長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

おもしろかったけど……これが2013年最初に観た映画!?  『ゾンビデオ』  ~ロメロの章~

2013年01月10日 14時57分07秒 | ホラー映画関係
 どもども、こんにちは~! そうだいでございます。千葉は今日もいいお天気ですね~。

 いや~、いろいろあるんですよ、毎日。わたくし千葉在住なんですけど、しょっちゅうお仕事で埼玉県に行ったりしてるんですよ。その土地その土地の在来バスに揺られてはじめての仕事場に行ったり、武蔵野の大地を満喫したりしてるわけなんですよ。
 疲れないわけがないんですが……なんだか今のところは未体験な風景がいっぱいな日々なので、なんとか楽しく生きております!

 ゆっくり休みたい気分もあるんですが、今は修練のときですからね~。あっ、しかも今月はアパートの更新費用を払わなきゃいけないんだった! 休んで遊ぶには、時間も資金も足りませぬ~。


 相変わらず、去年から続いている「使徒検証シリーズ」が途中な我が『長岡京エイリアン』なのですが、今回そっちの方はちょっとお休みしましてそんな忙しいさなかになんとか時間をみつくろって観てきた、わたくしの2013年鑑賞第1発目の映画についてのあれこれをつづってみたいと思いま~す。
 観てきた映画は、これ!


映画『ゾンビデオ』(2012年12月公開 77分)

あらすじ
 弱小映像制作会社で働くアイコは、会社の倉庫に山積みされていた VHSビデオの中から、1960年代に作られたらしい『ゾンビ学入門』というタイトルの謎の映像作品を見つけ出す。その作品は、出演する女性リポーターがゾンビ遭遇の際にどう対処すればいいのかを紹介していくという形式のHOW TO ビデオだった。それを観たアイコの同僚でホラーマニアの橋本は、作品の異常なまでのリアルさに大喜びする。一方その頃、突如現れた正体不明の女・ヤスデとその妹カナブン率いるゾンビ軍団によって、日本全国は大パニックに陥ってしまった!


おもなスタッフ&キャスティング(年齢は撮影された2011年夏時点でのもの)

監督         …… 村上 賢司(41歳)
脚本         …… 河井 克夫(42歳)
特殊造形       …… 西村 喜廣(44歳 『冷たい熱帯魚』など)
アクション指導    …… 亜紗美(26歳)

主人公・アイコ    …… 矢島 舞美(19歳 ℃-uteリーダー)
アイコの同僚・橋本  …… 宮崎 吐夢(とむ 40歳)
アイコの叔父・ミツオ …… 大堀 こういち(48歳)
アイコの上司     …… 諏訪 太朗(57歳)
謎の女・ヤスデ    …… 鳥居 みゆき(30歳)
ヤスデの妹・カナブン …… 中島 早貴(17歳 ℃-uteダンス番長)
ゾンビ女子高生    …… 小明(あかり 26歳)
「ゾンビデオ」の女  …… 菅野 麻由(26歳)


・「日本一気骨のある女性アイドルグループ」℃-uteのリーダー・矢島舞美が主演する「世界一キュートなゾンビホラー映画」
・2011年の夏に撮影は終了していたが、一般上映までに実に「1年半」ものブランクを要したという、いわくつきの作品
・本作の主題歌となった℃-uteの17thシングル『世界一 HAPPYな女の子』はすでに2011年9月にリリースされており、さらには翌2012年2月にリリースされた7thアルバム『第七章 美しくってごめんね』にも収録されているため、新曲でもなんでもなくなっている
・監督の村上賢司は1995年にデビューしており、ホラー映画などのフィクション作品とドキュメンタリー作品の両方をコンスタントに手がけている(2004年以降は TVドラマの演出も担当)
・『ゾンビデオ』とほぼ同時期に製作された村上監督の『怪談新耳袋・殴り込み!劇場版 関東編』『沖縄編』2部作(2011年7月)はホラーとドキュメンタリーが融合した問題作だったが……怖いかどうかはわかんない
・脚本を担当した河井克夫の本業はマンガ家・イラストレーターだが、本作に出演している宮崎吐夢のコントDVD の共同演出や俳優としての出演もおこなっている
・アクション指導を担当した女優の亜紗美は本作にも出演しているが、2005~09年にアダルトビデオで活動してらっしゃったときには大変にお世話になりました……
・本作で不幸すぎる女子高生役を演じている小明は元アイドルの作家としても有名で、彼女の自伝的デビュー作『アイドル墜落日記』を読んだあとで本作を観ると、言いようのない無常観にさいなまれる
・本作は関東地方では東京・渋谷のユーロスペースで1月11日まで公開される予定だが、上映時間が連日の夜9時10分からのレイトショーのみということで、その℃-uteを過剰に意識した時間設定には思わず頭が下がる(9時10分……すなはち、きゅーと!!)



