住職の独り言

~ご縁に触れて~

シャラノキ(娑羅の木)

2023年06月08日 | 独り言
沙羅双樹とは、お釈迦様が入滅した場所に生えていたとされる木です。ただ本来の沙羅双樹(フタバガキ科のShorea robusta )は、温暖な地域でしか育たないため、仮託してツバキ科のナツツバキを沙羅双樹または沙羅の木と呼び、地方によってはサルスベリ(猿滑り)というところもあります。

蒸し暑くなり出した頃に、純白の花は少し明るい木陰と相まって涼しさを運んでくれます。

朝に開花し、夕方には落花する一日花で、ひっそりと咲き自己主張をしない花ですが、朝は散った花の清掃に追われる日々が続きそうです。

あだにはかなき
身を知れと
シャラの花 (惠)





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