『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』を観てきました。
★★★
これまでブラックパンサーを演じていたチャドウィック・ボーズマンが周囲に黙っていた闘病の末亡くなってしまったことをそのまま映画の設定に反映していて、必要以上に感情移入させるような作りになっています。
弔い方はいろいろあると思いますが、正直だいぶ前にお亡くなりになられているわけで、もっとそっと描いて差し上げる方法も有ったのではと思ってしまいます。
そう言った重々しい背景が有るのに加え、本作は根本に憎しみとか復讐心の克服的な流れがあり、上映時間が長いことが災いして観ていて気持ちが沈む。
私の視点ではヒーロー映画として主人公を応援したいと思える気持ちがこれまでのマーベル映画のようには湧いて来ず、何度も「なんでなん?」と思わせられる場面が。