 いや……えらいもん観ちゃったね、コリャ。なんてったって、これが2013年最初に観た映画なんですからね。
 そういえば、去年2012年にも「いちばんはじめに観た映画がコレかよ!」とかって自分で言ってたのを思い出したんですが、肝心の何を観たのかってところが全然思い出せなくて、しかたなくブログの履歴をさかのぼって調べててみたらば、『源氏物語 千年の謎』でしたわ……
 去年が源氏物語で、今年がゾンビ!! まさに私らしいお初映画チョイスと言えるような気がします。人間って、そうそう簡単には中身って変わらないものなのねぇ。

 それはともかく、去年の年末ギリギリに渋谷の超有名ミニシアター・ユーロスペースで封切りになったこの『ゾンビデオ』も、いよいよ今週末までの公開ということになりましたので、なんとか都合をつけてやっと観に行くこととなったのでありました。
 『ゾンビデオ』は1日1回のレイトショープログラムだったのですが、やっぱり何回行っても、夜の渋谷はこえぇ! 夜9時という浅い時間でも、新年会で健康的に酔っ払ったサラリーマンの皆さんが多めだったのだとしても、こえぇもんはこえぇ!! 私は千葉に来てもう15年ちかくになるんですが、やあぁ~っぱり渋谷という街はいつ来ても緊張しちゃうんですよね~。具体的にこんなヒドい目に遭った! とかっていうことは別にないんですが、おおむねそこで体感した印象がよろしくない! 少なくとも長居したい土地ではない、って感じですね。田舎もんでも、おらぁけっこうだずぁ~。

 事情はともあれ、1年半もの長きにわたって「お蔵入り」の危機に瀕していた作品と聞いていたので、いかな℃-uteのお2人が出演されている映画といえども、評判はどうなんだろうか、ガラガラだったらやだなぁ~……などと心配しつつ劇場に入ったのですが、平日だし何の記念イベントもない日の回だったのにもかかわらず、客席は7~8割うまっている感じのまずまずの入り。だいたい100人くらいはお客さんがいたのではないのでしょうか。
 ただし、9.9割が男性!! ていうか、私がしっかり確認できた女性のお客さんはたったお1人でした。想像する限り、ここにいらっしゃる人々のほぼ全員が「ホラー映画」か「アイドル」を趣味としているであろうという、この濃密さよ!! つくづくメガロポリス東京です。

 映画館もおしゃれだし、私以外にもお客さんがある程度いるということで、少なくとも去年までに観てきた数作の「アイドル主演映画」よりは期待できる空気とともに始まった『ゾンビデオ』本編だったのですが、率直に感想だけを先に言ってしまいますと……


娯楽作品としては充分におもしろかったんだけど、ホラー映画としてはなんだか納得がいかない!!


