2ヶ月足らずでまた沖縄。
今度は初めての慶良間諸島、座間味島。
3月に国定公園になったばかりなのを、現地に着いてから知ったなんて事は内緒です。
またおひとりさまで、今回はマイレージを使ってANA利用。
1日目
関空での機材遅れと那覇上空では雷雨の影響も有って、まる一時間遅れで13時半の那覇空港到着。
その雨のせいで荷物の受け取り開始も20分以上かかり、空港を出たのは14時をまわってから。
だいぶ余裕を見ていた座間味行きのフェリーの時間の16時まで、あまり無くなってしまいました。
予定ではモノレールで牧志駅まで移動したあと、つぼやの先のJEFでぬーやるバーガーを食べたり、国際通りをぶらぶらしてからフェリーに向かうはずだったのですが、雨も降っている事だし、うろうろせず牧志駅前のアメリカ食堂で食事するだけに変更。
ここは数年前にタコスを食べて凄く美味しかったのと、ハンバーガーのメニューが美味しそうで今度食べようと思ったのを思い出しての選択。
とりあえずオリオンビールの生!そして、あぐー豚沖縄バーガーのセット。
中身の構成はぬーやるばーがーと同じだけど、値段が数倍するだけあってJEFのとは比べ物にならないくらい美味くてボリュームも満点。
遅い昼飯なのに宿のメシの量がどんなものか何も考えず、お腹いっぱいになってしまいました。
ゆっくりしている間もなくフェリーの時間が近づいてきたので、店の前でタクシーを拾って泊港に移動。
毎度毎度、タクシーのおっちゃんはみんなフレンドリーで会話好きなので、タクシーに乗ると「あー、沖縄に来た」って気持ちになる。
泊港からは高速フェリーのクイーンざまみに乗って、阿嘉島を経由して1時間ちょい。
あいにくの雨でも、初めての島で気持ちがアガるアガる。
宿はフェリー乗り場から直ぐで、ダイバーの方がメイン客の民宿。
本当にフェリー乗り場の目の前なので、部屋の窓からは港が見渡せますが、テレビが無くて共同シャワー、共同トイレ。
一休みしたらもう晩飯の時間18時。
お食事は女将さんの手料理でした。
他のお客さん達はダイバーの夫婦だったりで会話についていけそうになく、食事が済んでからもゆんたくには参加せず、というか参加出来ず、ひとりで小雨の中を散歩に出かけたり。
部屋で一人で呑んでみたり。SNSに暇具合をぶつけてみたり。そうこうしている内に雨が上がり、辺りが真っ暗になって行く中を再び散歩に行ってみたり。テレビが無いと時間の過ぎるのが遅いこと!
iPadのHuluで映画を観たり、畳のスキマから次々に出てくるシロアリを潰して捨てたり…23時にはもう間が持たなく無くなってフテ寝。
ゆっくり時間の流れるところに行ってもそわそわしちゃって、スローライフとか似合わない俺。
ところが、この夜凄く勿体ない過ごし方をしていた事を知ることになります。
2日目、海へ
23時台に寝たおかげというか、せいというか、朝6時半にパッチリお目覚め。
二度寝しようにも眠れず、朝食の8時までまだまだ時間が有るので、だらだらと準備をして7時から1時間の早朝散歩に出かけました。
夜中の間物凄い風の音がしていましたが、風がすっかり雨雲を押し流してくれたのか今日は降らなさそう。
阿真ビーチ方面に続く道路を歩いて行く途中で最初に出会ったのは、人じゃなくて道端に寝転んで一人で地面にじゃれていたねこ助様。
両目が真っ白になっていて見えていないようだったけど、車が多い都会だったら生きていくの大変だったろうなぁ。
そのままのんびり15分程歩いて行くと、映画で有名になった犬、マリリンの像が有る岬。マリリンの像は対岸の阿嘉島を望んでいました。
この距離をシロは毎日泳いで来ていたのかと思うと驚き。あんまり遠くに行くと朝飯に間に合わなくなるので、ここで引き返す事に。
