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『恐竜と隣人のポルカ -K/T BOUNDARY-』@シアタードラマシティー

2008-07-10 | ステージれびゅー
昨年の劇団Piper公演『ひーはー』を観るまでは名前すら知らなかったのに、今やすっかりはまってしまった後藤ひろひとの最新作『恐竜と隣人のポルカ -K/T BOUNDARY-』。
4月に観た感動作『MIDSUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人』の再演から一転して、今回は何も心に残るものは無い(by後藤ひろひと)笑いだけを追求したドタバタコメディーです。

劇場に行くと、入り口にはセキュリティーチェックのゲート(のバッタモン)が設けられ、芝居が始まる前から大王ワールド。
始まるまでの間も、ハンターの格好をした二人の役者さんが客席をウロウロしながら観客とコミュニケーションを取り、暗くなると二人がそのまま舞台上に上がって前説が始まった。

今回は中央通路の真上の席だったので、全体が無茶苦茶観やすい!

前説が終わると、舞台中央に置かれた小さな家を描いたセット割れて、中から着ぐるみの恐竜を引き連れた石野真子が恐竜番組の司会をする“石野真子”役で登場w
なんじゃこのツカミはw
続けて恐竜博士役の後藤ひろひとが登場し、大王と石野真子+着ぐるみ(&プロデューサー役の兵動大樹)での絡み。
ハイテンションで暴言吐きまくりの石野真子のキャラがありえねーw

番組が終わった後に寺脇康文、手塚とおる、水野真紀、竹内都子&森本亮治、大和田美帆が登場して本筋のホームコメディー。
既に訳のわからん恐竜番組で温まってるのに、またこの4人の絡みが無茶苦茶でやりたい放題(風)なのに加え、リアルでハイテンションだったらしく、トチるわ噛むわ、勢いつき過ぎてコケるわw
特に寺脇康文が竹内都子を役名じゃなくて「ミヤ…」と呼び間違えてしまった辺りから、みんな吹っ切れた感じでやりちぎり状態に。
知らなかった人だけど、手塚とおるも面白いわーw

いつもにも増してどこまでが演出なのかわからない“ノリ”で大爆笑の2時間ちょい。
後藤ひろひとの仰るとおり、何も心に残るものは無いけど何も考えずに笑い転げる2時間を過ごせました。
サイッコー!

観てる方はもちろん楽しんだけど、演じてる役者さん達も相当楽しかったろうなぁ。

これはDVDで出たらみんなに貸しまくってしまいそう。
こういうコメディーは、深く書くよりも実際に観てもらった方が良い。

この先ちょっとネタバレです。

全ての構成が“笑い”の為。

幕間の休憩時間は無し、でも役者さん達の為に1分だけ下さいとか言いながら、その間にも博士役の大王が爆笑をさらって行く訳でw

何より、石野真子がアイドル時代をネタに捨て身のキャラクターを演じきってるところがステキ過ぎ。
まさかフリフリのピンクの衣装で『プリティー・プリティー』をフルコーラス歌いながらカーテンコールだなんて、頼む方も頼む方だけどよく本人が受けたよなぁw


8月は『タニマチ金魚 更年期 SHOW ガール』『道元の冒険』『SISTERS』の3本、10月は『黒部の太陽』『キーン』、11月は『ベントラー・ベントラー・ベントラー』のチケットを押さえました。
見境なく飛びつきすぎ…、でも『から騒ぎ』と『RENT』(田中ロウマの回)も観に行きたい。

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