開設時からほとんど放置しっぱなしの旅行コンテンツを埋めるためにも、これからちょくちょくパスポートと写真を見ながら思い出しつつ独り言。
最近はほとんど写真を撮って無いので、年が経つにつれビジュアル的に寂しい記事になるかもです。
最初は初めての海外、イタリア卒旅編。
あれから11年か。
大学の卒業旅行。
仲の良かった友人四人で決めた行き先は(つか、半ば強引に俺が決めた気が)イタリア。
動機は、安田生命の“システィーナ礼拝堂修復番組”を見て、死ぬまでに本物が観てみたかったから。
みんな海外旅行は不慣れだったものだから、とりあえず手段としてはツアーを、それも極力安く抑えてあちこち周れるように阪急トラピックスの10日間周遊ツアーを選択。
行きがヒースロー空港経由のミラノ行き、帰りがローマからシャルルドゴール経由関空だったかな?
格安ツアーだったから乗り換えで航空会社が変わったり、俺的には初めての長距離飛行機でそれでも楽しかったっけ。
初日はミラノ。
右も左もわからない俺たちにはツアーが丁度良くて、ドゥオモ、ガレリア、スカラ座と添乗員に連れられ名所巡り。
噂に聞いた治安の悪さに、道行く子供達が全員ジプシーに見える緊張感を抱きつつ、初めての石造りの街に圧倒。
テレビの向こうの世界が実在する事に感動。
しかし、格安ツアーの飯が不味い事には愕然。
一通り回った後は自由行動で、とりあえずお買い物タイムに。
ミラノと言えばイタリアブランドの本店が集中するファッションの街で、ドゥオモの裏に繋がるモンテナポレオーネ通りから、ガレリアにかけては日本人に大人気なショップが集まるエリア。
分不相応な格好の日本人観光客の一人として、俺も靴やら財布やら土産に頼まれていた物をお買い物。
自分用にも某本店で慣れない革張りの靴を買ったり、別の某本店ではネクタイや財布を買ってみたり、社会人の準備のつもりで張り切ってたっけ。
イタリアブランドの本店で買い物なんて、今考えると恥ずかしすぎて顔から火が出そうですが、何も知らない子だったから出来たのかも(滝汗)
ガレリア中心の某本店で買ったものなんて、バリバリお土産な化粧ポーチ@3,000.-×10個とか(バッグも買ったけど)、店員さん達はこんな買い物しかしない中学生英語しか使えない客でも丁寧な応対で素晴らしかった。
先日の日本でのAnya Hindmarchエコバッグ騒動で、暴言を吐く客の姿をテレビで見ながら、当時の事をふと思い出しました。
なんだかんだ初日の買い物で数十万使ってしまい、ほとんど予算は飛んでしまったわけですが、だってミラノだし、ここで使わなきゃね。
その夜、早速フェラガモで買った男物の皮底の靴をおろしてピザ食いに行き、それ以来その靴は履かずに宝物になっています。
思い出が詰まっていて、勿体なくて履けません。
二日目は午後から移動で、それまではミラノで自由時間。
という事で、ツアーに組み込まれていなかったサンタ・マリア・デレ・グラツィエ教会へ。
そう、“最後の晩餐”を観る為に。
“最後の晩餐”の有る旧食堂の公開は朝7時半~という事は事前に調べていたので、混雑を避けてオープンを狙って行ってみたら、なんと観光客は他にゼロ。
旧食堂の壁にドドーンと描かれたかの名画をじっくりと静かに観放題。
俺ら四人以外、誰もそこには居ない。
警備員すらも。
修復中だった為、絵の下に機材を乗せたリフトが有ったものの、全く鑑賞の妨げになるものでは無くて、人生で数えることの出来る至福のひと時でした。
今思うと、これがこの旅に起きた数々のラッキーの始まり。
30分程経つと修復師の女性が来たので、リフトを上げて修復作業をしている様子もじっくり観察。
気が付いたら1時間以上他の観光客が居ない状態で“最後の晩餐”と向き合っていました。
教会を出た後は、友人の希望でダヴィンチ国立科学博物館へ。
芸術家としての彼の顔とは違って、研究に使われたようなスケッチやら、そこから新しく起こされた模型やらが山のように展示されていて、天才っぷりを肌で感じることの出来る場所です。
この街での俺の本命はスフォルツェスコ城のミケランジェロでしたが、その後も意見が1対3に分かれてブレラ美術館に移動し、“死せるキリスト”や“マリアの婚礼”で目を肥やし、次の街へと移動する為にツアーと合流。
ロンダニーニのピエタが観たかった…。
“システィーナ礼拝堂修復番組”に魅せられ、とりあえずなんとなくイタリアに憧れていただけの俺は、この日イタリアルネッサンスの魅了にとりつかれた訳です。
ああ、もっと勉強してから行けば良かった…。
その2へ進む→
最近はほとんど写真を撮って無いので、年が経つにつれビジュアル的に寂しい記事になるかもです。
最初は初めての海外、イタリア卒旅編。
あれから11年か。
大学の卒業旅行。
仲の良かった友人四人で決めた行き先は(つか、半ば強引に俺が決めた気が)イタリア。
動機は、安田生命の“システィーナ礼拝堂修復番組”を見て、死ぬまでに本物が観てみたかったから。
みんな海外旅行は不慣れだったものだから、とりあえず手段としてはツアーを、それも極力安く抑えてあちこち周れるように阪急トラピックスの10日間周遊ツアーを選択。
行きがヒースロー空港経由のミラノ行き、帰りがローマからシャルルドゴール経由関空だったかな?
