2004年夏頃に映画館で観た予告篇に思わず涙腺刺激されました。それがこの映画「僕の彼女を紹介します」。
何をおいてもキャスティングにやられたんですよ。韓国映画で一番好きな「イルマーレ」と、何度観ても発見が有って面白いうえに泣ける「猟奇的な彼女」の両方で全く違う魅力的なヒロイン役をしているチョン・ジヒョン。と、その相手役にDVDジャケ買いしたのが大当たりで、週に4回も観てしまった「火山高」のカワイイヒーローチャン・ヒョク。昨今の異常な冬ソナブームを白い目で見ている私ですが、この二人は大のお気に入りだったので、しかも実は「火山高」のヒロイン役は元々チョン・ジヒョンがキャスティングされていたんですよね。偶然か、必然的にこうなったのか、予告篇観て思わずニンマリしながらジーンときてしまったわけです。
それから9月にチャン・ヒョクが例の兵役逃れ会見で映画界から干されてしまい日本での公開はお蔵入りかと勝手に心配していましたが、無事に公開されホッとしました。
…しかし
面白さ:★★★
この先ネタバレ
全体的にストーリーが破綻をきたしてるという印象でした。
また、監督の前2作「ラブストーリー」と「猟奇的な彼女」がそうであったように3作全部がリンクした場面に加え、「火山高」へのオマージュととれる場面などもあり、今回はどちらかというと特にお祭り色が前面に出ているように思えました。
本作とリンクしている部分
カノンとカノンに似たメロディーの曲 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
ピアノ 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
代筆、代役 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
銃撃戦を二人でかいくぐる場面 「猟奇的な彼女」
雨の場面の描写 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
ダンス 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
前髪を吹き上げる彼女の癖 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
ミョンウと一緒に隙間に挟まる強盗は「火山高」のチャン・リャン役の俳優
広い高原で話の転換期を迎える 「猟奇的な彼女」
安っぽいミニドラマの挿入 「猟奇的な彼女」
塀を乗り越える時に男性の頭を踏む 「猟奇的な彼女」
風になびくカーテン、風でめくれる本、風の伝令 「ラブストーリー」
手を広げる場面 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
名前を連呼して泣く場面 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
生まれ変わり、運命の愛 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
駅 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」「イルマーレ」
オチ 「猟奇的な彼女」出会い場面のまんま、しかもキョヌ登場(笑)
3作共通で出ている脇役の他、カメオ出演もたくさん有ったように思うので、きっと他の映画へのオマージュもかなり含んで作られた作品なのだと思います。
こういう面白い部分を生かしてもっとまともなストーリーにしてくれればチョン・ジヒョン迫真の泣きの演技がもっと生きて良い映画になったのでしょうが、あまりにも脚本がお粗末じゃないですかな。
私には“ミニドラマ”部分が長すぎて完全に飽きてしまったので、集中力が切れていろんな嫌な部分に目が行くようになってしまいました。「猟奇的な彼女」くらいの短いミニドラマで良かったのでは?
さぁここから話が架橋に入るぞというミョンウの死の場面が、「ゴースト/ニューヨークの幻」に酷似してヒロインが遺体を抱いて泣き崩れるのを観て嫌ぁな予感が…。すると予感は的中、想像を絶する程クライマックスの完全なパクリへとつながっているんですよね(失笑)
以前「リベラ・メ」を見た時、その映像と音楽があまりにも「バックドラフト」に似すぎていた時に感じた失望感以上に呆れて完全に冷めてしまいました。妙に「ゴースト」と比べ妙に長くてしつこい別れの場面が泣けないだけにまどろっこしい。
で結局別れの場面はパクリだったのね。
紙飛行機による演出もしつこくてウザイし現実離れしすぎ。「なんで同じページがまた飛んでるねん」とか「なんで病室の窓の外を飛んでる紙飛行機を見つけてから着替えて出て追いつけるねん」とか突っ込みたいところの連続で感情移入もなにもあったもんじゃない。
とは言え泣かせる場面はチョン・ジヒョンの演技任せで泣かせるように作ってあるので、なんだかんだ言ってウルウル来ちゃうんですけど、観終わった後ウルウルきてしまった自分が情けなかった。
やっぱり最大の突っ込みたいポイントはオチなんですけどね。私は前日に「猟奇的な彼女」を4回目見直したばかりだったので一気にそっちの方向に感情が押し流されて泣いてしまいましたが、なんで違う映画で泣かせるかな…。
まさかのチャ・テヒョン登場だったのでビックリするやら嬉しいやら。
XJapanの歌はイランですよ。
DVDでの2回目の感想は→こちら
何をおいてもキャスティングにやられたんですよ。韓国映画で一番好きな「イルマーレ」と、何度観ても発見が有って面白いうえに泣ける「猟奇的な彼女」の両方で全く違う魅力的なヒロイン役をしているチョン・ジヒョン。と、その相手役にDVDジャケ買いしたのが大当たりで、週に4回も観てしまった「火山高」のカワイイヒーローチャン・ヒョク。昨今の異常な冬ソナブームを白い目で見ている私ですが、この二人は大のお気に入りだったので、しかも実は「火山高」のヒロイン役は元々チョン・ジヒョンがキャスティングされていたんですよね。偶然か、必然的にこうなったのか、予告篇観て思わずニンマリしながらジーンときてしまったわけです。