海岸に添った遊歩道を歩いていると、道の向こうからわんこが一匹ノタノタと歩いてきました。マ、マリリン?じゃないな。歩き方から相当な老犬だと思いますが、凄く毛並みが綺麗で人懐こくて、俺の後ろを着いてくるので旅の仲間が出来た気分。写真を撮っている最中は横でじっと待ってくれていてめっさ可愛い。
と思っていると遠くの方から飼い主の女性が。短い旅の仲間でした。
宿に戻って朝食。
居心地が悪くてちゃっちゃと済ませようと飯をかき込みながら同じテーブルを囲んで食事をしているダイバーさん同士の会話に耳を傾けていると、俺が暇すぎて悶絶していた夜は丁度満月でサンゴの産卵を観てきたのだそうで、デジカメを見せて盛り上がり始めました。
同じテーブルに居るのに会話に加わっていない俺は、「へっへーん、俺は見たくないんだからね」的な聞いてないフリでちゃっちゃと退散。
サンゴの産卵なんて、見ようと思って潜りに来てもなかなか見られないらしいと言うのは前から聞いていたのに、口惜しや…口惜しや…。
シュノーケリングしかしないのに、ダイバーの宿になんて泊まるんじゃなかった。
気を取り直し、半袖ラッシュガードと水着に着替えてチェックアウト。
宿の方から、古座間味ビーチのレンタルショップでシュノーケリングセットを借りる場合は、呼べば車で迎えに来てもらえると教えてもらい、早速「レンタルショップ比嘉」さんに電話をかけて宿まで来て頂きました。
ひとり客では気が引けたんですが、凄く陽気な女性スタッフの方が楽しく接して下さって感謝。
シュノーケリング3点セットを借り、良いポイントとか荷物を置くのに良い場所だとかを教えてもらって、速攻ビーチへ。
まだ8時半で、完全に誰もいないミシュランガイド二つ星のビーチを独り占め。
と言うか、実はこの日はワールドカップ日本戦の初戦がこの時間帯に重なっていたから余計に誰も来ていなかったのかも。
俺にはサッカーよりも目の前の海。
スゲー綺麗!しかも、前から聞いていた通りこのビーチは5mも進むともうサンゴ礁が広がっていて魚がうじゃうじゃと。
特にここはミシュラン云々で世界的に人気のビーチの為、禁止されていても観光客に餌付けされてしまっているのか、魚の方からこっちへ寄ってきて「なんかくれ」みたいな状況になります。
それが良いのか悪いのかって話も有りますけれど。ぜーんぜん雨は降らないし、むしろ時々日が差し込む位で直射日光じゃない分過ごしやすい位。
ショップの方は、大雨の後でちょっと透明度落ちてるしかもしれないっておっしゃっていたけど、そんな事どうでも良い位に美しくて満喫。何度か上がって休憩を取りながら、11時半まで三時間に渡って泳ぎまくり、魚と戯れまくりで、疲れ果てた頃にちょうどカメラの電池が上がってしまいました。
じゃぁ、丁度良いから今度はウミガメが住み着いているので有名な阿真ビーチへ移動しようかと朝からお世話になっているショップの女性に相談してみたら、誰かに電話をかけて調べて下さって、「これから大潮の引き潮の時間になるから阿真ビーチに行っても泳げないしウミガメどころじゃない」と言う事と、「この古座間味ビーチでもサンゴの様子が違ってまた別の楽しみ方が出来るポイントが有るよ」と、別のポイントを教えて下さいました。
しかも、カメラに使いたいので単4電池は扱っていないかと伺ったら、「無いけどおばあに買ってきてもらうから昼食食べながら待ってて」と、店番をしていたおばあに頼んでくださり、なんとおばあは他に用も無いのにわざわざバイクで港まで行って買ってきて下さったんですよ。
感謝と言うか、もう感激で朝食までの陰鬱な気持ちが全部晴れて最高の旅になりました。
「レンタルショップ比嘉」さんありがとうございました。
こちらはお店に居たねこ様。
昼食は隣の海の家で久しぶりの中身そば。ここのはちょっと臭かった。
これが、おばあがバイクに乗って買ってきて下さった電池。
その2へ進む→
今度は初めての慶良間諸島、座間味島。
