かつて無いほどに期待してない状態で『DRAGONBALL EVOLUTION』のフライング上映を観てきました。
★
こんなに国民の期待度が下がった状態でも、1日フライングで木曜に上映開始した映画館があったことに驚き。
しかし、本日2回目の上映になるレイトショーはガラガラでした。
序盤は思ったほど酷くないなぁと感じながら観ていた。
どこか救われる部分を見つけなきゃ、退屈な時間を無駄に過ごしてしまうと前向きに自分に言い聞かせていたおかげ?
でも…。
原作云々以前の問題でそもそも面白くない。
以下ネタバレ部分、思った以上に書いてるうちにノッテきて、かつて無いくらいボロクソに書いてしまいました。
酒飲んで書いてるので乱文失礼w
ネタバレ
オープニングが無駄にマーベル系の曲+CGアニメにナレーションだったのに辟易したのを除けば、ごく序盤の印象は『ドラゴンボール』を上手く消化して、現代のアメリカを舞台に正に別次元の『DRAGONBALL EVOLUTION』として最構築してる感じ。
悟空はイメージが現代アメリカに合うわけがないので、田舎育ちの悟空と都会っ子な息子悟飯を混ぜて新しくそれこそ似て非なる主人公を作った印象。
ブルマも言うほど酷くない。
見た目も性格も原作に一番近かったのはブルマかも。
令嬢らしくもっと豪華にたくさんホイポイカプセル持っていて欲しかったけど。
チチは全然違うキャラクターだけど、出てこないよりはこのストーリーをベースに犠牲にするとしたらこういう設定もアリなのかなぁと。
個人的には額からビームを出しそうもないキャラクターになってるのが残念でならないわけですけど。
悟飯じいちゃんだって別に悪かない。
原作だと序盤は全く出てこないから逆に新鮮。
でも、亀仙人を探しにガッカリなドラゴンレーダーと、ガッカリなホイポイカプセルバイクで出かける辺りから、『ドラゴンボール』が原作の映画と思って観ていなくても違和感を感じ始めた。
なんか亀仙人の住居が街のど真ん中なのに変な場所に建ってるし(汗)
これって、映画なりの『ドラゴンボール』の世界を作りたかったのか、原作の世界観を誤ってただの変な世界と理解しているのか。
きっと、全く理解していない人が所詮日本の漫画と、テキトーにアメリカの風景ベースでただのおかしな世界を構築してしまったんでしょう。
こんな事するなら、フツーにアメリカで良いやん。
世界まで現実と別次元にせず、もっとリアル重視で良いやん。
それだけじゃなく、加えて世界の広さが全く伝わってこない。
遠くの街に行った様子もなく、すぐに亀仙人が見つかって、そこからむっちゃ移動したのかと思ったら普通にチチがトレーニングしていて…。
なになに?ここまでの話って半径5キロくらいの出来事?
なんて思い始めてからは、世界観がおかしすぎるって事にばっか気が散り始めた。
この映画のどこが大失敗って、原作無視よりも何よりも、せっかくファンを怒らせるリスク犯す大冒険をしたのに世界観が全くなってない。
だいたい、冒頭にピッコロが破壊した村は、あれは日本なの?!どこよ?w
都合の良いところだけ世界作られてもついていけないんですけど。
ピッコロは世界中を廻ってるようだけど、悟空達はごく近所で残りのドラゴンボールを全部集めてしまうって…。
警察に届けずにじいちゃんを庭に埋めて姿を消した悟空に対し、チチが普通に話し掛ける辺りも頭おかしいし、ヤムチャが登場してからの展開は最新VFXバリバリのハリウッド大作としても終ってる。
急に戦隊モノというか、堺正章の『西遊記』のような安っぽさが入り混じり、これからってところでドラゴンボールが一気に集まってクライマックスはアッサリ。
みじかっ!
大ザルちいさっ!
ピッコロ打たれよわっ!
どうしたんでしょう、2時間半で作るつもりが予算が無くなってヤムチャの辺りから一気に端折って1時間半映画になったんでしょうか。
わけのわからなさ過ぎるところも多すぎて、突っ込みどころだらけなのもムカつきを増長する。
なんで2000年前に封印されたピッコロが最近地球に来た悟空の名前を知ってるのか。
つーか、悟飯はなんで悟空が大猿になる事とか、大猿の力を正気で保つ事が出来るなんて事とか詳しいの?
悟空は怒ると強くなるって冒頭に言ってた設定はどこへいった?
悟空がドラゴンボールを見ると未来が見えるのはなぜ?
なぜそのことを亀仙人は知っているの?
