質的な弱さ、無邪気さ、醜さ、そういったところが全て凝縮して描かれています。
DVD特典映像の中でもフランソワ・オゾン監督が言っていますが、どういう映画なのかをジャンルで形容しようにも内容が豊富すぎて表現のしようがありません。
是非字幕で、美しいフランス語を聞きながら女優達の共演をご満喫ください。
オススメ度:100%
主題だけを見るととっつきにくいサスペンスのようですが、シチュエーションコメディーのような作風。突然入るミュージカルパート、コメディーなのかと思いきやシリアスなタッチに急変したりと全く飽きる事がありません。それを8人の大物女優達が華麗に演じ、歌い踊り、時にエロチックに挑発します。映画館ではじめて観た時、このままいつまでもこの映画を観ていたい、もったいないから終わらないで欲しいと感じました。そういう雰囲気を持つ不思議な作品です。
8人の女性を介して女性の美しさ、気高さ、傲慢さ、妖艶さ、本質的な弱さ、無邪気さ、醜さ、そういったところが全て凝縮して描かれています。
DVD特典映像の中でもフランソワ・オゾン監督が言っていますが、どういう映画なのかをジャンルで形容しようにも内容が豊富すぎて表現のしようがありません。
是非字幕で、美しいフランス語を聞きながら女優達の共演をご満喫ください。
オススメ度:100%
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TBありがとうございました。こちらからもさせていただきました。
私の感想は、そーれさんとは違うのですが、それは私が彼女たちと同性だからかもしれません。
オンナたちのあんまり見たくないような、見せたくないような姿も描かれてましたしね。
でも、あのビミョーな踊りはクセになりますが(笑)
六条さんの感想もよく理解できます。前半の明るい雰囲気から一転してあんな醜い争いがあったら気分を害するでしょう。作りも特殊な映画ですし。
私の場合「超セレブな大女優達がこんな演技をするなんてびっくり」という視点で楽しんでしまったので、突然ドヌーヴがダニエル・ダリューの頭を叩いて気絶させようと、エマニュエル・べアールがイザベル・ユペールに女性の妖艶な魅力を説こうと同じレベルで楽しんでしまいました(笑)
予告編を早くから観ていて、大期待の後映画館で観たんですが、その宣伝文句が「映画というよりもはや事件!8人のフランス大女優が歌って踊る<奇跡の舞台>ついに開幕!」というものだったのでそういうスタンスで観たんです。
「ちょっと美しくなりたくて」というイザベル・ユペールの台詞は名台詞ですね(笑)
フランソワ・オゾン初めてで、何気なく見たのですが、
面白かったです。
女優さん達がみんな楽しそうに演ってるように見えました。
ありがとうございます
フランソワ・オゾンの映画が全部こういうタイプというわけではなくて、むしろこの映画は異質なんですよ。
オゾンが娯楽映画を撮るとこうなったっていう感じかな。
彼が思いつく限りの“ユニークな演出”が盛り込まれていて、それを大女優達がはやみさんのおっしゃる通り楽しそうに演じていますよね