格安ツアーだったから乗り換えで航空会社が変わったり、俺的には初めての長距離飛行機でそれでも楽しかったっけ。
初日はミラノ。
右も左もわからない俺たちにはツアーが丁度良くて、ドゥオモ、ガレリア、スカラ座と添乗員に連れられ名所巡り。
噂に聞いた治安の悪さに、道行く子供達が全員ジプシーに見える緊張感を抱きつつ、初めての石造りの街に圧倒。
テレビの向こうの世界が実在する事に感動。
しかし、格安ツアーの飯が不味い事には愕然。
一通り回った後は自由行動で、とりあえずお買い物タイムに。
ミラノと言えばイタリアブランドの本店が集中するファッションの街で、ドゥオモの裏に繋がるモンテナポレオーネ通りから、ガレリアにかけては日本人に大人気なショップが集まるエリア。
分不相応な格好の日本人観光客の一人として、俺も靴やら財布やら土産に頼まれていた物をお買い物。
自分用にも某本店で慣れない革張りの靴を買ったり、別の某本店ではネクタイや財布を買ってみたり、社会人の準備のつもりで張り切ってたっけ。
イタリアブランドの本店で買い物なんて、今考えると恥ずかしすぎて顔から火が出そうですが、何も知らない子だったから出来たのかも(滝汗)
ガレリア中心の某本店で買ったものなんて、バリバリお土産な化粧ポーチ@3,000.-×10個とか(バッグも買ったけど)、店員さん達はこんな買い物しかしない中学生英語しか使えない客でも丁寧な応対で素晴らしかった。
先日の日本でのAnya Hindmarchエコバッグ騒動で、暴言を吐く客の姿をテレビで見ながら、当時の事をふと思い出しました。
なんだかんだ初日の買い物で数十万使ってしまい、ほとんど予算は飛んでしまったわけですが、だってミラノだし、ここで使わなきゃね。
その夜、早速フェラガモで買った男物の皮底の靴をおろしてピザ食いに行き、それ以来その靴は履かずに宝物になっています。
思い出が詰まっていて、勿体なくて履けません。
二日目は午後から移動で、それまではミラノで自由時間。
という事で、ツアーに組み込まれていなかったサンタ・マリア・デレ・グラツィエ教会へ。
そう、“最後の晩餐”を観る為に。
“最後の晩餐”の有る旧食堂の公開は朝7時半~という事は事前に調べていたので、混雑を避けてオープンを狙って行ってみたら、なんと観光客は他にゼロ。
旧食堂の壁にドドーンと描かれたかの名画をじっくりと静かに観放題。
俺ら四人以外、誰もそこには居ない。
警備員すらも。
修復中だった為、絵の下に機材を乗せたリフトが有ったものの、全く鑑賞の妨げになるものでは無くて、人生で数えることの出来る至福のひと時でした。
今思うと、これがこの旅に起きた数々のラッキーの始まり。
30分程経つと修復師の女性が来たので、リフトを上げて修復作業をしている様子もじっくり観察。
気が付いたら1時間以上他の観光客が居ない状態で“最後の晩餐”と向き合っていました。
教会を出た後は、友人の希望でダヴィンチ国立科学博物館へ。
芸術家としての彼の顔とは違って、研究に使われたようなスケッチやら、そこから新しく起こされた模型やらが山のように展示されていて、天才っぷりを肌で感じることの出来る場所です。
この街での俺の本命はスフォルツェスコ城のミケランジェロでしたが、その後も意見が1対3に分かれてブレラ美術館に移動し、“死せるキリスト”や“マリアの婚礼”で目を肥やし、次の街へと移動する為にツアーと合流。
ロンダニーニのピエタが観たかった…。
“システィーナ礼拝堂修復番組”に魅せられ、とりあえずなんとなくイタリアに憧れていただけの俺は、この日イタリアルネッサンスの魅了にとりつかれた訳です。
