そーれりぽーと

映画、旅行、植物など気の向くまま

新作映画の満足度は最高★5つで表示

遠くの空に消えた

2007-08-23 | 劇場映画れびゅー
幼くしてハリウッド女優の看板を背負う大後寿々花と、言わずと知れた天才子役神木隆之介(+誰だか知らないささの友間)。
遠くの空に消えた』は、この二人がツートップで引っ張るファンタジーテイストな映画。
予告編は大して面白そうな内容では無かったけど、脇を固める俳優の中に小日向文世と大竹しのぶの名前が有ったので観てきました。
★★★

脇役の大人達は豪華なんだけど、あくまで主役は思春期に差し掛かる時期の子供達。
子役の実年齢はとっくに思春期まっさかりなんですけどね。
現在放送中のテレビドラマ『探偵学園Q』でのヘボ演技にガッカリな神木隆之介よりも、前クールで放送されていた『セクシーボイスアンドロボ』で微妙だった大後寿々花よりも、誰だか知らないささの友間がずば抜けて上手い。
いや、周りがどうとかでは無くほんとに上手い。

中盤からは脇にまわっていた大人達が子供だった頃の話にも焦点があてられ、オイシイ俳優達の演技も楽しめる。

ファンタジックでノスタルジックな展開にすっかり気持ち良くなって、2時間以上があっという間に過ぎた。
ファンタジーと言っても現実の範囲内での出来事に抑え、子供の行動がそういう雰囲気を誘うつくりになっているところが微笑ましく、好感を持てたのだろう。

いつの時代だかわからない、都会とは違う時間の流れる田舎町。
ローテクであれば子供同士のコミュニケーションに時代の違いは無いんですね。
ハイテクに溢れた環境の都会で育った子供が、大人になった時にこの映画を観てどう感じるのか気になる。

訳のわからん住人達は愛嬌たっぷりで、排他的にしても憎らしくはない。
問題をかかえる人や街をコミカルに、時としてリアルに描く事で、より感情移入して行く。

そんなこんなですっかり童心に返って観ていたのですが…。

ネタバレ
クライマックスで台無し。

最後の最後になって本当のファンタジーな展開が中途半端に差し込まれていてがっかり。
ミステリーサークル眺望~空港での上手い閉めには感動したし、石が光りだすところから丸ごとカットしてつなげてほしい。

エンドロールに流れていたCoccoの曲に癒されなければもっと★減らしたかも。



遠くの空に消える前

ギャガ・コミュニケーションズ

このアイテムの詳細を見る

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 呪怨 パンデミック | トップ | シッコ »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>kimion20002000さん (そーれ)
2008-05-25 21:17:31
どうもですー。
あくまで子供の頭で考えたイタズラですからねw
私は、石が飛ばなきゃ結構満足して観終われたかもで残念です。
返信する
悪戯 (kimion20002000)
2008-05-24 01:53:19
TBありがとう。
あれが、「史上最大の悪戯」って言われてもねェ。
最近は、ストーン・サークルもあまり流行らないし。
返信する