住職の独り言

~ご縁に触れて~

とらわれ心

2017年09月20日 | 独り言

方丈記の作者で鎌倉時代を生きた鴨長明は、

お釈迦さまの教えの真意を「何事にも執われないこと」と理解した。

私たちは、自分が生きてきた過去の知識や経験から

あの人は酒飲みで癖が悪い!

あの人は○○大学出身で頭がいい!

あの人は○○会社の重役なんだって…

あの人はいい人、あの人は嫌い!

あの人はああいう人だ!

と一方的にレッテルを貼っている場合がある

まさに自分の思い込みで

「私の意見は正しい!あなたの意見は間違っている」と言ったりする

そして、些細なことで自分を貶んだり

人を見下し優越感を抱いたり…

まさにとらわれ心に支配されている私。

そんな私の「とらわれ心」を解放し

自我を脱するのが仏教の教え。

 

【秋の彼岸法要】

平成29年9月23日(土)午後1時30分~

法話 福間義朝師(広島県)

尚、天真寺合葬墓「やすらぎ堂」でのお参りは

  9月23日(土)午前10時30分~仏参致します。

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