住職の独り言

~ご縁に触れて~

聖徳太子と親鸞聖人

2018年06月11日 | 独り言

日曜礼拝は私の当番でした。

お話の要点は

聖徳太子と親鸞聖人…残された言葉は違えども、お二人の意味するとことは同じ。

 

★聖徳太子…「我必ず聖に非ず。彼必ず愚かに非ず。共に是れ凡夫ならくのみ」(十七条憲法10条)

★親鸞聖人…「凡夫」といふは、無明煩悩われらが身にみちみちて、欲もおほく、いかり、はらだち、
   そねみ、ねたむこころおほくひまなくして、臨終の一念にいたるまで、とどまらず、
   きえず、たえずと…(一念多念文意)


 

★聖徳太子…「世間は虚仮なり。唯仏のみ是れ真なり」(天寿国繍帳面)

★親鸞聖人…「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもってそらごとたはごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておはします」(歎異抄)

 

★聖徳太子…  「和らかなるをもつて貴しとなし、忤ふる こと なきを宗となす」(十七条憲法1条)

★親鸞聖人…和とは柔軟信=信心 
 …「それ衆生ありて、この光に遇ふものは、三垢消滅し、身意柔軟なり。歓喜踊躍して善心生ず。もし三塗勤苦の処にありて、この光明を見たてまつれば、みな休息を得てまた苦悩なし」(仏説無量寿経)

コメント
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