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ハプニング

2008-07-25 | 劇場映画れびゅー
前作では散々な称号を与えられたM・ナイト・シャマラン最新作『ハプニング』を観てきました。


史上最低のM・ナイト・シャマラン映画。
好きなシャマランの映画だからこそ、『レディー・イン・ザ・ウォーター』ではこういうアプローチがあっても良いじゃないかと、否定的な意見の多い中でも俺は受け入れたけれど、本作を観ると「もう才能は枯渇した」と言わざるを得ない酷さだった。

ネタバレ
無意味にオカルト。
次々に人が自殺していく、不気味で恐ろしい現象。
ただそれで驚かす、気持ち悪い展開。それだけの映画を作るのなら俺はシャマランにはそんなものを求めていないし、そんなのは観たくない。

邦画では使いつくされた環境破壊に対する自然の抵抗、植物の反乱がテーマ。
何のミステリー性も感じさせず、冒頭の木々のざわめきで一番最初に想像させる一番面白く無い答えにガッカリ。
つか、予告編を観た段階で「これはありえないから」と想像する候補から最初に外すような答えでしょう。

この謎解きがテーマでは無い!本質は別のところに有るんだ!と、もし言う方が居るなら、これまでのシャマラン映画の傾向を加味した上で教えて欲しい。
人間ドラマが特に素晴らしかった訳でもなく、身近な人が死んでいく恐怖を“ただ観客を怯えさせる為だけに使っている事”に他の意味があるのか。
何の根拠も無くたまたま主人公が生き残ったクライマックスの肩透かしっぷりと、「実は始まりに過ぎない」とそれこそ何十年も前からオカルト映画で使いつくされてきた終わり方にオマージュ以上の意味があったのかと。

「環境破壊はいけません!」
ただ、それだけを言いたかったから作った。
なんて言われたら、「もっと違うアプローチでメッセージを伝えろ」と言いたい。
中身について一切話せないシャマランの映画を、観た人と観てない人が話題に出来る訳がないだろう。

曖昧な人数制限のルール、あんな目にあっても尚部屋に植物を置く家族。
蜂達が死体すら残さずに居なくなった事には、何の意味が有ったんだろうか。
目くらましに用意された細工が、全く意味を為さないなんて、シャマランは本当に終わったのかもしれない。



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2 コメント

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映画 (rozyar)
2009-06-05 10:43:55
先日『ハプニング』見ました。
以前から見たかったのですがすっかり忘れてしまっていて

私は案外楽しむことができました。


『自然界の出来事を理論的に証明することはできない』

数学の教師と理系の教師がメインとして進んでいくのがミソですよね

「テロの仕業だ」「生存率は62%」「植物と風の仕業だ」というのも結局は憶測でしかなく、なぜ急におさまったのかというのもわからない

これは私の憶測ですが最後に妊娠検査のシーンがありましたよね
固有個体数保存の法則(自然界に存在する生物数は一定に保たれる)というのを監督は意識したのではないかと思うのですが
ある生物が爆発的に増えたために人間に被害がでたのではないかと…

ただ予告編であれだけミツバチを強調していたのだから、本編とは直接関係なく自然現象の一つとして片付けるのはどうかと思いましたけど
返信する
>rozyarさん (そーれ)
2009-06-05 20:26:03
どうもです!
>ある生物が爆発的に増えたために人間に被害がでたのではないか
まさにそれと、環境破壊を繰り返す人類に対する地球のアレルギー反応が監督の意図したこの映画のキモの部分だと思います。
テーマは理解出来るんですが、これまでのシャマラン映画と比べると緻密さが劣化し過ぎていて、想像を裏切るのではなくて期待が裏切られた感覚。
好きな監督だっただけに悲しくて仕方が有りませんでした。
返信する