3月に国定公園になったばかりなのを、現地に着いてから知ったなんて事は内緒です。
またおひとりさまで、今回はマイレージを使ってANA利用。
1日目
関空での機材遅れと那覇上空では雷雨の影響も有って、まる一時間遅れで13時半の那覇空港到着。
その雨のせいで荷物の受け取り開始も20分以上かかり、空港を出たのは14時をまわってから。
だいぶ余裕を見ていた座間味行きのフェリーの時間の16時まで、あまり無くなってしまいました。
予定ではモノレールで牧志駅まで移動したあと、つぼやの先のJEFでぬーやるバーガーを食べたり、国際通りをぶらぶらしてからフェリーに向かうはずだったのですが、雨も降っている事だし、うろうろせず牧志駅前のアメリカ食堂で食事するだけに変更。
ここは数年前にタコスを食べて凄く美味しかったのと、ハンバーガーのメニューが美味しそうで今度食べようと思ったのを思い出しての選択。
とりあえずオリオンビールの生!そして、あぐー豚沖縄バーガーのセット。
中身の構成はぬーやるばーがーと同じだけど、値段が数倍するだけあってJEFのとは比べ物にならないくらい美味くてボリュームも満点。
遅い昼飯なのに宿のメシの量がどんなものか何も考えず、お腹いっぱいになってしまいました。
ゆっくりしている間もなくフェリーの時間が近づいてきたので、店の前でタクシーを拾って泊港に移動。
毎度毎度、タクシーのおっちゃんはみんなフレンドリーで会話好きなので、タクシーに乗ると「あー、沖縄に来た」って気持ちになる。
泊港からは高速フェリーのクイーンざまみに乗って、阿嘉島を経由して1時間ちょい。
あいにくの雨でも、初めての島で気持ちがアガるアガる。
宿はフェリー乗り場から直ぐで、ダイバーの方がメイン客の民宿。
本当にフェリー乗り場の目の前なので、部屋の窓からは港が見渡せますが、テレビが無くて共同シャワー、共同トイレ。
一休みしたらもう晩飯の時間18時。
お食事は女将さんの手料理でした。
他のお客さん達はダイバーの夫婦だったりで会話についていけそうになく、食事が済んでからもゆんたくには参加せず、というか参加出来ず、ひとりで小雨の中を散歩に出かけたり。
部屋で一人で呑んでみたり。SNSに暇具合をぶつけてみたり。そうこうしている内に雨が上がり、辺りが真っ暗になって行く中を再び散歩に行ってみたり。テレビが無いと時間の過ぎるのが遅いこと!
iPadのHuluで映画を観たり、畳のスキマから次々に出てくるシロアリを潰して捨てたり…23時にはもう間が持たなく無くなってフテ寝。
ゆっくり時間の流れるところに行ってもそわそわしちゃって、スローライフとか似合わない俺。
ところが、この夜凄く勿体ない過ごし方をしていた事を知ることになります。
2日目、海へ
23時台に寝たおかげというか、せいというか、朝6時半にパッチリお目覚め。
二度寝しようにも眠れず、朝食の8時までまだまだ時間が有るので、だらだらと準備をして7時から1時間の早朝散歩に出かけました。
夜中の間物凄い風の音がしていましたが、風がすっかり雨雲を押し流してくれたのか今日は降らなさそう。
阿真ビーチ方面に続く道路を歩いて行く途中で最初に出会ったのは、人じゃなくて道端に寝転んで一人で地面にじゃれていたねこ助様。
両目が真っ白になっていて見えていないようだったけど、車が多い都会だったら生きていくの大変だったろうなぁ。
そのままのんびり15分程歩いて行くと、映画で有名になった犬、マリリンの像が有る岬。マリリンの像は対岸の阿嘉島を望んでいました。
この距離をシロは毎日泳いで来ていたのかと思うと驚き。あんまり遠くに行くと朝飯に間に合わなくなるので、ここで引き返す事に。
