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ナンバー23

2007-11-26 | 劇場映画れびゅー
誰にも予測できない結末系の映画といえば、先日『パーフェクト・ストレンジャー』を観て酷い目に会ったばかりですが、ジム・キャリー主演のサイコ・スリラーならきっと面白いだろうと思い、『ナンバー23』を観てきました。
★★★

「決して結末を予測することができない」とか、「あなたはきっと騙される」なんて宣伝文句は、全面的に廃止すべき。
この映画の予告編も、1ヶ月前まではこんなコピー使ってなかったのに、いつの間にやら予告編の最後にこの文句が使われていて、期待していた熱が急激に冷めた。
そんな事はどうでも良い映画なのに…。

この先はネタバレ、ストーリーは完全に秘密にしなければならないそうですので、観ていない方は読まないでください。

ネタバレ
サイコ・スリラーとしては非常に作りが面白いんだけど、もうね、『パーフェクト・ストレンジャー』のせいで台無し。
同じコピー、同じ犯人、何だろう、この映画を潰す為の映画だったんでしょうか。

でも、本質は本を書いたのが誰かなんて事じゃないはずなのに、同じコピーを使った配給にも問題があります。
おかげで、コピーを聞く前とは全然違う視点で観てしまい、本質的な部分を楽しむ事が出来ませんでした。
途中で想像がつくように作られているのに…。

ふと目にした数字の配列の中に、23を見つけるだけならまだしも、足したり引いたり何でもかんでも23にこじつける発想がいかにもパラノイア的で、オープニングから「何でやねん」と思いながら観ていた方には楽しめないでしょう、俺のように。
観終われば主人公の妄想が生んだものだとも解釈も出来ますが、あのオープニングは要らないですよね、違う方向にハードル上げ過ぎです。

前半の、主人公が本に倒錯していく様子は眠くて仕方がありませんでしたが、この部分をクリア出来た人にはとってはじっくり観れる一本だったはず。
ジム・キャリーは相変わらず面白いし、全体に散りばめられている伏線を拾っていくのもわかり易くて1回観れば良いようにまとまっている。

映像的にも実験的な事を盛り込みまくっていて、ジョエル・シューマッカー渾身の映画だと想像できる。
画面がブレまくるところは頭がクラクラして目を背けましたがw
ありゃスクリーンで観るのには辛すぎる。



オペラ座の怪人

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