住職の独り言

~ご縁に触れて~

夜半に嵐

2019年01月07日 | 独り言

正月、3~4日仙台へ出張。

一泊二日の予定で薬・気がえを用意して出かけた

仙台に着くと、葬儀がもう一件入ったから二泊三日にしてくれと言う。

そう言う事あるんですよね…

せめて薬だけは余分に以て出かけるべきだった。

そんな時、思い出されるのが

親鸞聖人九歳の春のこと

得度(お坊さんになる式)が夕暮れ時となってしまった。

慈円院主が、今日は日も暮れかけたので、明日にしようと言われた時、

幼い親鸞聖人はこのような歌を詠み院主に訴えました。

「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」

(咲き誇っている桜も今晩嵐にあって散ってしまうかもしれません。

今、得度式をしてほしいと懇願され得度式をされました)

まさに、何が起こるかも知れません、若干の余裕を持つべきでした。

コメント
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