怒涛の四本観劇月となった11月。
最後の四本目は、8月に観た『お気に召すまま』と同じく蜷川シェイクスピア、彩の国シェイクスピア・シリーズ第18弾『オセロー』です。
『お気に召すまま』の記事でも書いてますが、観ようかどうか迷ったんですけど、結局観に行ってしまいました。
だって、四大悲劇のひとつでしょう、きっとむちゃくちゃシリアスなんでしょう?
『お気に召すまま』はコメディーだったから取っ付きやすく楽しめたけど、今度こそ堅苦しくて居心地悪かったらどうしよう、なんて不安も大きかったんです。
せっかく観劇が面白くなってのチャンスだから良い物は観逃したくないし、蒼井優も出てるし(ここ重要)、公演日が近づくにつれてウズウズして、気付いたらヤフオクで落札してた俺。
『お気に召すまま』は“オール・メール・シリーズ”、つまり男役も女役も全員男優さんが演じるシリーズでしたが、今回の『オセロー』は普通に女性を女性が演じるパターン。
で、ヒロイン役が蒼井優なんですよねぇ。
映画好きとしても必見でしょう?
去年までと比べて、今年、映画やテレビで主役や準主役級の役が少なかったのは、この舞台が控えていたからかな?なんて勝手な想像したりなんかして、期待しまくりでした。
客層は、主役二人の女性ファンが多かった『お気に召すまま』と比べると、至って普通。
いや、どう見ても蒼井優の追っかけ風な怪しい風貌の男性客もごく少人数w
特にオクに流れていた席に集中しているぽく、俺の隣の男性も間違いなくそんな感じで、蒼井優が出ていない場面では寝息を立てて寝てらっしゃいました…。
オイオイ、俺も君の隣のオク席に座ってるんだから、同じ系統の生き物と思われるじゃないか(涙)、つか、寝息うるさいし、脚も腕もはみ出して来てるんですけど!
と、ずっと足やら腕で小突いていたのですが、かなりのツワモノだったようで全く動じないあやつ。
きっと全公演チェックしてるんでしょう、蒼井優が出てくるタイミングには、しっかり目を覚ましてご覧になってられました…。
芝居を観ようよ、芝居をw
さてさて、そんな事はどうでも良いんです。
四大悲劇+シェイクスピア=眠い だろうと、正直、これまでのイメージはそんな感じでした。
でもね、面白かった!
蜷川シェイクスピアだから、初心者にも優しく演出してくれているからなのでしょうが、最初から最後まで集中して、心から楽しめた(隣のおっさんの存在を除いて)。
以下ネタバレ含みますが、誰もが知るお話なので問題ないかな?
公演終わったし。
大好きなヴェネツィアから物語が始まり、舞台はキプロス島へ。
鉄パイプと階段だけという無機質な舞台装置だけれど、そこには石造りの建物が確かに見えた。
主演は、蜷川シェイクスピア常連のお二人、豪傑オセロー役に吉田鋼太郎と、二枚舌イアゴー役に高橋洋。
『お気に召すまま』の時は、どちらかと言うと主役を立てる為に後ろへ下がり気味の演技で、恥ずかしながらその本領に気付く事も無かったんですけど、今回は二人の迫力に飲まれて放心状態。
この二人を目的に今後の公演が観たくなりました。
そして、ヒロイン蒼井優。
舞台映えのしない小柄で華奢な体だけれど、純粋に心の底からオセローを愛するデズデモーナを全身全霊をかけての熱演。
愛する夫から在りもせぬ事を理由に嫉妬され、仕舞いには絞め殺されてしまうデズデモーナ。
それでも夫を愛する気持ちに変わりが無い、そんな一途な思いに俺も泣きまくりw
映画館と違って、劇場で泣くのははずかしーw
恐ろしいですねぇ、嫉妬の毒牙にかかると、オセローのような豪傑でもこんなことに。
悲劇ではあるんですが、ところどころに笑いが散りばめられていて、場合によっては笑う場面じゃなくても、あまりにもの皮肉な演出にニヤケながら観てしまうようなところも多々。
悲劇と一言で言うには言葉が足りなさ過ぎる、いろんな人間模様が詰まったサスペンスタッチの人間劇でした。
それにしても、シェイクスピアって面白いんですねぇ、本で読むときっと寝てしまうだろうから、彩の国シェイクスピア・シリーズを次回からもチェックして行こう。
「それもどうか」っていうアンチ蜷川派の意見も多いんでしょうけれど。
怒涛の11月四本観劇もこれで終わり、残すところは12月に予定している三池崇版『座頭市』のみ。
ボキャブラリーUPの為に始めた、月イチ観劇キャンペーン(ヒトリヨガリな俺)も来月で終わりかぁ…なんて思ったら大間違い。
すっかり面白くなって、1月は『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』、3月には『ペテン師と詐欺師』のチケットを購入済み。
2月は…やっぱり彩の国シェイクスピア・シリーズ第19弾『リア王』かなぁ。
どんどん一人遊びスキルが上がっております(汗)
最後の四本目は、8月に観た『お気に召すまま』と同じく蜷川シェイクスピア、彩の国シェイクスピア・シリーズ第18弾『オセロー』です。
『お気に召すまま』の記事でも書いてますが、観ようかどうか迷ったんですけど、結局観に行ってしまいました。
だって、四大悲劇のひとつでしょう、きっとむちゃくちゃシリアスなんでしょう?
