和製ホラーの中でも特に“ぬるい”設定と強引な結末で呆れさせてくれる「着信アリ」シリーズ。
「転送スレバ、死ナナイ」と言えば映画「リング」増殖の法則と同じなので、今回は一気に犠牲者が増えるのを半ば期待して「着信アリ Final」を観てきました。
★★
元々、どちらかと言うと対象年齢が低目なシリーズでしたが、今回は修学旅行の高校生達を中心に物語が展開する事もあって「学校の怪談」に美々子が絡んでくる感じ。
狭い空間での群集の心理を、多感な時期の高校生達を使ってリアルに描いている点だけは見ごたえがあったけれど、ホラー映画としては所詮「着信アリ」という印象で、クライマックスのゴタゴタはいつも通り呆れた。
期待していた増殖については、「転送は1件だけでOK、しかも再転送不可」という親切(?)な設定がある為に無かった…。
すっきりさせたいので後はネタバレ全開で。
ネタバレ
「着信アリ2」からの伏線は、本人以外の人物が電話を取ると代わりに死ぬというアンジヌの台詞のみで、「着信アリ2」自体は無かった事になっている。
「着信アリ2」で美々子を上回る怨霊として出てきたリ・リィと美々子の共演を期待していたのですが、名前すら出てこないのでがっかり(悲)
がっかりと言えば、美々子に殺される時のお約束、財津一郎の“キビシーッ!”ポーズが今回も出そうで結局一度も出なかったのにもがっかり。
ついでに言えば、インテルのテレビCMで「あ痛いっ!あ痛いっ!」とサボテンに突付かれて言っていた男の子が、いつその台詞を言うかワクワクしながら観ていたのに言わなかったのにもがっかり(「トリック 劇場版2」の影響受け過ぎ?)
今回の突っ込みどころの目玉は、なんと言っても呪いの仕組みの変化。あまりに不条理なので、無理やり理解してみる事にした。
例の着メロはいつも通り。
その場で電話を取るか、取らなかった場合は留守電を確認すると本人の声で未来のメッセージが聞ける。これもいつも通り。
かけ終わってみると何故か画面にはメールが表示されている。
ここは新しいようだけれど、よく考えてみると1作目から添付画像や動画ファイルが表示されたりしていたので、メールも以前から同時に着ていたのかもしれない…とここで無理やり理解してみる。ちょっと苦しいけど。
となると、転送すれば死なないというところだけが新ルールで、これは明日香が考えて美々子が追加したルールかな?
後半、いきなりメール画面が表示されているのは、きっとカメラが回り込んで来る前に受信フォルダを開いたに違いない!(汗)
黒木メイサがメール受信を「着信」と言う台詞なんかはかなり苦しかったけど、タイトルが変わってしまうので目をつぶっておこう。
次に、最大の突っ込みどころの美々子退治。これは理解のしようが…。
「美々子が巣つくう明日香のパソコンに大量のメールを送ればフリーズするじゃん!」という安易な発想のもと繰り広げられるおバカな展開。
脚本書いた人はきっと昨年の「電車男」ブームをヒントに考えたんでしょうけれど、ネット自体をよくわかっていなさ過ぎ(笑)
掲示板にソースも無くあんな書き込みしたところで馬鹿にされて放置されるのがオチ。個人のメールアドレスに対してみんなでメールを送るだなんて証拠が残るようなマネをする人がいるわけが無い。
だいたいメール本文が「がんばれがんばれ」「みんながついているよ」って、美々子宛に送ってるんですけどわかってるの?
仮にみんなでDDoS攻撃を成功したとしても、プロバイダーのサーバーが落ちるだろう。でも、美々子はバッテリー抜いて半分にへし折ったケータイにだって平気で電話をかける事ができるような電磁波怨念なのに、サーバーが落ちようとパソコンがぶっ飛ぼうと関係無いような気が…。
せめて爆発した後で、“キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!”って花火上げてくれたらまだ笑えた。
今回Finalという事でこのシリーズを終わらせたようですが、美々子役の子が大きくなりすぎたので無理やり退治したように感じた。
次回作は「着信アリ2」のリ・リィがさらにワールドワイドで大活躍ということで決定!?
