住職の独り言

~ご縁に触れて~

法然聖人の求道

2016年02月07日 | 独り言

法然聖人は9歳で得度

15歳~24歳まで比叡山で修行(9年間)

24歳~34歳まで、奈良・伏見・京都で修行研鑽され

34歳~また、比叡山で修行研鑽

しかし、自らの出離の要道に

出遇うことが出来ませんでした。

43歳の時、たまたま手にされた

善導大姉の「観経疏」の中の

「一心に専ら弥陀の名号を念じて、

行住坐臥の時節の久近を問わず、

念々に捨てざる者、

これを正定の業と名づく、

彼の仏の願に順ずるが故に。」

ただお念仏申すのみで救われる。

それが阿弥陀如来の願いであり、お約束と知り…

この文によって他力救済の大願を知り

初めて、「これだ!」という

自らが救われる要道に出遇われ

善導大師だた一人に深く帰依された。

しかし、9歳で得度して43歳の時まで…

すごい!求道の道ですね。

その後の人生は80歳の還浄の時まで

お法を伝道なさった訳だ。

南無阿弥陀仏

コメント
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