住職の独り言

~ご縁に触れて~

ストレス

2009年05月21日 | Weblog
私の友人 I さんは、大病してから自らの世間を狭くしている。
ご子息に住職を譲り隠居生活に入るという。
まァ…それは良いんだけど…
何もかも無居力なんだよね!

先日も友人と旅行に行った時、
カラオケは歌わないし、写真は撮らないし…
昔はそんなことなかったんだけど…

人間の身体はストレスが長く続くと身体のバランスが崩れ、
あらゆる病気の原因になるが、

逆に少し位のストレスがかからないと、
無気力・無関心・意欲の低下が起こり、
それが長く続くとチョットした心身の負担でも
過剰反応を起こすようになるという。

適度なストレスは心も体も強くするようだ。
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バリトン

2009年05月19日 | Weblog
先日の永代経法要で仏教讃歌ミニコンサートがあったが、
その折、音楽家である T さんに住職の声は「バリトンですよ!」と言われた。
バリトン?…バリカンなら知っているけど…

テノールとかバリトンという単語を聞いたことがある程度で、
音楽の素養のない私には意味不明…?

早速調べてみると、
テノールとバスとの中間の男声音域。次低音。…

あァ…やっぱりそうか…自分の声は低い方だと思っていたけど納得!!
T さんいつもお世話になっております。
これからは「私はバリトンです」とハッキリ言えそうです。
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地球は一つ

2009年05月19日 | Weblog
人が海を渡ることの無かった時代は、
病気が地球の隅々まで広がるのに数千年を要したという。

20世紀の第一次世界大戦中(1918年頃)発生した
スペイン風邪は、数ヶ月で世界に広まった。

21世紀の今、
コンピューターウイルスの様にアッという間に世界へと感染する。

牛の結核菌が進化し、人間に感染し結核が広まった。、
そして鳥・豚…の病気も進化し人間世界へとまん延している。

地球全てが一つになりつつあるということか…。
戦争・経済・食料…
自分の国を護るという時代は過去となりつつあるのに…
地域・国という単位に固執しているのは人間の愚かな自我心!
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永代経

2009年05月18日 | Weblog
昨日の一日を時間を追って紹介

4:30 起床
7:00 朝の集い
9:00 門信徒会総会・永代経準備
10:00 役員集合
11:00 門信徒会総会
12:00 おとき(総会出席者と昼食)
13:00 永代経受付
13:30 永代経法要
14:20 音楽ミニコンサート
14:50 永代経法話
16:30 講師見送り
17:00 役員懇親会(料理屋さんへ)
19:00 懇親会終了
19:30 二次会カラオケへ
21:40 帰宅
22:30 就寝

慌ただしき一日も、
皆さんのおかげで総会・永代経も終わりホット
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人生の宝物

2009年05月17日 | Weblog
私の宝物って何だろう?…宝石・財産・名誉・人でも子供・妻・夫・恋人…

ある人は、中学時代の初恋の人と結婚して11年後「好きで好きでたまらない」彼を交通事故で亡くしたそうです。
 しかし、今でも彼女の人差し指には16歳の時彼から貰ったビーズの指輪がされているという。

その人にとっての宝物は、彼であり、ビーズの指輪かも知れない。

では、私の人生でなくてはならない究極の宝物ってあるんだろうか?

仏さまのみ教えに聞いて見ると、
いつか離れていく宝物ではなく、
時代が変わろうと、
人に見放されようと、
私を生かしきる究極の宝物は
お念仏のみ教えこそが永遠の宝物と示されます。

~仏説無量寿経~
「衆のために宝蔵(法蔵)を開きて、広く功徳の宝を施せん」
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マラソンゴール

2009年05月16日 | Weblog
歌手の加藤登紀子さんが、
ご主人の加藤敏夫さんの死に際して
~病を生きる~という中で

…死ぬ直前はずっと呼吸を一生懸命してきて
最後にマラソン選手がゴールしたときのように「生」をふっと手放した。
一瞬で。最後に私は彼と抱き合って
「素晴らしかったよ。あなたは最後まですてきだったわ」
と言いました。
彼にははっきり聞こえたと思います。
誰だって死ぬわけで、人生が終わらなくちゃいけないことは決まっている。
このごろ「納得する」という
死の迎え方もあるだろうということを少しずつ分かったんです。…

