そーれりぽーと

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イタリア的、恋愛マニュアル

2007-09-03 | 劇場映画れびゅー
タイトルに“イタリア”なんて入ってると、とりあえず観たくなるイタリア好きな性分で、『イタリア的、恋愛マニュアル』に飛びついて観てきました。
★★★★

奔放で感情の起伏が漫画的なイタリア人達が、4つのショートストーリーの中で様々な時点での恋愛模様をみせてくれるイタリア製ラブコメディー。

どちらかというと女性目線。
笑ってドキドキして、最後にハッピーな気持ちにさせてくれるけど、他人の恋愛話に浮かれてる場合ちゃうよな、あほか俺w

イタリア人はやっぱり楽しい。

押しの強いイタリア人男性は、時にストーカーのように、時に道化師のように、日本人の恋愛感覚からは程遠い行動をみせる。
片や女性の積極的なところは頼もしくも怖くもw

ネタバレ
4つの話はそれぞれあまり関わりが無いんだけど、リレーのようにストーリーが変わっていくところも楽しく、街行く人々の恋愛模様を自然に描いているよう。
最後には繋がって、リング状に仕上がるのが洒落てる。

めぐり逢って
出会いから愛が成就するまで。
「こんな事したら、日本じゃ絶対ストーカーとしか思われない」と言う様なストーキングで女性を落とす無職の青年。
もうね、びっくりですよ。
背後から忍び寄る場面なんてほとんどスリラー。
出会いはどうあれ、幸せになって良かったね…でも、相手の話を聞かない夫と長く続くんだろうか…。

すれ違って
倦怠期の夫婦を妻目線で描いている。
第一話『めぐり逢って』の夫婦がこの先たどりそうな他人に興味の無い夫と、その事に不満を募らせる妻の悩み。
何年も一緒に居るとお互い妥協も必要になってくるよねぇ、でも心は繋がってるから良しとするかとでも言いたそうな結論。
『めぐり逢って』の夫婦と違うところは、子供が居ないところ。

よそ見して
浮気の疑惑。
“絶対にあの人は私を裏切らない”
そう高を括って、自分はテレビでキャスターを見ながら夫以外を妄想していた婦人警官が、旦那の浮気を知り、子供を連れて家を飛び出す。
厳しい交通取締りで憂さを晴らしても気持ちは治まらなかったが、キャスターと寝てみたら夫を許せた。

棄てられて
文字通り、捨てられた夫が次の愛へと移行する様子を描く。
理由も告げずに妻が出て行ってしまった。
小児科医の夫は、悩みを相談する相手もおらず“恋愛マニュアル”というCDブックに手を出し、アドバイス通りにやってみようとするが上手くいかない。
自暴自棄になり、妻なんてどうでも良くなった時に新たな愛が…。



ラブ・アクチュアリー

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