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GODZILLA/ゴジラ 3D

2014-07-29 | 劇場映画れびゅー
『ゴジラ』60周年にハリウッドによる二度目の映画化。
今度はマトモなのを作ってくれたの?『GODZILLA ゴジラ』をIMAX3Dで観てきました。
★★★★★

★5つ振り切る勢いの、大・満・足!

いかにもオリジナルを理解した人が作った、オリジナルの精神をバンバン感じるモンスター・パニック映画に仕上がっていて、前回のイグアナ・“マグロ大好き”・ゴジラとは大違い。

先の震災による津波や、原発事故を経験した我々にとっては観るのも辛い場面も有りますが、初代『ゴジラ』が持っていたメッセージ性を「配慮」と言う事で霞ませず継いで世界に発信した事は重要。
大勢人が亡くなってしまう場面では、あまりにリアルで感情がコントロール出来なくなってボロボロ泣きながら、でも次は何が起きるのか息をつかせず攻め続けてくるから感傷に浸っている間は与えてくれない。

ゴジラが登場するまでの、廃墟となった日本の街のリアルさや、想像の斜め上を突き進む展開の連続にメロメロになりきった後で、ここからが本番とばかりに登場するゴジラ。
どんどん面白さは増す一方で、最後は面白すぎて泣いてました。

原発の炉の外観がアメリカみたいなサイロ状で変だったのと、展開重視でターゲットにされる放射性物質の偏り具合に違和感があったのだけが惜しいなぁ。

ネタバレ
映画が始まる前に流れるIMAXのオープニングロゴムービーが激しく揺れる。
また新しくなったのかな?と思っていたら最後にゴジラの咆哮で一気に持って行かれてしまいました。
映画会社のロゴムービーがその映画に合わせてカスタマイズされることはよくあるけど、IMAXのでやられるとは、不意を打たれて始まる前から鳥肌。

絶対に楽しみたい映画の場合は事前情報をシャットアウトして臨むので、日本の原発に寄生していたのがゴジラじゃなかった?!と言うサプライズに驚愕。マジ驚愕。
と言うことは、もしかして対決モノ?イキナリ対決モノなの?みたいな。

最近のハリウッド映画らしく特撮は一切使わずにVFXに置き換えているものの、キグルミ風なゴジラの動きや特撮風な破壊の仕方、クライマックスまで口から光線吐くのを控えてる辺り、作り手の日本の特撮モノへの愛を感じました。

エンドロールにエントリーされていた宝田明はどこに居たのかとクグッてみたら、出演シーン全部カットされてしまったとの情報。残念過ぎる。
パッケージングされた時のボーナス映像に期待ですね!
続編にラドンとモスラとキングキドラが出る事が決定しているらしいので、間違いなく宝田明も参戦するでしょう!楽しみ!



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