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メアリと魔女の花

2017-07-10 | 劇場映画れびゅー
ジブリをスピンアウトした米林宏昌監督が、宮崎駿の口出し無しで作った第一作。『メアリと魔女の花』を観てきました。
★★

なんとも残念な第一作となってしまった。

誰もが宮崎駿に期待しているであろうのは、『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』的な映画をまた撮って欲しいと言う期待感。
本人はもうやらないよと言いながらも、期待に応えて作ってくれた『もののけ姫』『千と千尋の神かくし』『ハウルの動く城』はスマッシュヒットを飛ばした。
ジブリはもう映画を作らない、私はもう二度と映画を撮らないと、宮崎駿が宣言をしたので、スピンアウトして映画を作るスタッフ達が出てきたのでしょう。
そして、最初に狙うところは、絶対にヒットする上記の期待に応えた映画。

そんな流れでこの映画が出来たのだと勝手に妄想しています。観終わってからね。

出来たものは、映像は完全にジブリの系譜を引き継いでいるものの、物語の展開、演出は全くグダグダ。
どこらへんの層を狙っているのかと言う決定的な部分でのムラが激しく、基本的には大人が観ても楽しめる風なのに、口が開いてしまうお花畑な場面が時々入るところにセンスを感じない。

ゲド戦記』以上にセルフパロディーと言っていいのか、違う会社になっている以上は師匠の映画のパクリと言っていいのかと言う演出が多いところも、面白くなかった分逆効果。
ジブリ映画で声優経験のある役者さん達を多用しているのも逆効果。

最悪なのは、宮崎駿はまだ映画を撮ると言い始めている。次の映画で最後なのかも怪しい。
この映画よりも評判が良ければ、もうジブリからは後を継ぐ新しい芽が育たない…。



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