そーれりぽーと

映画、旅行、植物など気の向くまま

新作映画の満足度は最高★5つで表示

G.I.ジョー

2009-08-08 | 劇場映画れびゅー
G.I.ジョー』って、米国の女の子が可愛いバービーで遊ぶように、男の子がカッコイイ兄ちゃんの人形でお人形さん遊びするアレでしょ?日本じゃ考えられない文化だけど。
男の子用人形って、日本ではロボットとか戦隊ヒーローモノ、もしくはウルトラマンやら筋肉マンやらプロレスラー(古過ぎw)やらがフツーで、青年の人形で遊ぶなんて有り得ん世界。
バービーに対抗して作られた軍隊の広報キャラだから、そういう国では有りっちゃ有りなのかと理解していた、そんな『G.I.ジョー』の映画版は、予告編を見る限り開き直って「どこが軍隊やねん」なVFXバリバリのスーパーヒーローモノと化しているようなので、ちょっと気になって観てきました。
★★★★

ちょっと勘違い。
ベースは人形じゃなくて、『トランスフォーマー』同様、80年代に人形をベースにアニメ化されていて、そのアニメをベースに今回映画化したのだそうな。
それも『ハムナプトラ』シリーズのスティーブン・ソマーズ監督の手によって。

結果、VFXバリバリのアクションを勢いで描き切る、どうやったら面白くない映画になるよってくらいに“勢い100%”の娯楽大作に仕上がってます。
なーんも考えずに観たら「しょーもな」って言葉は出てこないと思う。

超能力を使うわけでなく、妙に現実に固執した“リアル風”な描き方が「もしかしてアリ?」と思わせてしまう。
絶対無いんだけどw

映画好きにとって特に楽しめるのは、古今東西ありとあらゆるヒーロー映画、アクション映画、スペースオペラからオイシイところをパクリまくってるところ。
目くじら立てずにその辺をチェックしまくってもイイかもね。
キャラクター設定、身のこなし、キャラクターの外見、衣装、メカ、武器、知ってる人にはわかるオイシイ配役、どこかで観たシチュエーションのてんこ盛り。
こんなにデジャヴに見舞われまくる映画は無いってくらい。
“全部入り映画”と名付けても言い過ぎじゃない。

『ハムナプトラ』シリーズが派手で大好き(は微妙)な、単純な俺としては、アーノルド・ヴォスルーが悪役の端役で、ブレンダン・フレイザー(また気を抜いて太り過ぎ)がヒーロー側の超端役で出演してたところや、スケールのでか過ぎるVFX映像がスティーブン・ソマーズ監督らしくて、ただただ爽快なところが超気に入りました。
当然『ハムナプトラ』から引用しているような場面もありまくり。

裏を返せば、VFXが無ければどうよって話ですが、最近のこの手の映画はみんなそう。



GI・ジョー THE STORY OF G.I.JOE [DVD]

オルスタックピクチャーズ

このアイテムの詳細を見る

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 98年GW3度目のイタリア、... | トップ | ガンダムってよくわかってな... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どちらかというと… (KLY)
2009-08-09 10:45:30
『ハムナプトラ』からもですが、ナノマシーンに金属が食われるのは『地球が静止する日』と
同じ映像効果でしたね。
まあ、突っ込み所満載ではあるんですが、私も
「ハムナプトラ」シリーズは全部観てますし、
結構嫌いじゃないです。というか、監督の作品
は観た後に連れと一緒にあーでもないこーでも
ないと突っ込んで楽しむものだと思ってます。(笑)
返信する
>KLYさん (そーれ)
2009-08-10 23:14:15
どうもです!
>『地球が静止する日』
ナノマシンの設定から、まんまですねw
同じ年に早速パクってる辺りが開き直ってて逆にいいですw
パロディー映画のマーロン・ウェイアンズがフツーの役で出てるからオカシイなぁと思ってたら、やっぱりパロディー映画だったみたいな感じで。
スネークアイって多くの人がバットマン風だとかダースベーダー風だとか書いてられますが、丸くてデカイ頭にムキムキコスチュームは俺にはずっとニンジャタートルズに見えましたw
ソフト化されたらやっぱワイワイ言って観そうですねぇ。
返信する