
大好きな映画『8人の女たち』と似た邦題。
そして、主演女優がカトリーヌ・ドヌーヴ&エマニュエル・ベアールと来れば、何らかの共通点が有るのかも?と期待もする。
『輝ける女たち』を観てきました。
★★★★
キャバレー“青いオウム”オーナーの葬儀を切欠に、今までバラバラになっていた家族が集結。
家族構成、親子の繋がりが一体どうなっているのか、検討も付かないこの複雑なファミリーを理解するまでが大変なのですが、なんとか理解した頃、さらに複雑な感情のもつれが見えてくる。
性的にも交錯していて、ある意味“女”だらけのこの映画。
嘘や誤解で他人の人生を翻弄し、思い込みから翻弄される人ばかり。
“死”によって呪縛から解かれた彼らは、今まで出せなかった本音を語り始め、さらに混沌として行く。
原題は『家族の英雄』的な感じなんだけど、切り口が違うだけで、様々な女の感情が渦巻く映画『8人の女たち』を意識しているようにも感じる。
オネェ趣味の華やかなオープニング然り、エマニュエル・ベアールの歌う姿然り。
『8人の女たち』では一切姿を見せなかった“父親”が、この群像劇では主人公的な役割を担っているのが違う点。
カトリーヌ・ドヌーヴも、エマニュエル・ベアールも、話の主軸にあるファミリーとは一線を画した“外の人”な扱いで、宣伝ポスターの内容に「おや?」と感じましたが、やっぱ助演であってもドヌーヴはトップ扱いという事でしょう。
確かに、助演でも完全に主役の貫禄放って、花を添えるというよりも咲き誇る大輪の華でしたw
もう一輪の花、エマニュエル・ベアールのエロティックな生録の歌声は、ヌードダンサーに彩られた“青いオウム”を品の高いキャバレーへと昇華させている。
家族の四人も実力派の俳優達なのだそうです。
本音と建前、必然と偶然、本当の愛と偽りの愛。
様々な感情が渦巻き崩壊していた家族が、少しずつ少しずつ穏やかに再建されて行く様子を見ていると、好きとか、嫌いとか言う単純に思える感情の複雑さが感じられる。
ネタバレ
最終的にドヌーヴがおいしいところを持っていって納得w
そして、主演女優がカトリーヌ・ドヌーヴ&エマニュエル・ベアールと来れば、何らかの共通点が有るのかも?と期待もする。
『輝ける女たち』を観てきました。
★★★★
キャバレー“青いオウム”オーナーの葬儀を切欠に、今までバラバラになっていた家族が集結。
家族構成、親子の繋がりが一体どうなっているのか、検討も付かないこの複雑なファミリーを理解するまでが大変なのですが、なんとか理解した頃、さらに複雑な感情のもつれが見えてくる。
性的にも交錯していて、ある意味“女”だらけのこの映画。
嘘や誤解で他人の人生を翻弄し、思い込みから翻弄される人ばかり。
“死”によって呪縛から解かれた彼らは、今まで出せなかった本音を語り始め、さらに混沌として行く。
原題は『家族の英雄』的な感じなんだけど、切り口が違うだけで、様々な女の感情が渦巻く映画『8人の女たち』を意識しているようにも感じる。
オネェ趣味の華やかなオープニング然り、エマニュエル・ベアールの歌う姿然り。
『8人の女たち』では一切姿を見せなかった“父親”が、この群像劇では主人公的な役割を担っているのが違う点。
カトリーヌ・ドヌーヴも、エマニュエル・ベアールも、話の主軸にあるファミリーとは一線を画した“外の人”な扱いで、宣伝ポスターの内容に「おや?」と感じましたが、やっぱ助演であってもドヌーヴはトップ扱いという事でしょう。
確かに、助演でも完全に主役の貫禄放って、花を添えるというよりも咲き誇る大輪の華でしたw
もう一輪の花、エマニュエル・ベアールのエロティックな生録の歌声は、ヌードダンサーに彩られた“青いオウム”を品の高いキャバレーへと昇華させている。
家族の四人も実力派の俳優達なのだそうです。
本音と建前、必然と偶然、本当の愛と偽りの愛。
様々な感情が渦巻き崩壊していた家族が、少しずつ少しずつ穏やかに再建されて行く様子を見ていると、好きとか、嫌いとか言う単純に思える感情の複雑さが感じられる。
ネタバレ
最終的にドヌーヴがおいしいところを持っていって納得w
![]() | 8人の女たち デラックス版ジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
ドヌーブはこの役柄を、「本当にイヤな女なのよねぇ」などといいつつ、この作品をオープニングとするフランス映画祭の団長として日本に来て、堂々と仕切っていたんですからねぇ。
もう、貫禄が違いますよ。
ドヌーヴ凄いですよねぇやっぱり、どんな役でも主役食っちゃうところが(笑)
こういう時は、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で、女工姿なのにゴージャスな出で立ちに感じた、あの絶対的な存在感がいつも思い出されます(笑)