『お気に召すまま』はコメディーだったから取っ付きやすく楽しめたけど、今度こそ堅苦しくて居心地悪かったらどうしよう、なんて不安も大きかったんです。
せっかく観劇が面白くなってのチャンスだから良い物は観逃したくないし、蒼井優も出てるし(ここ重要)、公演日が近づくにつれてウズウズして、気付いたらヤフオクで落札してた俺。
『お気に召すまま』は“オール・メール・シリーズ”、つまり男役も女役も全員男優さんが演じるシリーズでしたが、今回の『オセロー』は普通に女性を女性が演じるパターン。
で、ヒロイン役が蒼井優なんですよねぇ。
映画好きとしても必見でしょう?
去年までと比べて、今年、映画やテレビで主役や準主役級の役が少なかったのは、この舞台が控えていたからかな?なんて勝手な想像したりなんかして、期待しまくりでした。
客層は、主役二人の女性ファンが多かった『お気に召すまま』と比べると、至って普通。
いや、どう見ても蒼井優の追っかけ風な怪しい風貌の男性客もごく少人数w
特にオクに流れていた席に集中しているぽく、俺の隣の男性も間違いなくそんな感じで、蒼井優が出ていない場面では寝息を立てて寝てらっしゃいました…。
オイオイ、俺も君の隣のオク席に座ってるんだから、同じ系統の生き物と思われるじゃないか(涙)、つか、寝息うるさいし、脚も腕もはみ出して来てるんですけど!
と、ずっと足やら腕で小突いていたのですが、かなりのツワモノだったようで全く動じないあやつ。
きっと全公演チェックしてるんでしょう、蒼井優が出てくるタイミングには、しっかり目を覚ましてご覧になってられました…。
芝居を観ようよ、芝居をw
さてさて、そんな事はどうでも良いんです。
四大悲劇+シェイクスピア=眠い だろうと、正直、これまでのイメージはそんな感じでした。
でもね、面白かった!
蜷川シェイクスピアだから、初心者にも優しく演出してくれているからなのでしょうが、最初から最後まで集中して、心から楽しめた(隣のおっさんの存在を除いて)。
以下ネタバレ含みますが、誰もが知るお話なので問題ないかな?
公演終わったし。
大好きなヴェネツィアから物語が始まり、舞台はキプロス島へ。
鉄パイプと階段だけという無機質な舞台装置だけれど、そこには石造りの建物が確かに見えた。
主演は、蜷川シェイクスピア常連のお二人、豪傑オセロー役に吉田鋼太郎と、二枚舌イアゴー役に高橋洋。
『お気に召すまま』の時は、どちらかと言うと主役を立てる為に後ろへ下がり気味の演技で、恥ずかしながらその本領に気付く事も無かったんですけど、今回は二人の迫力に飲まれて放心状態。
この二人を目的に今後の公演が観たくなりました。
そして、ヒロイン蒼井優。
舞台映えのしない小柄で華奢な体だけれど、純粋に心の底からオセローを愛するデズデモーナを全身全霊をかけての熱演。
愛する夫から在りもせぬ事を理由に嫉妬され、仕舞いには絞め殺されてしまうデズデモーナ。
それでも夫を愛する気持ちに変わりが無い、そんな一途な思いに俺も泣きまくりw
映画館と違って、劇場で泣くのははずかしーw
恐ろしいですねぇ、嫉妬の毒牙にかかると、オセローのような豪傑でもこんなことに。
悲劇ではあるんですが、ところどころに笑いが散りばめられていて、場合によっては笑う場面じゃなくても、あまりにもの皮肉な演出にニヤケながら観てしまうようなところも多々。
悲劇と一言で言うには言葉が足りなさ過ぎる、いろんな人間模様が詰まったサスペンスタッチの人間劇でした。
それにしても、シェイクスピアって面白いんですねぇ、本で読むときっと寝てしまうだろうから、彩の国シェイクスピア・シリーズを次回からもチェックして行こう。
「それもどうか」っていうアンチ蜷川派の意見も多いんでしょうけれど。
怒涛の11月四本観劇もこれで終わり、残すところは12月に予定している三池崇版『座頭市』のみ。
ボキャブラリーUPの為に始めた、月イチ観劇キャンペーン(ヒトリヨガリな俺)も来月で終わりかぁ…なんて思ったら大間違い。
すっかり面白くなって、1月は『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』、3月には『ペテン師と詐欺師』のチケットを購入済み。
2月は…やっぱり彩の国シェイクスピア・シリーズ第19弾『リア王』かなぁ。
どんどん一人遊びスキルが上がっております(汗)