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ダイ・ハード ラスト・デイ

2013-02-19 | 劇場映画れびゅー
これで最後?『ダイ・ハード ラスト・デイ』をIMAXで観てきました。
★★★★

第九を効果的に使い「またあいつが帰ってきた感」を出していた予告編とは打って変わって、本編の冒頭は全然『ダイ・ハード』シリーズらしくない。
というか、むしろもう『ダイ・ハード』である必要が全く感じられない程別の作風に変わってしまっており、失望感さえ漂わせてしまっている。

が、一旦トラブルに巻き込まれてからのなかなか死なない男ジョン・マクレーンはさすがの存在感、息をもつかせぬアクションに次ぐアクションで、気づいたらいつものBGMがそこここに挟まれ、いつの間にか『ダイ・ハード』の世界へと誘われている。
シリーズへのオマージュ的な場面もそこここに見られるようになるので、ファンは我慢して観るように。

今回は、「何でも有り」とか「なんで死なないの?」のレベルを超え、「もう無茶苦茶」と言う言葉が一番しっくり来る振り切れ具合に、驚きとか高揚感を超越したトランス状態にさせられ、俺の場合殆どゲラゲラ笑って観ていた。
特に序盤のカーアクションは、息子役のジェイ・コートニーも出演していた『アウトロー』での物足りなかったモヤモヤ感を完全に払拭。
アメリカ人がロシアの街中を縦横無尽に破壊して廻る映画が作られる時代が来るとはね。

原題は『A Good Day to Die Hard』と、全然最終回感を漂わせていないので、マクレーンの災難はまだ続くのかもね。
前作の後で噂になってた「次はジャックが出るに違いない」というファンの予想にしっかり応えてくれた製作陣、死なないおっさんと死なない息子の新コンビはマンネリを超えたこのシリーズに新たな風を吹き込んでくれたけれど、次が有るならボニー・”ホリー”・ベデリアも出して親子4人揃って不幸のドタバタアクションを見せて欲しい。



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