ああ、もっと勉強してから行けば良かった…。
その2へ進む→
やっぱり美術館めぐりをしたいですね~
ウフィツィとか・・・
システィーナ礼拝堂のお話は次回かな~
イタリアンブランドも一時期ものすごく流行りましたよね。リボンの付いた靴(イニシャルFですよね~)なんか色違いで何足も持ってたっけ・・・
今となってはどう考えても履かない靴ですけど(笑)
私の友人はイタリアに行った時、アリタリア航空に乗ったのですが、カーゴに預けた荷物が結局出てこなかったそうです(汗汗)
美術館巡りに遺跡巡りに食べ歩き、5年くらい住みたいです(笑)
次回はベローナからヴェネツィアを書くつもりです。
>イニシャルF
そうそう、流行ってましたよねぇ、頼まれて2足買ってかえりましたとも(笑)どこに行ったんでしょうあれ。
荷物のロスト、私の行ったツアーでも一人分がどっか他所の国の空港に行ってしまってたらしいです(汗)
ヨーロッパ、特にイタリアは適当過ぎて覚悟が必要ですよ、職員が空けて高価なもの盗んだりしてたし。
今も変わらないのかな?
イタリア、行ってみたいです。日本も検挙率が下がってるらしいし、刑務所が混雑しているというから、昔ほどじゃないかもしれないけど、治安はいいですよね。>日本 インドも、すぐに「バクシーシ」(子ども)だったけど、イタリアもそうなんですか?
大学に編入しちゃったので、終わるまでは無理だな~。>海外(T T)
ローマにかかるのは“全ての道はローマに通じる”で、両方とも後の記事でネタにするエピソードを用意してます(笑)
日本も色んな国の色んな民族が集まるにつれ、有り得なかった犯罪までも輸入されて混沌としていってますよねぇ。
イタリアは泥棒を生業とするジプシーが郊外にキャンピングカーで裕福な暮らしをしていて、赤ん坊の時はスリの道具に使い(観光客に赤ん坊を無理やり抱かせ、赤ん坊は置き去りにしてバッグを盗んで逃げる)、子供には駅前でタカリやヒッタクリをさせてましたねぇ。
刃物を使わないのがスペインと違ってマシな点らしいですが。
舞台は英国ですが、『スナッチ』を観るとイメージが掴みやすいかな?
大学がんばってください!
私は長期休暇が取れなくて、本当に行きたいヨーロッパ旅行を7年間断念してます(⊃д⊂)
もう中学生英語すら忘れました。
映画や舞台ばっか観てないで、たまには勉強しなきゃ…。
日本国内の地理もろくに解らないわけで、グローバルな話題について行こうとしたのは、大きな間違いでした。そうなんですか…。イタリアって、明るいだけかと思っていました。もし、イタリアに行く時は、「地球の歩き方」より、そーれさんに聞きますね。
長期休暇が取れない、ということは、貯金してるわけですね。いいな。それなら、タイミングさえあれば。
映画でも英語、勉強できるのでは?(^^;)
それがその、お金って使わないと経済良くならないや、なんて言い訳しながら全然貯金してません(自爆)
今回行かなかったから浮いたお金でアレも買っちゃえコレも買っちゃえってな感じで(笑)
9連休取れない代わりに、週末近場の外国に行く回数が増えた時期も有ったり。
最後にイタリアに行ったのは8年前だし、当時はまだユーロが流通する前、リラの時代で、今とは様子が違うのかもですよ。
映画で英語の勉強は、同じ映画を何度も観れば出来るんだと思うんですが、次々に違うのを観ちゃうし、勝ったソフトは観ないままたまる一方で消化するのに追われるばかりで勉強にならないんですよねぇ(滝汗)