そーれりぽーと

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ミス・ポター

2007-09-17 | 劇場映画れびゅー
『恋は邪魔者』のコンビ、レニー・ゼルウィガーとユアン・マクレガーが再び恋人同士の役?
ピーター・ラビット出生の逸話を描いた『ミス・ポター』を観てきました。
★★

ピーターラビットの作者ヘレン・ビアトリクス・ポターのユニークな半生を描いた映画。
キュートでユニークに見えたのはレニー・ゼルウィガーが演じたおかげかもしれない。
エミリー・ワトソンは存在するだけでファンタジー色が強くなる。

彼女の視点では、ピーター達が生き生きと動き回るので、ピーターラビットファンにはたまらないんじゃないかな?

レニー・ゼルウィガーとユアン・マクレガーの共演は『恋は邪魔者』以来。
相性ばっちりのコンビだから幸せな結末を願いながら観ていました。
今回はユアンの歌も有り、相変わらずの美声。

20世紀初頭の封建的な社会の様子を観ていると、堅苦しい中にも粋が見られ、今の退廃し過ぎた価値観がイケてないなぁなんて思ったり。
観終わって、買い物をしながら周りを見回してみると、家具売り場のソファーに悪びれる様子も無く座り込んでくっちゃべってる子らや、電車の床の上に平気でしゃがんでる子らが情けないやら世の中終わってるやら。
半分カッコいいと思ってやってるからタチが悪い。
ルールを無視するのではなく、ルールの中に遊びを見出すのが本当のカッコ良さだと思う。
なんて映画と全然関係無い事を考えてしまうくらい、この映画自体は心になーんも残らなかった訳ですがw

ネタバレ
結婚を約束した相手を失った後、まだそういう価値観すらも生まれていなかったナショナルトラストの思想を実践、啓蒙し、傾向してゆく姿が悲しくも心強い。
というか、彼の死だけが切欠のようでどうにも納得の行かない描かれ方。

世界中の子供達に喜びを与え、自然保護に多大なる貢献をした彼女が結婚をするまでを描いて欲しかったけれど、文字だけで終わってしまった…。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
結婚 (kimion20002000)
2008-04-23 02:16:23
TBありがとう。
結婚相手が、少女時代のお話し相手になるわけですが、その結婚の流れまでは、映画としては、入りきらなかったんでしょうね。
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>kimion20002000さん (そーれ)
2008-04-30 21:08:56
こちらこそありがとうございます。
ですよねぇ、なんだか入りきらなかったというよりも、彼女の事を知っていることを前提な作りなので、知らない人には変な誤解を与えかねない気が…。
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