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キングスマン

2015-09-15 | 劇場映画れびゅー
予告編から伝わってくるキレキレ感が半端なかった『キングスマン』を観てきました。
★★★★

マシュー・ヴォーン監督がヤリちぎった感。本人にもかなりの達成感が有りそう。
スパイはスパイでもあくまで英国紳士の気品が必要という設定は、イギリス時代に組んでたガイ・リッチーと同じく、本当は“ええところの出”なマシュー・ヴォーンならではなカラーが背景に有利に反映されているように思う。

ガイ・リッチーと言えば映像で遊んだ演出の上手さを思い出しますが、元仲間なマシュー・ヴォーンは『レイヤー・ケーキ』関係でそこから派生した作風になっているような印象。
キック・アス』で確立したスピード感溢れるキレキレアクションと、カッコ良く動きまくるカメラの視点に、今回オシャレ具合や上品なユーモアが加わって、どこを取っても見応えがある映画に仕上がっています。
ただし、かなりに暴力的な場面の連続を観る人の感性に訴えてオシャレに表現している大人向けの映画ですので、感性が左右されてしまう成長期の子供たちには観せないように。

キャストに関しては、まさかコリン・ファースの紳士キャラがこんなにもスパイアクションに嵌るなんて。またマイケル・ケインかよ。『アベンジャーズ』の裏で間逆の役やってて楽しそうなサミュエル・L・ジャクソン。『スターウォーズ』の前に話題づくりかマーク・ハミル。と言う印象。
主役の青年の身体能力が異様に高いので、実はスタントマンなのかとか思いながら観ていたのですが、今の世の中VFXで何とでも出来るからそう思わせるってところも地味に凄いよね。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が70'sポップスにフィーチャーして成功したのに倣ったのか、本作は80's英国ポップスに微妙に斜めから焦点を当てているので、好きな方はオープニングの『Money for Nothing』から一気に持って行かれてしまうことでしょう。



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