「転送スレバ、死ナナイ」と言えば映画「リング」増殖の法則と同じなので、今回は一気に犠牲者が増えるのを半ば期待して「着信アリ Final」を観てきました。
★★
元々、どちらかと言うと対象年齢が低目なシリーズでしたが、今回は修学旅行の高校生達を中心に物語が展開する事もあって「学校の怪談」に美々子が絡んでくる感じ。
狭い空間での群集の心理を、多感な時期の高校生達を使ってリアルに描いている点だけは見ごたえがあったけれど、ホラー映画としては所詮「着信アリ」という印象で、クライマックスのゴタゴタはいつも通り呆れた。
期待していた増殖については、「転送は1件だけでOK、しかも再転送不可」という親切(?)な設定がある為に無かった…。
すっきりさせたいので後はネタバレ全開で。
ネタバレ
「着信アリ2」からの伏線は、本人以外の人物が電話を取ると代わりに死ぬというアンジヌの台詞のみで、「着信アリ2」自体は無かった事になっている。
「着信アリ2」で美々子を上回る怨霊として出てきたリ・リィと美々子の共演を期待していたのですが、名前すら出てこないのでがっかり(悲)
がっかりと言えば、美々子に殺される時のお約束、財津一郎の“キビシーッ!”ポーズが今回も出そうで結局一度も出なかったのにもがっかり。
ついでに言えば、インテルのテレビCMで「あ痛いっ!あ痛いっ!」とサボテンに突付かれて言っていた男の子が、いつその台詞を言うかワクワクしながら観ていたのに言わなかったのにもがっかり(「トリック 劇場版2」の影響受け過ぎ?)
今回の突っ込みどころの目玉は、なんと言っても呪いの仕組みの変化。あまりに不条理なので、無理やり理解してみる事にした。
例の着メロはいつも通り。
その場で電話を取るか、取らなかった場合は留守電を確認すると本人の声で未来のメッセージが聞ける。これもいつも通り。
かけ終わってみると何故か画面にはメールが表示されている。
ここは新しいようだけれど、よく考えてみると1作目から添付画像や動画ファイルが表示されたりしていたので、メールも以前から同時に着ていたのかもしれない…とここで無理やり理解してみる。ちょっと苦しいけど。
となると、転送すれば死なないというところだけが新ルールで、これは明日香が考えて美々子が追加したルールかな?
後半、いきなりメール画面が表示されているのは、きっとカメラが回り込んで来る前に受信フォルダを開いたに違いない!(汗)
黒木メイサがメール受信を「着信」と言う台詞なんかはかなり苦しかったけど、タイトルが変わってしまうので目をつぶっておこう。
次に、最大の突っ込みどころの美々子退治。これは理解のしようが…。
「美々子が巣つくう明日香のパソコンに大量のメールを送ればフリーズするじゃん!」という安易な発想のもと繰り広げられるおバカな展開。
脚本書いた人はきっと昨年の「電車男」ブームをヒントに考えたんでしょうけれど、ネット自体をよくわかっていなさ過ぎ(笑)
掲示板にソースも無くあんな書き込みしたところで馬鹿にされて放置されるのがオチ。個人のメールアドレスに対してみんなでメールを送るだなんて証拠が残るようなマネをする人がいるわけが無い。
だいたいメール本文が「がんばれがんばれ」「みんながついているよ」って、美々子宛に送ってるんですけどわかってるの?
仮にみんなでDDoS攻撃を成功したとしても、プロバイダーのサーバーが落ちるだろう。でも、美々子はバッテリー抜いて半分にへし折ったケータイにだって平気で電話をかける事ができるような電磁波怨念なのに、サーバーが落ちようとパソコンがぶっ飛ぼうと関係無いような気が…。
せめて爆発した後で、“キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!”って花火上げてくれたらまだ笑えた。
今回Finalという事でこのシリーズを終わらせたようですが、美々子役の子が大きくなりすぎたので無理やり退治したように感じた。
次回作は「着信アリ2」のリ・リィがさらにワールドワイドで大活躍ということで決定!?
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1点にしたかったけど、堀北真希ちゃんのおかげで1点プラスしましたぁ~
メール攻撃している人たち自身が面白くて笑いこらえてましたよ(笑)電車男かと
ホラー映画に免疫無い人にはこういうのでも怖いんでしょうね。
私はゾンビ映画に関しては怖くて全く観れないので偉そうな事言えませんけど。
堀北真希大人気ですよね、数えてみたらこの1年で8本も劇場映画に出てるし
マジ、作り直して貰いたいです、、、
こりゃファンにとって納得いかないですよねぇ
ほんとに考えて脚本書いたのかって思うテキトーさ加減、大勢のファンがいるシリーズの最終回とはとても思えないです。
猫姫さんもかわいそう(⊃д⊂)
やっぱリ・リィでパート4アリかな?
私も「電車男w」と笑ってしまいました。
アンジヌってメイサの携帯は持ってましたが、とってませんよね? 勝手にメイサの携帯を使って自分に転送したなら、メイサは携帯を持っているはずなので、最後の最後でまたルール変更!? とあきれました。
どうでしたっけ?
面白くなかったのでどんどん記憶から消えていってます(笑)
全然関係ないですけど、「フレディーv.s.ジェイソン」みたいに「貞子v.s.伽耶子v.s美々子(リ・リィ)」みたいなお祭り映画作って欲しいなぁ。