住職の独り言

~ご縁に触れて~

阿吽

2020年01月29日 | 独り言
阿吽(あうん)は、宇宙の始まりから終わりまでを表す言葉とされ

「阿」は万物が発生する原理、

「吽」は万物の集結する智徳を表す。

サンスクリット語の始めの「阿」と終わりの「吽」

「阿」は開口の発音、「吽」は閉口の発音で、それぞれ発音表における最初と最後に位置し、一切の言語、音声はこの二音に帰するとして、一切諸法の始めと終わり、…、この二音に包括されないものはないとして、一切諸法を意味するものと考えられた。〈図説仏教語大辞典(中村元著)〉

「阿吽」とは、「相対する2つのもの」

対極に相対する2つのものの様な関係

「阿吽の呼吸」言葉を交わさずとも、理解しあえる。

…ペアで行動する時に呼吸が合っていること。として使われる様になった。

南無阿弥陀仏(なもあみだぶ)も阿吽で出来ていた。

「な:開口 も:閉口」「あ:開口 み:閉口」「だ:開口 ぶ:閉口」



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