三日目は、いよいよカーニバル!
ヴェネツィアのカーニバルは、他の地域と違ってド派手な催し物よりも、幻想的な街並みに溶け込む仮装と独特な仮面ですよね。
早起きしてリドから本島に渡ると、昨晩はほとんど見かけなかった仮装の地元人がそこここに。そうでなくても海の上に浮かぶ街並みは浮世離れした趣なのに、絵本や映画の中に登場するような格好をした人々(イタリア人だからサマになるわけですが)が闊歩している。
バールの店内では、仮装した人々がくつろいで楽しそうに会話をしている。
よく、ヴェネツィアはこの世とは思えない美しい街と言われるけれど、この日の記憶は夢か幻か。あれは実体験だったんですよね?
時が経つにつれ、夢だったのかも知れないと思えてなりません。
いや、大げさじゃなく。
前回の記事にも少し書きましたが、カーニバルの日程は復活祭に合わせて毎年変わるのだそうで、2月の中旬を目処に2週間程度開催されています。
一日早く着いていたらこんな経験も出来なかったんですよね。
怒涛の格安周遊ツアーでは滅多に無い幸運だそうで、ホテルの宿泊費はピークのはず。
格安予算で足りていたのでしょうか。
という訳で、サンマルコ広場を中心に街並みと仮装を見て楽しんだのですが、俺たちはツアー客。
行きたくなくても土産物屋には連れて行かれてしまう。
格安ツアーの旅行代理店と土産物屋のバックマージン云々が気になるところ。
ミラノでも革製品屋に連れて行かれましたが、特にヴェネツィアの土産物屋は日本のヤクザとの繋がりがどうのこうのと聞いた事があるだけに、ちょっとドキドキモード。
ヴェネツィアングラスの工房風なところで、土産用のガラス細工を作ってるところを見せてもらい(屋台のアメ細工みたいな安物だけど嬉しい演出)、壁一面に陳列されたド派手なガラス食器やら置物、天上一面のシャンデリアを堪能することが出来て、これはこれで良かったかな。
どれだけ本当の価値があるものなのかはさっぱりですけど、ヴェネツィアといえばガラスというところもあるし、旅の思い出として初めての方は押さえておくべきかも。
※本来はムラーノ島で作っています。
で、絶対買わない!と決めていた俺ですが、ヴェネツィアングラスの価値なんて全くわかってないのに、乗せられて買っちゃいましたよ。
タンブラーとグラスのセット…。
親が喜ぶかなぁ??なんてウキウキしながら。
あれって、本来の価値はいかほど?
母は未だ使わず、水屋の中に大切にしまってはります…。
つか、あんなド派手な色(赤)のガラス食器は実用的じゃないよなぁ、貰ったほうも飾るしか…。
旅行初心者は浮かれちゃってダメですねぇ。
はてさて、観光ですよ観光。
ヴェネツィアと言えばため息橋やらリアルト橋、ビザンチン様式が珍しいサンマルコ寺院に、海に向かって聳え立つ支柱。
その辺は俺が書くよりガイドブックを見ていただければ良いことか。
とりあえず一通り観光ポイントや美術館を抑えた後、野郎四人で“観光客用”ゴンドラに乗り込んでみたり。
迷路のような狭い路地をくまなく散策してみたり。
この時、自分の方向感覚が異常に良い事を指摘され、初めて自覚しました。
どこに行っても仮装をした人に出くわして、やっぱりファンタジーの世界に居るんだなぁとはしゃぐ野郎4人組の汚いこと。
なんでこんな奴らと!と憤りを感じたり、まぁいろいろ有りました。
そんな中俺は顔にカーニバルのメイクをしてもらって、一番浮かれてたわけで。※この人は俺じゃないよw
夕方からはサンマルコ広場を使ったステージで、仮装をしたバンドの演奏やら、中世のコスプレ劇が。
この広場は、時期が悪いと海面が上昇して水に浸かってしまうのですが、今回は全くそれも無く、陽気なイタリア人に混じって楽しいひと時。
晩飯は、奮発しましたよ!
フェニーチェ劇場入り口横の気取ったリストランテでのディナー。
実は、この旅行の10日程前にフェニーチェ劇場が全焼したばかり!
170年前に全焼から再建、復活を遂げた、まさにフェニーチェ(フェニックス)劇場ですが、まさかこんなタイミングでまた全焼してしまうなんて。
まだほとんど整理のついていない火災現場は生々しく、歴史的な一コマに触れた瞬間でも有ったようで、不謹慎なので嬉しかったなんて書くとマズイか。
カーニバルで世界中の観光客が集まっているのに、この人気リストランテは集客元が全焼した直後でガラガラ(汗)
一応予約して行きましたが、していなくても入れたかもしれない。
美味そうなもの頼んで(イタリア語は解らないけどメニューの読み方だけは勉強して行った)、ワインも飲んで、楽しい食事を終えたら呼んでも無いのにシェフが挨拶しに来てくれはりました。
よっぽど暇だったのかな?
ちなみに、現在のフェニーチェ劇場は、有志の寄付でまたもや華麗なる復活を遂げているそうです。
ヴェネツィア2泊目の夜は更け、その4へ続く…
←その2に戻る その4へ進む→
ヴェネツィアのカーニバルは、他の地域と違ってド派手な催し物よりも、幻想的な街並みに溶け込む仮装と独特な仮面ですよね。
早起きしてリドから本島に渡ると、昨晩はほとんど見かけなかった仮装の地元人がそこここに。そうでなくても海の上に浮かぶ街並みは浮世離れした趣なのに、絵本や映画の中に登場するような格好をした人々(イタリア人だからサマになるわけですが)が闊歩している。
バールの店内では、仮装した人々がくつろいで楽しそうに会話をしている。
よく、ヴェネツィアはこの世とは思えない美しい街と言われるけれど、この日の記憶は夢か幻か。あれは実体験だったんですよね?
