ザ・ライト ～エクソシストの真実～

震災の影響で公開延期になってた『ザ・ライト ～エクソシストの真実～』が公開されたので観てきました。
11日前に。
★★★★

うほぉおっ！まさかの無いと思ってた観たかった展開！
個人的に大興奮でした。

新人エクソシストが生まれるまでのストーリーということで、アンソニー・ホプキンス演じるエクソシストと信心深くない新人の修行を描いた単純な話を想像していたのですが、何度も目の前で起きている超常現象を全く信じようとしない新人エクソシストが主人公と、なかなか捻くれたアプローチで描かれ続けていく前半は良い意味で予想を裏切る。

ただし、この映画の真の見所は後半。
前半の展開も、ストーリーもどうでも良くなるレベル。

公開が延期されていた理由は、「人は真実よりも嘘を好む」って台詞のせいかな？
でも、この言葉って今こそ一番ドキッとさせられます。
原発の被害状況、真実は笑って日本で生活していられるレベルなんだろうか。

ネタバレ
百戦錬磨のエクソシストはコロッと悪魔に憑かれて、それまでのアンソニー・ホプキンスの芝居も感心しながら観ていたところで、憑かれてゲロゲロな芝居のショータイム。
スゲーのなんの、『ハンニバル』幕開けの舞台だったイタリア（あれはフィレンツェだけど）での気合入りまくりなイタリア語芝居だけでも十分満足していたのに、有り得ない重鎮の悪魔憑依芝居で怖いってよりも感動し通しなクライマックスでした。

あれはもう怪演ってレベル超えてる。
元気な内にやってくれてありがとう！
アンソニー・ホプキンス万歳！

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