通夜に行った折、
司会進行の中で、
「…ご回向の程宜しくお願い申し上げます」との言葉があった。
浄土真宗では回向という言葉でなく「読経」と言って欲しかったのに…
辞書には「回向」は
仏事を営んで死者に成仏を祈ることとある。
浄土真宗の「通夜の読経」は
故人を追憶し仏恩報謝の懇念を深めるものであります。
…
明日、葬儀の打ち合わせと時、
回向と言わないでと言おうと思っていたら…
通夜が終わるや否や
私と所に自ら進んで謝りに来て下さった。
「すいません。ついうっかり回向と言ってしまいました」
私はこの一言で安心しました。
すぐさま自らの不注意を謝りに来る。
有り難かったなぁ…
人間、不注意をごまかして謝らないものだが…
この方はいい司会者になるね。