そーれりぽーと

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僕らのミライへ逆回転

2008-10-31 | 劇場映画れびゅー
「好きな映画監督は誰?」と聞かれたら、年々好きな監督が増えてて答え難くないですか?
「最近一番好きになった監督は?」と聞かれれば、毎回確実に“夢見心地”にしてくれるミシェル・ゴンドリー監督と答えます。
最新作『僕らのミライへ逆回転』はどうなんでしょうか。
夢見心地にしてくれそうなプレミアシートの某映画館で『僕らのミライへ逆回転』観てきました。
★★★★★

あかん。
俺の好みに対して完璧過ぎて、いろんな意味で感動して涙が止まらん。

作りこまれたわりに非現実だとわかるユルさを持った映像の連続が、非現実を主張しながらも、まるで現実のようにスクリーンに映され続ける。
この映ってる映像はどこまでがリアルと受け止めるべきなんだろうか。

冒頭のいつの時代に撮られたものなのかわからないモノクロ映画からカラーに変わっても、ハイウェイを走る車はコマ送り。もう、観ていて頭はパラノイアな感覚。
それらに慣れた頃からストーリーは回りだし、コテコテの人情劇を交えながら映画好きが100%笑ってしまいそうな展開の連続。
ここでジャック・ブラックの存在感。
もう最高です。

現代のネットでの動画問題やらコピー問題なんかも孕みながら、あくまでミシェル・ゴンドリー節の映像、パラノイアなスタイルは崩さずにクライマックスはコテコテの感動的展開で描ききっている。

ブログで深く語るよりも、また劇場に足を運んで、パッケージ化されたら勿論買って何度も観て、仲間内であれこれ語りたくなる映画です。

アメリカの公式サイトでは、リメイク版の予告編がまとめて観られますよ。
http://www.bekindmovie.com/youtube.html



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