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ストレイヤーズ・クロニクル

2015-07-01 | 劇場映画れびゅー
和製ミュータント対決もの『ストレイヤーズ・クロニクル』を観てきました。
★★★

原作については全く知りません。

イマイチパンチにかけるのは、ハリウッドのアメコミ原作系のものがデキ過ぎているせいか。
映像技術やセットの豪華さで劣るのは仕方がない、むしろそういった面では頑張ってると思う。

ではなくて、基本設定のツメの甘さに気をとられっぱなしでした。
親世代へのストレスで子供に能力が発生したチームと、遺伝子操作で動物の能力を植えつけたチームの能力の違いに多様性が無い。
そもそも、動物チームは動物の能力とは関係が無い能力者ばっか。

染谷将太だけが良い意味で演技のタイプが違いすぎて、青年達の中で浮いていて、違和感を感じさせてしまうのも勿体無い。

ネタバレ
理屈詰め風にしてある能力にイチイチ突込みどころが有るのがあかん
怪力無痛タイプのやつはまんまウルヴァリンのバッタモン設定にすれば自然なのに傷は治らない、でも登場時の顔や腕は無傷で、これまでどうやって戦っていたんだろう。

超記憶力の子は、能力者と言うかサヴァン症候群として実在しているし、唯一活躍する場面はスマホで片付いてしまうレベル。

ソナー系の能力者っぽい女の子は登場時にその能力使って敵の位置を確認して以降は何も能力が無いような扱い。
最後の戦いの場面でも活躍できるはずなのに。

居たらそれなりに活躍して盛り上げてくれそうな、振動で破壊するやつがとっとと死んでいて、話が膨らむ機会を放置。
と言うか振動なら『X-MEN』シリーズの高速タイプ(クイック・シルバー)がやれいてたから、この映画では3人被ってない?的な疑問。
ストレスタイプ側と動物タイプに全く同じ高速タイプが居て、動物と掛け合わすって設定の必要性が破綻しているも問題。

だいたい動物系の子らは、弾をはじくくらい体表が硬く変化する哺乳類って?とか、口から高速で物を飛ばす哺乳類って?とか、死んだら体からウィルスを放出するって何やねん的な設定のばっかで、動物関係無い方が納得いくのばっか。

致死率80%のウィルスがばら撒かれるって設定、どうやってその結果を知ったんですかってところから疑問だらけ。

変にリアルに描かず、理屈詰めやめれば良かったのに。



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