それから9月にチャン・ヒョクが例の兵役逃れ会見で映画界から干されてしまい日本での公開はお蔵入りかと勝手に心配していましたが、無事に公開されホッとしました。
…しかし
面白さ:★★★
この先ネタバレ
全体的にストーリーが破綻をきたしてるという印象でした。
また、監督の前2作「ラブストーリー」と「猟奇的な彼女」がそうであったように3作全部がリンクした場面に加え、「火山高」へのオマージュととれる場面などもあり、今回はどちらかというと特にお祭り色が前面に出ているように思えました。
本作とリンクしている部分
カノンとカノンに似たメロディーの曲 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
ピアノ 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
代筆、代役 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
銃撃戦を二人でかいくぐる場面 「猟奇的な彼女」
雨の場面の描写 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
ダンス 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
前髪を吹き上げる彼女の癖 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
ミョンウと一緒に隙間に挟まる強盗は「火山高」のチャン・リャン役の俳優
広い高原で話の転換期を迎える 「猟奇的な彼女」
安っぽいミニドラマの挿入 「猟奇的な彼女」
塀を乗り越える時に男性の頭を踏む 「猟奇的な彼女」
風になびくカーテン、風でめくれる本、風の伝令 「ラブストーリー」
手を広げる場面 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
名前を連呼して泣く場面 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
生まれ変わり、運命の愛 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」
駅 「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」「イルマーレ」
オチ 「猟奇的な彼女」出会い場面のまんま、しかもキョヌ登場(笑)
3作共通で出ている脇役の他、カメオ出演もたくさん有ったように思うので、きっと他の映画へのオマージュもかなり含んで作られた作品なのだと思います。
こういう面白い部分を生かしてもっとまともなストーリーにしてくれればチョン・ジヒョン迫真の泣きの演技がもっと生きて良い映画になったのでしょうが、あまりにも脚本がお粗末じゃないですかな。
私には“ミニドラマ”部分が長すぎて完全に飽きてしまったので、集中力が切れていろんな嫌な部分に目が行くようになってしまいました。「猟奇的な彼女」くらいの短いミニドラマで良かったのでは?
さぁここから話が架橋に入るぞというミョンウの死の場面が、「ゴースト/ニューヨークの幻」に酷似してヒロインが遺体を抱いて泣き崩れるのを観て嫌ぁな予感が…。すると予感は的中、想像を絶する程クライマックスの完全なパクリへとつながっているんですよね(失笑)
以前「リベラ・メ」を見た時、その映像と音楽があまりにも「バックドラフト」に似すぎていた時に感じた失望感以上に呆れて完全に冷めてしまいました。妙に「ゴースト」と比べ妙に長くてしつこい別れの場面が泣けないだけにまどろっこしい。
で結局別れの場面はパクリだったのね。
紙飛行機による演出もしつこくてウザイし現実離れしすぎ。「なんで同じページがまた飛んでるねん」とか「なんで病室の窓の外を飛んでる紙飛行機を見つけてから着替えて出て追いつけるねん」とか突っ込みたいところの連続で感情移入もなにもあったもんじゃない。
とは言え泣かせる場面はチョン・ジヒョンの演技任せで泣かせるように作ってあるので、なんだかんだ言ってウルウル来ちゃうんですけど、観終わった後ウルウルきてしまった自分が情けなかった。
やっぱり最大の突っ込みたいポイントはオチなんですけどね。私は前日に「猟奇的な彼女」を4回目見直したばかりだったので一気にそっちの方向に感情が押し流されて泣いてしまいましたが、なんで違う映画で泣かせるかな…。
まさかのチャ・テヒョン登場だったのでビックリするやら嬉しいやら。
XJapanの歌はイランですよ。
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私のこの映画の評価はとっても辛口なのですが、トラバしていただいてありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
私も「猟奇的~」はとても好きなのですが、これはイマイチ。。。残念っ
突っ込みどころはいっぱいありましたね♪
”入院中の小鳥の世話は?”などなど(笑)
またお邪魔させていただきます♪
>海さん
イマイチなんですよね、ほんと良い題材なのにもったいない。飛び降りてからは「カンフーハッスル」じゃないですがありえねーの連続ですよね。
私は号泣でした。猟奇がかなり評判が良いので観るのが楽しみです。
トラックバックさせていただきました。
TBありがとうございました。
また 遊びに来まーす。
ご丁寧にありがとうございます。
私も実は号泣だったんですが、私の泣いたポイントはチョン・ジヒョンに泣かされた感じなんですよね(笑)
次はどんな映画に出るのかなぁ。