オリジナルはほとんど覚えてませんが、予告編を観る限り現代風にアレンジしてそうで面白そうだった『犬神家の一族』を観てきました。
★★
一言で言うと、「うわっ、面白くない邦画を引いてしまった」
「邦画は苦手」そう思っていたけど、ここ数年の邦画の面白さには目を見張る物がある。
カテゴリーで面白くないと括る偏見は無くなり、劇場で邦画を観る機会も数倍に増えたのに、また面白くない昔の邦画を観せられてしまった。
七回も映画やドラマになり、三十年前の映画を撮った市川崑がわざわざセルフリメイクした意味はどこら辺にあるんだろう。
きっと凌駕する新しい物が観れると期待していたんですが…。
九十歳を過ぎ、いろいろ撮って振り返った時にもう一度撮ってみたかった。
昭和の邦画を代表する巨匠のそんな願望に、角川映画が周年を記念してお付き合いして作った。
そんな印象。
大半がおいしい配役なのに、池内万作みたいに微妙な役者が混ざってるし、やっぱりお付き合い色が強い気がする。
★★
一言で言うと、「うわっ、面白くない邦画を引いてしまった」
「邦画は苦手」そう思っていたけど、ここ数年の邦画の面白さには目を見張る物がある。
カテゴリーで面白くないと括る偏見は無くなり、劇場で邦画を観る機会も数倍に増えたのに、また面白くない昔の邦画を観せられてしまった。
七回も映画やドラマになり、三十年前の映画を撮った市川崑がわざわざセルフリメイクした意味はどこら辺にあるんだろう。
きっと凌駕する新しい物が観れると期待していたんですが…。
九十歳を過ぎ、いろいろ撮って振り返った時にもう一度撮ってみたかった。
昭和の邦画を代表する巨匠のそんな願望に、角川映画が周年を記念してお付き合いして作った。
そんな印象。
大半がおいしい配役なのに、池内万作みたいに微妙な役者が混ざってるし、やっぱりお付き合い色が強い気がする。
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こちらこそ、お伺いするのもトラックバックだけですみません。今年もよろしくお願いします。
なんとか昨年復活した後止まらずに年をまたぐ事が出来ました(笑)
納得いった後でもどうしても「やっぱりここを」と思ってしまう物なんででしょうね。
私は創作とも言えないブログ書いてるだけですが、ブログの文章ですら後でコロコロ校正してる位ですもん。
映画なんかはパッケージで出すとなると納得よりも妥協の数が多いのでしょうか。
ディレクターズカット、完全版なんてのを出しても、後々さらに変更されたりしますし。キリがない(笑)
自分も本のデザインや制作やりますが、完成品は、怖いのであまりみないようにしています。(^^;)
映画となると、完成品を観ずには居られないのでしょうから、たいへんだな~と思います。
どんなにリメイクを続けても、完璧!なんてあり得ないのでは? 思い出しながら観るだけでしたが、それなりでした。(笑)
撮り直したいっていうのはどんな監督にもきっと有るんでしょうね。
通常なら“完全版”とか“ディレクターズカット”なんて名前で編集し直したもので我慢するんでしょうけれど。
その願望を実現させてあげた角川も、まさかこんなそっくりなものに仕上がるとは思っても無かったかもしれませんが(笑)
リメイクの意義は、やっぱり市川監督がオリジナルの出来に満足していなかったのでしょう。正しくリメイクなんだと思います。
まぁ、角川サイドから30周年記念でなにか撮ってくれといわれ、それなら横溝をやりたいと市川監督が言ってそうです。しかし、では「犬神」でと依頼したのは角川サイドだったようですが。
今回も出来には満足していない市川監督、所詮、監督とはそんなもんなんだと思いますよ。頭の中のイメージと、現実の金や拘束時間、シャク等とのたたかいで。
おっしゃる通り、巨匠の願望だったのだと思います。
それを贔屓目に観ていたんですが、眠いし次に予約していた映画がエンドロール中に予告編が始まるのも有って早めに出てお茶でも飲みたい気分になったんですよねぇ。
>ミチさん
前の映画をはっきりとは覚えてなかったんですが、最初から最後まで「見たことある」感がずっと有って、感情の起伏がさっぱり無かったんですよぉ(汗)
きっとご祝儀ですね。
人によって感じ方は違いますよー。
私も特に好きなシリーズや監督の場合のレビューは誰がなんと言おうと面白いと思うし。
以前の007シリーズだって007に思い入れの無い人が観たら漫画にしか観えないと思う(笑)私は好きだけど。
>kossyさん
謎は深まるばかりですよねぇ。
カメオで済むようなちょい役の人たちまでも公式サイトに載せていたりして豪華キャストを強調しているけど、お祭り映画色は感じられなかったし。
>ピーヒャラ5656さん
尾上菊之助にとっては一人二役出来たし、実母とも母子役が出来たし美味しい映画でしたよね。
現代風にすると三姉妹が恥を晒して殴り合いになったり、深田恭子が助手的に付きまとって花を添えるような感じになるのかなぁ。
やっぱり角川からのご祝儀みたいなものでしょうかねぇ。
原作本も買いなおして読まねば。
ちょこちょこ変わってる部分はありましたが、目新しいというほどではないし。
でも私は尾上菊之助さんが好きなので、他のことは別にどうでも良いです♪
TBしていきま~す
ほんとに、リメイクする価値はいったいどこにあったのか、これが最大の謎でしたね。
手厳しいながらも、的確なレビューに
頷かざるえませんでした。んースクリー
ンで石坂金田一が拝めるとゆー歓喜にだ
け先走り、本質的な意味での作品評価を
出来てなかったのかも…。