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デッドプール

2016-06-02 | 劇場映画れびゅー
日本での知名度はほぼゼロだったのに、あらゆるメディアを横断するデップー自身によるプロモーションで、上映前からプチムーブメントを巻き起こしている『デッドプール』をIMAXで観てきました。
★★★

面白いけど、首記のプロモーションがハードルを上げ過ぎた感。

お下品過ぎコメディーとしては『テッド』に劣り、暴力的過ぎヒーローものとしては『キック・アス』の系譜に届かない。

爽快感を求めて観に行ったのですが、「やり過ぎ、無責任、無茶苦茶」と言う形容詞を付けるには、急ブレーキとなりそうなビギニング要素が各所に挟まるこの『Part1』はかなり真面目に感じた。
下品過ぎたり、暴力的過ぎる台詞の字幕はソフトに改変されているのも優等生感。

マーベルの中でデッドプールだけの特性とされている第四の壁の突破についても期待していたのですが、そこを強く押し出す演出は少なくて、どちらかと言うとマーベルじゃなくてワーナー系のキャラクターならフツーなレベル止まり。

ちなみに、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』でもライアン・レイノルズが同キャラを演じましたが、酷過ぎたので無かった事になり、本作は完全新作です。

IMAX2Dで観たのですが、これまでにIMAXで観たどの映画よりもフレームレートが低くて、アクションシーンが無茶苦茶観づらかったのもマイナス。
おそらくIMAX用に作ってないよね、これ。

ネタバレ
グリーンランタンのチラ見せに始まるライアン・レイノルズいじりの姿勢や、一応この映画のスピンオフ元の『X-MEN』について「マカヴォイだっけスチュワートだっけ」なんて台詞から、デリケートな突っ込みをふんだんに盛り込んでいて、俺個人としてはそう言うネタでかなり笑えたのですが、そこまで映画好きではない人からしたらどこら辺で笑えばいいのか置いて行かれる映画なのかもしれない。



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ヒュー・ジャックマン,リーヴ・シュレイバー,リン・コリンズ,ダニー・ヒューストン,ライアン・レイノルズ
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