
三年間のおあずけ解禁!
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』をIMAX3Dで観てきました。
★★★★★
前作との間に公開されたマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズの映画やテレビドラマシリーズで起きた事をもとに、いろいろと想像していた事から全て斜め上を行く展開が続く。
すげーっ!って事以外はネタバレ無しでは書けないので、久しぶりに以下ネタバレ全開で。
ネタバレ
イキナリ全員が登場して、前回のクライマックスだったニューヨーク決戦を上回るスピード感に満ちたフルスロットルのバトルで始まるオープニング。
マーベル・シネマティック・ユニバースの面々が、除々に登場してアベンジャーズとして結束する映画だった前作とは対照的に、今回は全く出し惜しみなし。
全員が一画面に納まるサービスショットも繰り出して、「みんないっぺんに帰ってきた!」という高揚感がはんぱない。
スタークなんて『アイアンマン3』のラストシーンでは「もうアイアンマンは卒業や」みたいな雰囲気だったのに、のっけから思いっきり先頭に立って戦ってるし、アイアン軍団まで率いてるしで、さらに暴走っぷりは加速していく一方。
前回以上に、自然に物語の中でヒーロー対ヒーローをじゃんじゃん盛り込んでいたり、協調して戦う演出もふんだんに有ったりで、一時も目が離せない展開が続く。
スカーレット・ウィッチによる幻覚を演出に生かして、それぞれのキャラクターを掘り下げるような世界観の映像を出してくる辺りも上手い。
パワーバランスから脇役扱いに等しかったキャプテン・アメリカ、ホークアイ、ブラック・ウィドウにもしっかりフィーチャーしていて、中盤のソウルでの戦闘シーンは、この三人だけを中心としたミッションが生身だからこそな危なっかしさをはらみつつも、神がかった身体能力によるアクションで楽しませてくれる。当然特撮だけど、特撮臭さが皆無なのがイイ。
ソウルの街中を舞台にしたチェイスとしては過去に類を見ない激しさだったと思うけど、規制だらけの日本ではあれだけのロケはこの先も出来ないやろなぁ。
キャラクター的に扱い難いハルクをブラック・ウィドウと絡ませて、より深いキャラクターに仕立て、俳優が変わったうえにエピソード上の繋がりの薄かった『インクレディブル・ハルク』を払拭することにも成功している。
ソー役のクリス・ヘムズワースが急激に老け込んで行ってるのに反して、キャプテン・アメリカを演じてから優等生キャラに転身して、スクリーン上から二枚目キャラを完全に消していたクリス・エヴァンスに余裕の表情が見られるようになっている辺り、長年かけて描かれるシリーズだけに今後の変化が気になる。
新たに登場したスカーレット・ウィッチの今後も気になるけど、ビジョンのビジュアル、あれなんなん?遂に濃いのが出てきたわー的な印象。
変態コスプレキャラのキャプテン・アメリカを軽く超え、色使いはスーパーマンに似ているもののドが付きそうな変態感。
今回の敵は人工知能と聞いていたので、もしかしたらジャービスが敵?なんて線も想像していたら、早々にジャービス自体が破壊されてしまう。
これは復活有るなと思って観ていたら、なんとヴィジョンに進化して、遂にポール・ベタニーがヒーローの仲間入りですよ。
でも、『X-MEN』のミスティーク並に素顔が判り難い特殊メイクで誰だかわかりにくいし、もうちょっとなんとかしてあげても良かったのにね。
消滅したはずのシールドが、フューリーの下で密かにヘリキャリアと大勢のスタッフ達と共に存続していたのは予想の範囲内だったけど、ラストシーンで登場した基地はアベンジャーズの基地と紹介されていたので、シールドという組織として残っているのかどうかまでは言及されていない。
ファルコンを含め、これまでの脇役ヒーロー達がみんなアベンジャーズに加わるラストシーンと、エンドロールの最中にガントレットを手に取るサノスって、今後の展開が気になって仕方が無いのに、また長期間のおあずけです。
絶対的な力を持つサノスにとの戦いにどう備えるのか、もう妄想でヤバい。
『マイティ・ソー』シリーズの続きではロキがどうかき回すのか。
『キャプテン・アメリカ』の続編と『エージェント・オブ・シールド』の続きでは、おそらくシールドのその後とヒーローを二分するとか言うシビルウォーで、今回強固な防御力として築かれたアベンジャーズに異変が?
そして『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』の続編では全く未知の、恐らく石をめぐる冒険が描かれる。
その他に、直近では新しいヒーローとして『アントマン』も有って、それがどう繋がっていくのかも気になる。
コレクターやハワード・ザ・ダックもなんらかのかたちでまたどこかに顔を出すのかな?
『キック・アス』のアーロン・ジョンソンが遂に本物のスーパーヒーローになってしまったのに、そのクイックシルバーをコロッと死なせてしまったのはちょっと惜しい。
でも、クイックシルバーって『X-MEN』の方にも別キャラで出ちゃってるし(あっちの方が演出面白いし)、いろいろ権利関係含めて扱う上でややこしかったのかな?
