住職の独り言

~ご縁に触れて~

春の風

2016年05月18日 | 独り言

春、何とも心地よい風が吹いてくると、

花や新緑の香りが漂ってくる感じがする

そんなことを考えていたら

千の風を思い出す

「千の風 」    訳・大須賀発蔵(作者不明)

~大きないのちにつつまれて~

私のお墓の前で涙を流さないでください

そこには私はいません 永久に眠ってなんかいません

ホラいまはもう世界中に吹く一〇〇〇の風の中です

雪にきらめくダイヤモンドのように

世界中を照らす光のうちにいます

実りの作物を照らすあの陽の光となり

秋にはやさしく降る雨となって

すべてのものを包んでいます

あなたが朝 窓を開ければ

風となってあなたの髪をさらさらとなびかせます

夜あなたが眠るとき

星になってあなたをいつも見守っています

だからどうかそのお墓の前で泣かないでください

私はそこにはいません

私は死んではいないのです

新しくうまれたのですから

千の風

大きないのちにつつまれて

私のお墓の前で泣かないで

そこにわたしはいない

私のお墓の前で泣かないで

そこにわたしはいない

南無阿弥陀仏

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