大ヒットとなり上映中の映画
「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go」の歌詞に
ありのままの姿見せるのよ
ありのままの自分になるの…
とありますが
仏教で
真実を言語でtattvaといい「ありのままのすがた」と訳される。
花はありのまま咲いて、ありのままに散っていく
人間世界で言うなら
病気になっても愚痴ることなく病気を受け入れ
愛する人が亡くなっても、悲しむことなく受け入れる
人から非難されても、怒ることなく受け入れ
…まぁ貪欲・真意・愚痴の心を離れる事だろうけど
なかなか出来ない事ですね
親鸞聖人は
[凡夫というは、無明煩悩われらが身にみちみちて、欲もおほく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころおほくひまなくして、臨終の一念にいたるまでとどまらず、きえず…」
と示されます。
ありのままに生きるのは理想ではあるけど…
出来ないですね。
【教行信証】
「一切を知見して衆生を憐愍すること、赤子のごとし。すでに煩悩を離れて、よく衆生三毒の利箭を抜く」
意訳:衆生を赤子のように哀れみ、すでに自ら煩悩を離れていて、衆生の身に突き刺さっている三毒の鋭い矢を抜き取ってくださいます。
(つづく)