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7つの贈り物

2009-02-27 | 劇場映画れびゅー
なんか知らんけど今度のウィル・スミスはプレゼントをくれるんだそうで、次は“俺様サンタ”?かと思いながら『7つの贈り物』を観てきました。
★★★★

何も知らない方が楽しめるので、久し振りにいきなりネタバレ全開で。

ネタバレ
何の説明もなく始まり、観ているうちに二つの事が分かってくる。

一つは、この男が何らかの交通事故で妻を失い、人生に絶望して命を断とうとしている事。
もう一つは、その前に全ての財産を困っている善良な人の為に役に立てようとしている事。

いろんな彼の行動を観ていてその辺が分かってくるので、その調子でその先の展開を想像しながら観ていたら、予想外の結末に涙涙。
だいたい想像がつくように作られてるんだけど、幸せな結末に転じてくれたら良いなと思っていたところで…。

上手いのは、彼の側の人物達の台詞に騙されるんですよね。
よーく考えると、違う意味にも取れる台詞ばかりで、例えば弟に発見されてしまった時の、「他人の人生をもて遊ぶような事をするのはやめてくれ!」という台詞。
まるで彼が遊びでやってたのかと戸惑ってしまうような台詞ですが、実は弟に臓器を提供して借りを作り、彼のバッジを使って別の人物にいたずらをしているんじゃないかと勘ぐった弟の勘違いからきた台詞なんでしょう(推測)。
でも、エンディングまで観ないとそんな事は推測出来ない作り。
こんな台詞がたくさん散りばめられていて、すっかり翻弄されてしまいます。
で、嘘は一切無いんよな。

他人にあげるのはお金とか財産なんだと思ってたら、実はその中に臓器も含まれてると分かるのは後半になってから、それも骨髄だけしか描かないので上手くぼかしてる。
ほんとその辺が上手いなぁ。

贈り物の数が7つだって事を最初から観客に教えてるところにもかく乱されてしまって、「えーと、今4人だからあと3人?」なんて数えてるところに急展開。

絶望の果てに見出したエミリーとの愛も、彼の心臓が無ければ彼女を失ってしまうだなんて、切なくて切なすぎて平日ガラガラのレイトショーで大泣きしてしまいましたw

死んで臓器を捧げるなんてのは想像を絶するというよりも想像したくない域。
面白かったけど、重すぎるのでもう観たくないな。



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