 これなんだよな~。いっつもごちゃごちゃうるさくてすみません……

 おもしろかったんだったらそれでいいじゃねぇかという話なんですが、「上映時間中を無事に退屈せずに過ごせた」というだけでことが済むような浅さではないんですよね、ホラー映画というものは。しかも今回に限っては、「過去に伝説となった数多くの名作ゾンビ映画を向こうにまわしたストーリー」というものすごいチャレンジに『ゾンビデオ』がいどんでいたため、ゾンビ映画が好きであれば好きであるほど、この映画にたいする期待度のハードルがガン上がりになるという現象が発生していたのです! これは内容以上に恐ろしい事態です。

 まずは「娯楽作品としての『ゾンビデオ』」の良かったところを挙げていきたいのですが、ここでどう頭をひねくってもいちばん最初にのぼってくるのは、これはもう言わずもがな、主演のバトルヒロインへの矢島舞美さんの起用! これでしょう。

 主演の矢島舞美さんと、物語の中で重要なキーマンとなってくる謎のランドセル少女を演じた中島早貴さんが℃-uteのメンバーであることは、この『長岡京エイリアン』をご覧になられている大半のみなさまにとっては「バナナは腹もちがいい。」と同じくらいの常識ではないかと思われるのですが、中でもゾンビの集団をバッタバッタと殴り倒していく矢島さんのバトルアクションは最高にサマになっていました。さすがは2005年以来、「激しいダンスを繰りひろげながらの生歌」を旨としてきた信頼と実績のプロフェッショナルアイドルチーム・℃-uteです。

 ストーリー上、矢島さんの演じるアイコという役は、働きたくもなかった弱小映像会社に叔父のコネで入らされることとなり、上司にネチネチいびられながら無為の日々をすごす日常と、あっという間にゾンビに包囲される状況の中で、たまたま再生した VHSビデオから流れてきた『ゾンビ学入門』の指示通りに闘って襲い来るゾンビをことごとく返り討ちにしていくという非日常の両方を体験するムチャクチャなバトルヒロインとなっています。
 ところが、ルックスがちょっといいだけでアクションの経験がとぼしい凡百のアイドルが演じてしまったら、それこそお寒いコントドラマにしかならなそうなこの設定に逆に生命力を与えて、むしろ作品の中で最も価値のある見どころに仕上げてしまったのは、まさしく殺陣の一挙手一投足が異様にかっこよくキマる、矢島さんの動きのキレと、その強い眼力の迷いのなさなのです。これはちょっと、大げさではなく世界規模で見てもなかなかいないバトルヒロインぶりです。
 そりゃあまぁ、77分という短い時間の中でほとんどの部分をアクションに割いているという「短距離走」的な作品であったからこそもったのかもしれませんが、それでも矢島さんの活躍するアクションシーンはすべて名シーンでした。ミラ=ジョヴォヴィッチさんに堂々と胸を張って「日本方面のゾンビはまかせてください!」と言い切れるレベルです。やったね!

 そして、ここがまた矢島さんのアクションにどぎつい真紅の華をそえている重要なポイントなのですが、この作品、劇中に飛び散る鮮血の量がハンパありません!! おまけに一般公開できるギリギリのラインという感じで、脳漿や内臓もバンッバン出てきます。は、は、はらわた!! 諏訪太朗さんの腸が!
 つまり、この映画はスプラッタホラーという味つけに関してはかなりスパイシーな「辛口~大辛」クラスになっており、アイドルが出てくるからということで「カレーの王子さま」か「ポケモンカレー」を想像していた人にとってはかなりキッツい鑑賞体験になったはずです。℃-uteファンということで観に行って愕然とされた方々も多かったのではないのでしょうか……おしゃれな渋谷に来たからといって、直前にミートソースパスタとか本格ウインナソーセージとかを食べてた人はほんとに災難だったでしょうね、マジで!

