長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

全国城めぐり宣言 第38回 「尾張国 古渡城」資料編

2020年01月17日 21時26分21秒 | 全国城めぐり宣言
尾張国 古渡城 とは

 古渡城(ふるわたりじょう)は、尾張国大名・織田信秀が尾張国愛知郡(現・愛知県名古屋市中区橘)に築城した平城である。天文十七(1548)年に廃城となった。信秀の嫡男・織田信長が元服した城として知られている。

 天文三(1534)年、織田信秀が東南方に備えるために築城した。信秀は今川家の武将・今川氏豊から奪った尾張国那古野城を嫡男の吉法師(のちの織田信長)に譲り、この城を新たな拠点とした。
 東西140メートル、南北100メートルの平城で、四方を二重の堀で囲んでいた。天文十五(1546)年、吉法師は古渡城にて13歳で元服する。天文十七(1548)年、美濃国に侵攻した信秀の留守を狙い、尾張国守護代・織田信友の重臣・坂井大膳らが古渡城下に攻め寄せ、この際に城下町は焼かれたが、落城はしなかった。同年、信秀は末森城を築いて移ったため、古渡城はわずか14年で廃城となった。
 遺構として、真宗大谷派名古屋別院の敷地内にある古渡城跡碑と、古渡城の堀跡を利用した下茶屋公園(真宗大谷派名古屋別院に隣接)がある。

交通
 名古屋市営地下鉄名城線・東別院駅(名古屋市中区大井町)の4番出口より徒歩で5分。
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