エージェント・コールソンを生き返らせてしまっているマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズに置いては、また必要ならどうとでもなるか。
異例のエンドロール後にボーナス映像無しには戸惑いました。
こんなサプライズは要らない。
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』をIMAX3Dで観てきました。
★★★★★
前作との間に公開されたマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズの映画やテレビドラマシリーズで起きた事をもとに、いろいろと想像していた事から全て斜め上を行く展開が続く。
すげーっ!って事以外はネタバレ無しでは書けないので、久しぶりに以下ネタバレ全開で。
ネタバレ
イキナリ全員が登場して、前回のクライマックスだったニューヨーク決戦を上回るスピード感に満ちたフルスロットルのバトルで始まるオープニング。
マーベル・シネマティック・ユニバースの面々が、除々に登場してアベンジャーズとして結束する映画だった前作とは対照的に、今回は全く出し惜しみなし。
全員が一画面に納まるサービスショットも繰り出して、「みんないっぺんに帰ってきた!」という高揚感がはんぱない。
スタークなんて『アイアンマン3』のラストシーンでは「もうアイアンマンは卒業や」みたいな雰囲気だったのに、のっけから思いっきり先頭に立って戦ってるし、アイアン軍団まで率いてるしで、さらに暴走っぷりは加速していく一方。
前回以上に、自然に物語の中でヒーロー対ヒーローをじゃんじゃん盛り込んでいたり、協調して戦う演出もふんだんに有ったりで、一時も目が離せない展開が続く。
スカーレット・ウィッチによる幻覚を演出に生かして、それぞれのキャラクターを掘り下げるような世界観の映像を出してくる辺りも上手い。
パワーバランスから脇役扱いに等しかったキャプテン・アメリカ、ホークアイ、ブラック・ウィドウにもしっかりフィーチャーしていて、中盤のソウルでの戦闘シーンは、この三人だけを中心としたミッションが生身だからこそな危なっかしさをはらみつつも、神がかった身体能力によるアクションで楽しませてくれる。当然特撮だけど、特撮臭さが皆無なのがイイ。
ソウルの街中を舞台にしたチェイスとしては過去に類を見ない激しさだったと思うけど、規制だらけの日本ではあれだけのロケはこの先も出来ないやろなぁ。
キャラクター的に扱い難いハルクをブラック・ウィドウと絡ませて、より深いキャラクターに仕立て、俳優が変わったうえにエピソード上の繋がりの薄かった『インクレディブル・ハルク』を払拭することにも成功している。
ソー役のクリス・ヘムズワースが急激に老け込んで行ってるのに反して、キャプテン・アメリカを演じてから優等生キャラに転身して、スクリーン上から二枚目キャラを完全に消していたクリス・エヴァンスに余裕の表情が見られるようになっている辺り、長年かけて描かれるシリーズだけに今後の変化が気になる。
新たに登場したスカーレット・ウィッチの今後も気になるけど、ビジョンのビジュアル、あれなんなん?遂に濃いのが出てきたわー的な印象。
変態コスプレキャラのキャプテン・アメリカを軽く超え、色使いはスーパーマンに似ているもののドが付きそうな変態感。
今回の敵は人工知能と聞いていたので、もしかしたらジャービスが敵?なんて線も想像していたら、早々にジャービス自体が破壊されてしまう。
これは復活有るなと思って観ていたら、なんとヴィジョンに進化して、遂にポール・ベタニーがヒーローの仲間入りですよ。
でも、『X-MEN』のミスティーク並に素顔が判り難い特殊メイクで誰だかわかりにくいし、もうちょっとなんとかしてあげても良かったのにね。
消滅したはずのシールドが、フューリーの下で密かにヘリキャリアと大勢のスタッフ達と共に存続していたのは予想の範囲内だったけど、ラストシーンで登場した基地はアベンジャーズの基地と紹介されていたので、シールドという組織として残っているのかどうかまでは言及されていない。
ファルコンを含め、これまでの脇役ヒーロー達がみんなアベンジャーズに加わるラストシーンと、エンドロールの最中にガントレットを手に取るサノスって、今後の展開が気になって仕方が無いのに、また長期間のおあずけです。
絶対的な力を持つサノスにとの戦いにどう備えるのか、もう妄想でヤバい。
『マイティ・ソー』シリーズの続きではロキがどうかき回すのか。
『キャプテン・アメリカ』の続編と『エージェント・オブ・シールド』の続きでは、おそらくシールドのその後とヒーローを二分するとか言うシビルウォーで、今回強固な防御力として築かれたアベンジャーズに異変が?
そして『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』の続編では全く未知の、恐らく石をめぐる冒険が描かれる。
その他に、直近では新しいヒーローとして『アントマン』も有って、それがどう繋がっていくのかも気になる。
コレクターやハワード・ザ・ダックもなんらかのかたちでまたどこかに顔を出すのかな?
『キック・アス』のアーロン・ジョンソンが遂に本物のスーパーヒーローになってしまったのに、そのクイックシルバーをコロッと死なせてしまったのはちょっと惜しい。
でも、クイックシルバーって『X-MEN』の方にも別キャラで出ちゃってるし(あっちの方が演出面白いし)、いろいろ権利関係含めて扱う上でややこしかったのかな?
エージェント・コールソンを生き返らせてしまっているマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズに置いては、また必要ならどうとでもなるか。
異例のエンドロール後にボーナス映像無しには戸惑いました。
こんなサプライズは要らない。
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