皆既月食で変身て、地域と時間限定な話に都合よくピッコロが蘇るなんて。
どうせピッコロは原作通りマイが封印から解いたんでしょうけど、そもそも映画版のマイって何者?
2000年前に複数名でやっと封印したピッコロを、今回はなんで亀仙人一人で封印しようとしたの?
つーかね、やっぱ原作のイメージでこれだけは守って欲しかったって事が観ていていくつもあるのは辛いよね。
悟空の“本来の姿”が大猿ってどうよ。
つーか、満月見ても変身しないってどうよ。
ビッコロが口から卵状態で手下を産まずに血液からクリーチャー増やすのってどうよ。
時間制限最初っからあるのに無理に中途半端な武闘会組み込むのってどうよ。
思い始めたらキリがない。
出てこなかったキャラクター達が切られた悲しみとか。
神様とピッコロを二人に分けて出さないために、無理やりピッコロを大魔王じゃなく神と呼んだ事に対する腹立たしさとか。
田村英里子がかつてアジア系ハリウッド女優に無いくらいガッカリメイクだった事とか。
神龍呼ぶ場所が限定されてる事とか。
呼び出す時に世界中が真っ暗にならない事とか。
神龍が西洋風のトカゲドラゴンだった事とか。
見せ場なはずのドラゴンボールが飛び散る場面がアッサリだった事とか。
つーかね、最後に生き返らせたのが亀仙人だけってどうなんよ!
物事に説明を付けて見たがるアメリカ人製作者が、鳥山明のユーモアを全く理解しないまま原作にケチ付けて全く違うものにして悦に浸っているのが目に浮かぶ最悪の映画でした。
エンドロールで忘れていた浜崎あゆみの曲が流れてさらにイラっとし、途中ピッコロの生還なんてどうでも良いのに微妙に長い映像が流れてイライラが最高潮に達しました。
最後に。
神龍に頼んでピッコロを消滅出来るんなら、封印してる間に消滅させなかったのはなぜ?
今回、ドラゴンボールは神様が作ったって設定じゃないんでしょ?
で、これまだ続き作る勇気あるの?
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こんなに国民の期待度が下がった状態でも、1日フライングで木曜に上映開始した映画館があったことに驚き。
しかし、本日2回目の上映になるレイトショーはガラガラでした。
序盤は思ったほど酷くないなぁと感じながら観ていた。
どこか救われる部分を見つけなきゃ、退屈な時間を無駄に過ごしてしまうと前向きに自分に言い聞かせていたおかげ?
でも…。
原作云々以前の問題でそもそも面白くない。
以下ネタバレ部分、思った以上に書いてるうちにノッテきて、かつて無いくらいボロクソに書いてしまいました。
酒飲んで書いてるので乱文失礼w
ネタバレ
オープニングが無駄にマーベル系の曲+CGアニメにナレーションだったのに辟易したのを除けば、ごく序盤の印象は『ドラゴンボール』を上手く消化して、現代のアメリカを舞台に正に別次元の『DRAGONBALL EVOLUTION』として最構築してる感じ。
悟空はイメージが現代アメリカに合うわけがないので、田舎育ちの悟空と都会っ子な息子悟飯を混ぜて新しくそれこそ似て非なる主人公を作った印象。
ブルマも言うほど酷くない。
見た目も性格も原作に一番近かったのはブルマかも。
令嬢らしくもっと豪華にたくさんホイポイカプセル持っていて欲しかったけど。
チチは全然違うキャラクターだけど、出てこないよりはこのストーリーをベースに犠牲にするとしたらこういう設定もアリなのかなぁと。
個人的には額からビームを出しそうもないキャラクターになってるのが残念でならないわけですけど。
悟飯じいちゃんだって別に悪かない。
原作だと序盤は全く出てこないから逆に新鮮。
でも、亀仙人を探しにガッカリなドラゴンレーダーと、ガッカリなホイポイカプセルバイクで出かける辺りから、『ドラゴンボール』が原作の映画と思って観ていなくても違和感を感じ始めた。
なんか亀仙人の住居が街のど真ん中なのに変な場所に建ってるし(汗)
これって、映画なりの『ドラゴンボール』の世界を作りたかったのか、原作の世界観を誤ってただの変な世界と理解しているのか。
きっと、全く理解していない人が所詮日本の漫画と、テキトーにアメリカの風景ベースでただのおかしな世界を構築してしまったんでしょう。
こんな事するなら、フツーにアメリカで良いやん。
世界まで現実と別次元にせず、もっとリアル重視で良いやん。
それだけじゃなく、加えて世界の広さが全く伝わってこない。
遠くの街に行った様子もなく、すぐに亀仙人が見つかって、そこからむっちゃ移動したのかと思ったら普通にチチがトレーニングしていて…。
なになに?ここまでの話って半径5キロくらいの出来事?
