西遊記 ～はじまりのはじまり～

チャウ・シンチー監督最新作は、なんと役者チャウ・シンチー不在。『西遊記 ～はじまりのはじまり～』を観てきました。
★★★

「おもしれー！」ってのは少々。
「すげーっｗ」ってのも控えめ。
「くっだらねー！」ってのだけはいつも通り、でもいつものメンツが少なめで、そもそもチャウ・シンチー自身が居ない。
妙に洗練され過ぎてしまった映像が、逆に彼の映画に似合っていない。もうちょっとアホらしいくらいがちょうど良い。

いつものようにチャウ・シンチーが主役を演じていれば、安っぽさが面白みを助長して楽しめたのかもしれないけど、ウェン・ジャンは可愛らしい表情で妙に愛嬌有るし、リアルナイスガイだし、全く安っぽさが無いんですけど。

スー・チーの演技が面白かったのが救いかな。

台湾の親日家スター、ショウ・ルオが香港映画デビューしてるところをニュースにしてあげた方が良いと思う。
つか、ショウ・ルオの方がもっと面白おかしく三蔵を演じたんじゃないかな。

ネタバレ
クライマックスの『カンフーハッスル』と同じオチよりも、冒頭の沙悟浄討伐の場面の方が面白かった。

日本へのリスペクトを随所に感じる映画だったけど、エンドロールのGメン'75のテーマは唐突で呆気に取られてしまった。

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