海岸に添った遊歩道を歩いていると、道の向こうからわんこが一匹ノタノタと歩いてきました。マ、マリリン?じゃないな。歩き方から相当な老犬だと思いますが、凄く毛並みが綺麗で人懐こくて、俺の後ろを着いてくるので旅の仲間が出来た気分。写真を撮っている最中は横でじっと待ってくれていてめっさ可愛い。
と思っていると遠くの方から飼い主の女性が。短い旅の仲間でした。
宿に戻って朝食。
居心地が悪くてちゃっちゃと済ませようと飯をかき込みながら同じテーブルを囲んで食事をしているダイバーさん同士の会話に耳を傾けていると、俺が暇すぎて悶絶していた夜は丁度満月でサンゴの産卵を観てきたのだそうで、デジカメを見せて盛り上がり始めました。
同じテーブルに居るのに会話に加わっていない俺は、「へっへーん、俺は見たくないんだからね」的な聞いてないフリでちゃっちゃと退散。
サンゴの産卵なんて、見ようと思って潜りに来てもなかなか見られないらしいと言うのは前から聞いていたのに、口惜しや…口惜しや…。
シュノーケリングしかしないのに、ダイバーの宿になんて泊まるんじゃなかった。
気を取り直し、半袖ラッシュガードと水着に着替えてチェックアウト。
宿の方から、古座間味ビーチのレンタルショップでシュノーケリングセットを借りる場合は、呼べば車で迎えに来てもらえると教えてもらい、早速「レンタルショップ比嘉」さんに電話をかけて宿まで来て頂きました。
ひとり客では気が引けたんですが、凄く陽気な女性スタッフの方が楽しく接して下さって感謝。
シュノーケリング3点セットを借り、良いポイントとか荷物を置くのに良い場所だとかを教えてもらって、速攻ビーチへ。
まだ8時半で、完全に誰もいないミシュランガイド二つ星のビーチを独り占め。
と言うか、実はこの日はワールドカップ日本戦の初戦がこの時間帯に重なっていたから余計に誰も来ていなかったのかも。
俺にはサッカーよりも目の前の海。
スゲー綺麗!しかも、前から聞いていた通りこのビーチは5mも進むともうサンゴ礁が広がっていて魚がうじゃうじゃと。
特にここはミシュラン云々で世界的に人気のビーチの為、禁止されていても観光客に餌付けされてしまっているのか、魚の方からこっちへ寄ってきて「なんかくれ」みたいな状況になります。
それが良いのか悪いのかって話も有りますけれど。ぜーんぜん雨は降らないし、むしろ時々日が差し込む位で直射日光じゃない分過ごしやすい位。
ショップの方は、大雨の後でちょっと透明度落ちてるしかもしれないっておっしゃっていたけど、そんな事どうでも良い位に美しくて満喫。何度か上がって休憩を取りながら、11時半まで三時間に渡って泳ぎまくり、魚と戯れまくりで、疲れ果てた頃にちょうどカメラの電池が上がってしまいました。
じゃぁ、丁度良いから今度はウミガメが住み着いているので有名な阿真ビーチへ移動しようかと朝からお世話になっているショップの女性に相談してみたら、誰かに電話をかけて調べて下さって、「これから大潮の引き潮の時間になるから阿真ビーチに行っても泳げないしウミガメどころじゃない」と言う事と、「この古座間味ビーチでもサンゴの様子が違ってまた別の楽しみ方が出来るポイントが有るよ」と、別のポイントを教えて下さいました。
しかも、カメラに使いたいので単4電池は扱っていないかと伺ったら、「無いけどおばあに買ってきてもらうから昼食食べながら待ってて」と、店番をしていたおばあに頼んでくださり、なんとおばあは他に用も無いのにわざわざバイクで港まで行って買ってきて下さったんですよ。
感謝と言うか、もう感激で朝食までの陰鬱な気持ちが全部晴れて最高の旅になりました。
「レンタルショップ比嘉」さんありがとうございました。
こちらはお店に居たねこ様。
昼食は隣の海の家で久しぶりの中身そば。ここのはちょっと臭かった。
これが、おばあがバイクに乗って買ってきて下さった電池。
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