住職の独り言

~ご縁に触れて~

しゃべれるようになったら…

2013年11月08日 | Weblog

「神様が 1日だけ 魔法をかけて しゃべれるようになったら…」

こんな書き出しの投稿記事が産経新聞に掲載されていた

事故のため肢体不自由となり言葉も失った12歳の少女のエッセー

「わたしの願い」 

わたしは しゃべれない 歩けない

口が うまく うごかない

手も 足も 自分の思ったとおり うごいてくれない

一番 つらいのは しゃべれないこと

言いたいことは 自分の中に たくさんある

でも うまく 伝えることができない

先生や お母さんに 文字盤を 指でさしながら

ちょっとずつ 文ができあがっていく感じ

自分の 言いたかったことが やっと 言葉に なっていく

神様が 1日だけ 魔法をかけて

しゃべれるようにしてくれたら…

家族と いっぱい おしゃべりしたい

学校から帰る車をおりて お母さんに

「ただいま!」って言う

「わたし、しゃべれるよ!」って言う

お母さん びっくりして 腰を ぬかすだろうな

お父さんと お兄ちゃんに 電話して

「琴音だよ! 早く、帰ってきて♪」って言う

2人とも とんで帰ってくるかな

家族みんなが そろったら みんなで ゲームをしながら おしゃべりしたい

お母さんだけは ゲームがへたやから 負けるやろうな

「まあ、まあ、元気出して」って わたしが 言う

魔法が とける前に

家族みんなに

「おやすみ」って言う

それで じゅうぶん

  (大阪府岸和田市 森琴音 小学生) 

…何も言うことはないですね

「おやすみ」って言うだけで十分だって

私たちは何とうかうか過ごしていることか…反省!

コメント
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