スノーホワイト 氷の王国

白雪姫よりも“悪い魔女”の印象しか残っていない『スノーホワイト』の続編、『スノーホワイト 氷の王国』を観てきました。
★★★★

原題が『Snow White & the Huntsman』から『The Huntsman: Winter's War』になっていることからもわかるように、微妙過ぎたクリステン・スチュワートの白雪姫はクビで、原作と関係のないクリス・ヘムズワース演じるハンツマンと言う存在に超フィーチャーされている。
いくらドライなハリウッドでも、主題のはずの白雪姫を干すなんて。
でもその判断は正解だったようで、薄っぺらいながらも面白い映画に昇華することに成功しています。

倒された“悪い魔女”に代わるのは妹。『アナ雪』人気にあやかった氷の女王（snowではない）が新ヴィランとして登場するのですが、彼女の存在はオープニングからわかりきった予定調和の芯になっていて、楽しみなのは予告編から登場していた姉の復活。
今回こそ、シャーリーズ・セロンの演じるスーパー・ヴィランの為にある映画と言える。

本作はユニバーサル・ピクチャーズの映画なので、ディズニーの『白雪姫』設定とは全く関係の無い展開がベースになっているのですが、テレビドラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』において、突然ディズニーとのタッグが強力になった4thシーズンを並行して観ている最中なので、なんか不思議な感覚。

	スノーホワイト [Blu-ray]
	クリステン・スチュワート,シャーリーズ・セロン,クリス・ヘムズワーズ,サム・クラフリン
	ジェネオン・ユニバーサル