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8月の家族たち

2014-04-23 | 劇場映画れびゅー
メリル・ストリープとジュリア・ロバーツがアカデミー賞主演女優と助演女優にノミネートされたのが気になっていた『8月の家族たち』を観てきました。
★★★★

アカデミー賞Wノミネート以外の情報は知らずに観に行ったので、二人以外の豪華なキャスティングに観始めてから期待感が高まった。

ピリピリとした田舎女系家族の吼えあい、ののしり合いが観ている側の心にも傷を付けそう。

ネタバレ
お父ちゃんが出て行ってしまった。
原因は何なんだろう。
みんな心に手を当てて心配するものの、もうひとつ心配なのは一人残されてしまった「やっかいな母親」の存在。
口を開けば酷い事しか言わないし、処方箋薬の過剰摂取で中毒。

自殺の一報が入り、あれよあれよと言う間に葬儀、そして葬儀後の食事の場面。
ここからこの家家族の抱える問題が浮き彫りになる食事の場面。
幼いころに心に傷の有る母親とその三人の娘、そして母親の妹と妹家族。
血の繋がった家族と、血の繋がりの無い側の温度差。
言えない事と、どんなに親密でも言ってはいけない事。

血が繋がっているからこそ、断たれてしまった信頼関係の修復は出来ないのかという期待と失望。

なんて、いろいろ考えながら、自分に置き換えてみたり、納得したり出来なかったり、時には納得せざるを得ない事も有ったりで深い映画でした。



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メリル・ストリープ,ジム・ブロードベント,アレキサンドラ・ローチ,ハリー・ロイド,オリヴィア・コールマン
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