時が経つにつれ、夢だったのかも知れないと思えてなりません。
いや、大げさじゃなく。
前回の記事にも少し書きましたが、カーニバルの日程は復活祭に合わせて毎年変わるのだそうで、2月の中旬を目処に2週間程度開催されています。
一日早く着いていたらこんな経験も出来なかったんですよね。
怒涛の格安周遊ツアーでは滅多に無い幸運だそうで、ホテルの宿泊費はピークのはず。
格安予算で足りていたのでしょうか。
という訳で、サンマルコ広場を中心に街並みと仮装を見て楽しんだのですが、俺たちはツアー客。
行きたくなくても土産物屋には連れて行かれてしまう。
格安ツアーの旅行代理店と土産物屋のバックマージン云々が気になるところ。
ミラノでも革製品屋に連れて行かれましたが、特にヴェネツィアの土産物屋は日本のヤクザとの繋がりがどうのこうのと聞いた事があるだけに、ちょっとドキドキモード。
ヴェネツィアングラスの工房風なところで、土産用のガラス細工を作ってるところを見せてもらい(屋台のアメ細工みたいな安物だけど嬉しい演出)、壁一面に陳列されたド派手なガラス食器やら置物、天上一面のシャンデリアを堪能することが出来て、これはこれで良かったかな。
どれだけ本当の価値があるものなのかはさっぱりですけど、ヴェネツィアといえばガラスというところもあるし、旅の思い出として初めての方は押さえておくべきかも。
※本来はムラーノ島で作っています。
で、絶対買わない!と決めていた俺ですが、ヴェネツィアングラスの価値なんて全くわかってないのに、乗せられて買っちゃいましたよ。
タンブラーとグラスのセット…。
親が喜ぶかなぁ??なんてウキウキしながら。
あれって、本来の価値はいかほど?
母は未だ使わず、水屋の中に大切にしまってはります…。
つか、あんなド派手な色(赤)のガラス食器は実用的じゃないよなぁ、貰ったほうも飾るしか…。
旅行初心者は浮かれちゃってダメですねぇ。
はてさて、観光ですよ観光。
ヴェネツィアと言えばため息橋やらリアルト橋、ビザンチン様式が珍しいサンマルコ寺院に、海に向かって聳え立つ支柱。
その辺は俺が書くよりガイドブックを見ていただければ良いことか。
とりあえず一通り観光ポイントや美術館を抑えた後、野郎四人で“観光客用”ゴンドラに乗り込んでみたり。
迷路のような狭い路地をくまなく散策してみたり。
この時、自分の方向感覚が異常に良い事を指摘され、初めて自覚しました。
どこに行っても仮装をした人に出くわして、やっぱりファンタジーの世界に居るんだなぁとはしゃぐ野郎4人組の汚いこと。
なんでこんな奴らと!と憤りを感じたり、まぁいろいろ有りました。
そんな中俺は顔にカーニバルのメイクをしてもらって、一番浮かれてたわけで。※この人は俺じゃないよw
夕方からはサンマルコ広場を使ったステージで、仮装をしたバンドの演奏やら、中世のコスプレ劇が。
この広場は、時期が悪いと海面が上昇して水に浸かってしまうのですが、今回は全くそれも無く、陽気なイタリア人に混じって楽しいひと時。
晩飯は、奮発しましたよ!
フェニーチェ劇場入り口横の気取ったリストランテでのディナー。
実は、この旅行の10日程前にフェニーチェ劇場が全焼したばかり!
170年前に全焼から再建、復活を遂げた、まさにフェニーチェ(フェニックス)劇場ですが、まさかこんなタイミングでまた全焼してしまうなんて。
まだほとんど整理のついていない火災現場は生々しく、歴史的な一コマに触れた瞬間でも有ったようで、不謹慎なので嬉しかったなんて書くとマズイか。
カーニバルで世界中の観光客が集まっているのに、この人気リストランテは集客元が全焼した直後でガラガラ(汗)
一応予約して行きましたが、していなくても入れたかもしれない。
美味そうなもの頼んで(イタリア語は解らないけどメニューの読み方だけは勉強して行った)、ワインも飲んで、楽しい食事を終えたら呼んでも無いのにシェフが挨拶しに来てくれはりました。
よっぽど暇だったのかな?
ちなみに、現在のフェニーチェ劇場は、有志の寄付でまたもや華麗なる復活を遂げているそうです。
ヴェネツィア2泊目の夜は更け、その4へ続く…
←その2に戻る その4へ進む→
映画も旅行もしっかりブログに残そうと思って書き始めたんですけど、なかなか旅行の記事に手が回らなくて。
ようやく書き始めたのが11年も前の旅行だなんて、しかも一日一記事ずつ書いて自分でハードル上げてしまいました(汗)
グラスも同じものかもしれないです(笑)
ちょうどカーニバルの2月に旅行されて羨ましいです!(^^)!
私も一度は、カーニバルの時期に行ってみたいと思っているのですが、中々暇とお金が(笑)ありません。
仮面舞踏会みたいで、男の人もお化粧をして着飾って、素晴らしい~!夜遅くまで皆さん楽しんでいる様子が分かります(^^♪
ヴェネツィアングラスの工房は、同じ所ですね、やっぱり買われましたか!。
グラスの周りが金で縁取られて、花が浮き出ている模様。
実用的ではないですよね、でも記念にね!
ブログで残しておくと、後で見るのが懐かしく感じられ楽しさも倍になりますね(ルン)