と書かれていた。

最近、拙寺の婦人会役員であったYさんを見送った。
22年前にご主人を見送ってから家族を護り、
お聴聞もよくして下さり、役員としても活躍して下さった優しい人だった。

加藤登紀子さんの文章を重ね合わせながら思うと、

先に往かれたご主人が道案内となり、
後ろから押して下さったりと、
種々なるお導きを下さりお念仏を慶ぶ身にお育て下さった。

寂しいながら納得してお浄土参りの時を迎えられたんだろうなァ…

Yさんを偲び思いにふける…倶会一処…南無阿彌陀佛…
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執着心

2009年05月15日 | Weblog
ある男が歩いていると、大河に出くわした。
河には橋もなく、船もない。
そこで男は、木を集めて筏(いかだ)を作り、川を渡り向こう岸に着いた。
男は苦労して作った筏を捨てるのはもったいないと考え、
その筏を担いで歩き始めた。

お釈迦さまは、この話を聞いてどう思う?
と尋ねられた…という。

筏(いかだ)は川を渡る為には必要だが、
陸地を担いで歩いても何お役にも立ちません。

私達もこれと同じ生活を送っているのでは…?

○○大学出身…学歴を自慢し
定年になっても○○会社の専務をしていた…と過去の地位を自慢し
競馬でいくら儲けた。パチンコでいくら稼いだ…
私の家は旧華族だった…私の家は資産家…名誉や財産を自慢する。
数え上げればきりがない…

現在のことだけでなく、過去のことから、先祖まで…
地位や名誉・財産…自慢しおごり高ぶる。

まさに必要のなくなった筏を担いで歩くのと一緒!!

これを執着心といいます。
浅ましや・お恥ずかしや…私もその一人!
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夢と時間

2009年05月14日 | Weblog
~朝の詩より~
 井浦敬介 52歳

よく肥えた土は
黒くて柔らかい
種をまけば
やがて双葉となり
光りをいっぱい浴びて
きれいな花が咲く
あなたは
種をまいてますか?
心を柔らかく
保ってますか?

人生という砂時計の
時間はまだ
十分残ってますよ

…仏説無量寿経に、み教えを聞いて阿弥陀様の光りに遇うものは、
「身も心も和らぎ、喜びに満ちあふれる」と示されます。
まず、み教えを聞かせていただきましょう。
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座右の銘

2009年05月13日 | Weblog
広島大名誉教授の吉里勝利氏は生体の再生研究をしておられる方だが、
その方の座右の銘は
「自然に生きて、自然に学べ、すべての真実は自然の中にある」
と新聞に書かれていた。

これまさに浄土真宗じゃん!

吉里先生の言われる「自然」(しぜん)と、
私の思っている「自然」(じねん)と違うかも知れないけど…

親鸞聖人は「自然法爾章」(じねんほうにしょう)に一字一句を解釈され、
自然(じねん)とは、私のはからいを交えない阿弥陀如来のはたらきを自然と言われます。
また「真実といふはすなはちこれ如来なり」と示されます。
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日本人の謙虚さ

2009年05月12日 | Weblog
東都教育委員会が中・高生を対象に「自尊感情」について調査した結果。
中高生の5~6割が「自分」を好意的にとらえていないという。

以前行われた、日本青少年研究所による国際調査でも、
「私は他の人々に劣らず価値のある人間である」
との問いに「よくあてはまる」と回答した中学生が、
アメリカ51.8%、中国49.3%だったのに比べ、
日本は8.8%と極端に低い結果だった。

ある人は、日本人は「謙虚さ、控えめを良しとする日本文化がまだ根強い」と分析しておられた。

外国人が日本に来られてビックリしたという中に「マスク」があるそうだ。
この度の、新型インフルエンザでも外国ではマスクをする人は滅多にいないという。

日本では花粉症でマスクをする人もあるが、
風邪をひくと人に移らないようにマスクをする。

これなども「人に迷惑をかけないという謙虚さ」の現れかも…
…でも、この謙虚さや控えめも、年々崩れて来ている気がする。
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