なんて思い始めてからは、世界観がおかしすぎるって事にばっか気が散り始めた。
この映画のどこが大失敗って、原作無視よりも何よりも、せっかくファンを怒らせるリスク犯す大冒険をしたのに世界観が全くなってない。
だいたい、冒頭にピッコロが破壊した村は、あれは日本なの?!どこよ?w
都合の良いところだけ世界作られてもついていけないんですけど。
ピッコロは世界中を廻ってるようだけど、悟空達はごく近所で残りのドラゴンボールを全部集めてしまうって…。
警察に届けずにじいちゃんを庭に埋めて姿を消した悟空に対し、チチが普通に話し掛ける辺りも頭おかしいし、ヤムチャが登場してからの展開は最新VFXバリバリのハリウッド大作としても終ってる。
急に戦隊モノというか、堺正章の『西遊記』のような安っぽさが入り混じり、これからってところでドラゴンボールが一気に集まってクライマックスはアッサリ。
みじかっ!
大ザルちいさっ!
ピッコロ打たれよわっ!
どうしたんでしょう、2時間半で作るつもりが予算が無くなってヤムチャの辺りから一気に端折って1時間半映画になったんでしょうか。
わけのわからなさ過ぎるところも多すぎて、突っ込みどころだらけなのもムカつきを増長する。
なんで2000年前に封印されたピッコロが最近地球に来た悟空の名前を知ってるのか。
つーか、悟飯はなんで悟空が大猿になる事とか、大猿の力を正気で保つ事が出来るなんて事とか詳しいの?
悟空は怒ると強くなるって冒頭に言ってた設定はどこへいった?
悟空がドラゴンボールを見ると未来が見えるのはなぜ?
なぜそのことを亀仙人は知っているの?
皆既月食で変身て、地域と時間限定な話に都合よくピッコロが蘇るなんて。
どうせピッコロは原作通りマイが封印から解いたんでしょうけど、そもそも映画版のマイって何者?
2000年前に複数名でやっと封印したピッコロを、今回はなんで亀仙人一人で封印しようとしたの?
つーかね、やっぱ原作のイメージでこれだけは守って欲しかったって事が観ていていくつもあるのは辛いよね。
悟空の“本来の姿”が大猿ってどうよ。
つーか、満月見ても変身しないってどうよ。
ビッコロが口から卵状態で手下を産まずに血液からクリーチャー増やすのってどうよ。
時間制限最初っからあるのに無理に中途半端な武闘会組み込むのってどうよ。
思い始めたらキリがない。
出てこなかったキャラクター達が切られた悲しみとか。
神様とピッコロを二人に分けて出さないために、無理やりピッコロを大魔王じゃなく神と呼んだ事に対する腹立たしさとか。
田村英里子がかつてアジア系ハリウッド女優に無いくらいガッカリメイクだった事とか。
神龍呼ぶ場所が限定されてる事とか。
呼び出す時に世界中が真っ暗にならない事とか。
神龍が西洋風のトカゲドラゴンだった事とか。
見せ場なはずのドラゴンボールが飛び散る場面がアッサリだった事とか。
つーかね、最後に生き返らせたのが亀仙人だけってどうなんよ!
物事に説明を付けて見たがるアメリカ人製作者が、鳥山明のユーモアを全く理解しないまま原作にケチ付けて全く違うものにして悦に浸っているのが目に浮かぶ最悪の映画でした。
エンドロールで忘れていた浜崎あゆみの曲が流れてさらにイラっとし、途中ピッコロの生還なんてどうでも良いのに微妙に長い映像が流れてイライラが最高潮に達しました。
最後に。
神龍に頼んでピッコロを消滅出来るんなら、封印してる間に消滅させなかったのはなぜ?
今回、ドラゴンボールは神様が作ったって設定じゃないんでしょ?
で、これまだ続き作る勇気あるの?
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私の思いを代弁してくれてます。
この作品、運命的に、全て裏目です^^;
いやー、酔った勢いに任せて思いついた事片っ端から書いてしまいました(今日も酔ってますが)。
読み返してみるともっと言いたい事が湧いてくる湧いてくる。
作ってる途中で誰か「これはダメだ」って気づいたから製作中止の噂が出たんでしょうね。
当方からのTBが通りませんので
コメントで失礼します。
この作品ひゃ散々でしたね…。
記事は大切に反映させて頂きます。
これからも宜しくお願いいたします。
ご丁寧にありがとうございます。
ほんと散々でしたけど、散々書き過ぎてスッキリしました。
こちらこそよろしくお願いします。