2013年のブログです
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今年は新潟も大雪で、しばらく冬眠をしていました(冬眠をするなんて、クマさんのようですね)。
ようやく目覚めました。
転勤の荷物整理の中で、田中千穂子さんの『母と子のこころの相談室』を再読しました。
とてもよかったです。
このすごさは読んでみなくてはわからないだろうなと思います。
じーじが今回、読んでいて特にすごいなと思ったのは、プレイセラピーの時に砂をかけてきた子どもに対して、田中さんが、砂かけばばあが来た!、と言って、砂をかけられるという困難な事態の時に、それを砂かけばばあごっこという遊びにしたという事例。
美人の田中さんでも時にはばばあ(?)になるんだと妙に感心をしてしまいました。
また、じーじも尊敬をしている精神分析の藤山直樹さんの論文からの引用がたくさんあることに改めて気づき、これも大きな収穫でした。
今、じーじは放送大学大学院の修士論文を作成している真っ最中なのですが、いい本を再読できたなと本当に思えました。 (2013.3 記)
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2019年12月の追記です
久しぶりに再読をしました。やはりいい本です。
田中さんの丁寧でこまやかな臨床の様子がわかりやすく描かれていて、勉強になります。
今回も一番印象に残ったのは、砂かけばばあごっこのシーン。
プレイセラピーで砂をかけられて困っている時に、砂かけばばあが登場するという、その即興性と創造性に感心させられます。
じーじもいつか砂かけじじい(?)になってみようかと思います。
全編に子どもさんとおかあさんへの深い愛と確かな経験が満ちていて、感動的です。
初学者のじーじにはまだ気づけない部分も多いと思いますので、さらに勉強を深めたいと思います。 (2019.12 記)