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隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

2008-05-11 | 劇場映画れびゅー
椿三十郎』に続き、黒澤明監督作品がリメイクされた。
今回は、中島かずきによる脚本とのことで、原作にほぼ忠実だった『椿三十郎』とは違い、原作をチェックせず、『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』を観てきました。
★★★

冒険活劇+ファンタジー。
この手の邦画には、本気になって観てしまうとガッカリさせられる事が多いんだけど、今回ガッカリは無かった。
なんでそこで手を抜く?って突っ込みたくなる場面がほとんど無い事は奇跡的かも。
むっちゃ面白い!って訳でもないのが問題なんだけど、これは劇団☆新感線が舞台でやった方が映えそう。

映画だからこそなところを挙げるとすれば、登場人物の多さがカバーできたとこくらい?
ひと癖もふた癖もある座長クラスの舞台役者さん達が、名前も無いようなチョイ役で大勢出ていたり、何故かクレバも台詞無しで混じっていたり(エンドロールで新ユニットの曲が流れて納得)、映画の内容とは関係の無いところで楽しんでしまった感もある。
実際に舞台で演じてる姿を観た事のある俳優さん達がたくさん出てて、ほんと楽しめた。

リメイク元の黒澤明版は、『スター・ウォーズ』のネタ元になったことで有名だけど、俺は観た事ないんよね。
たしか、R2-D2とC-3POのコンビが云々とかいうやつですよね?
今回の映画の二人組みには、その片鱗も感じられませんでした。
鷹山の衣装がまんまダースベイダーだった事を除けば、音楽が相当意識した作りになってるくらいかな?

松潤は役作り相当頑張ってましたねぇ。
こんな真面目に演技してる姿はそうそう無いかも。
最後までほとんど口歪ませずに喋ってるだけでも気合の入りようが感じられる。
『花より男子』の映画版は、きっとこんなに頑張ってないだろなぁ、ドラマの延長だとすると。
もしかしたら、口歪ませる度に撮り直されたのかもしれないけどw

阿部寛はやっぱり居るだけでオイシイ人。
今回は剣術も馬術(スタントだろうけど)も凄かったし、この人どこまで伸びるんだろう。

宮川大輔はベストキャスティング!
ここまで大げさにやっても全く違和感の無い道化っぷり。
あんまり多用出来ない演技だけど、また観てみたい。

つか、全員過剰気味な演技なのが逆に面白かった。

いろんな噂のあった高嶋政宏、結婚してしまえばあんな開き直った事も出来て楽しそうw



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4 コメント

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トラバどうもでした (くまんちゅう)
2008-05-11 13:12:27
オリジナルを見ていない人の意見は貴重なので成る程と思いながら読ませて頂きました。
オリジナルとSWに思い入れがあるとどうしても比較しちゃって普通に鑑賞できませんでした。
道化役が面白かったという感想は嬉しいですね、是非オリジナルを見て欲しいと思います。
ところで三悪人って誰のことを指しているのか見解をお聞きしたいです。
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>くまんちゅうさん (そーれ)
2008-05-14 14:58:12
どうもですー。
SWのこともすっかり忘れてて、観てる途中で思い出しましたw
オリジナルチェックしてみますね。
三悪人は、オリジナルをチェックした方が良いのかもしれませんが、この映画では詫びる台詞のあった人達の事かなぁと。
でも、やっぱり空気読んでないThe THREEかもしれないw
返信する
Unknown (mariyon)
2008-05-16 10:19:13
はじめまして・・・

SWでしたね~~。監督絶対意識してます。
もう、鷹山刑部はダースベイダー!!

マツ潤のひげがニセモノすぎて最後まで違和感でしたが、阿部ちゃんは、も、さいこーーー!!

オリジナルの、三船のスタント無しの馬術。
要チェックです。
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>Mariyonさん (そーれ)
2008-05-19 16:03:51
はじめましてまして、コメントありがとうございます。
意識し過ぎな感もありましたよねw
アメリカでは逆オマージュがどう受け取られるのか気になります。
阿部寛は、どんな映画でもあの演技に対する真面目さが好感持てますよね。
やっぱりオリジナルはチェックすべきですねw
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