 こんなこともあって、映像会社のオフィスにあったハサミやボールペンや状差し(あ痛!)などを有効活用して、ゾンビの弱点である脳髄をぐっさぐっさとメッタ刺しにしていく矢島さんの身にも、ゾンビ集団の返り血は躊躇なくドバドバとかかっていき、冒頭では何の変哲もないイエローだった矢島さんのタンクトップは、『ダイ・ハード』ルールでみるみるうちに真っ赤に染め上げられていくのでした。いやいや、タンクトップだけじゃあなくて、デニム地のホットパンツも真っ赤、すらりとのびた手足も真っ赤、顔も真っ赤、髪もごわごわ!! それはそれは堂に入ったバトルヒロインっぷりなわけですが、もはやトップアイドルに許される仕事の範疇でないことは明らかです。一線をかなり軽快なステップで跳びこえちゃってます。
 でも、この血まみれの矢島さんが、とにかくカッコよくて、そして美しいわけなんだ!! ご本人は「血のりが目にしみて大変だった。」と語っているのですが、そんなことをみじんも感じさせないその眼光が、真っ赤に染まったその勇姿に映える、映える。

 思えば、矢島さんはふだんの℃-uteコンサートなどでも、その発汗量が尋常でないことが有名で、時間をおうごとに瑞々しくなっていくその姿が、メイクが崩れるどころか逆により美しくなっていくというライヴならではの特殊技能をお持ちになっている方でもありました。
 つまり、矢島舞美さんと「液体」との相性はもともとバツグンに良かったのです! なるほど、いつも透明なのが赤に変わっただけだったのか~。どっちも体液だしねぇ。

 いろいろとスレスレな変態トークはここまでにしておきまして、この『ゾンビデオ』に出演したもうひとりの℃-uteメンバーである中島早貴さんの名演も、作品の良さを語る上では無視するわけにはいきませんでした。

 中島さんの演じた「カナブン」という少女は、日本全国に跳梁跋扈している(らしい)ゾンビ集団を使役する謎の女・ヤスデ(鳥居みゆき)の妹として召使のようにつき従っている不気味なキャラクターなのですが、ヤスデともども「人間らしく言葉も自由にしゃべれるのにゾンビに襲われず、むしろゾンビを使って日本国家の転覆をはかる謎の存在」になっています。人間でもない、ゾンビでもない。そんなヤスデ&カナブン姉妹の出自というあたりが、のちに物語の真相に深くかかわってくるという寸法なのです。

 こういった役割で中島さんが演じるカナブンは、物語の前半ではただヤスデの隣にいるだけの助手キャラでしかなかったのですが、中盤から差し込まれてくるようになる「姉ヤスデの日本に対する復讐物語」の悲哀と、ひょんなことから暴露されてしまった自分自身の「ほんとうの正体」の衝撃との両方を背負いこんでしまう「哀しきヒロイン」という大役をになうようになります。そして、このときの苦渋に満ちた表情がいいんだよなぁ~、中島さんは!
 要するに、その人生のすべてを今回の「ゾンビ蜂起計画」に賭けるしか道のなかったヤスデの背中を見て、その大きな瞳に涙をためるカナブンと、そこまで心酔しきっていた姉に「驚くべき真実」をつきつけられて一気に自らのアイデンティティを喪失して崩れ落ちてしまうカナブン。このあたりを中島さんが異様な気迫で演じきっているのがものすごいんです。

 このカナブンというキャラクターもまた、ビデオを見ただけであっという間にバトルヒロインに変身してしまう矢島さんのアイコといっしょでそ~と~に無理のある馬鹿馬鹿しい設定の人物ではあるのですが、かの大槻ケンヂ卿が名門映画雑誌『映画秘宝』の記事で語っているように、それがなんと、解釈しようによってはあの隣国の拉致問題まで想起させてしまうような運命の残酷さを感じさせるリアリティを産んでいる。これはもうひとえに、「虚」を「実」にしてしまう中島早貴という女優の演技力のたまものであるわけなのです。そして、そういう運命を乗り越えたラストシーンでの彼女の笑顔もまた、実に晴れ晴れとして美しい。
 中島さん演じるカナブンの出番も、やはり短い上映時間の中で決して多いわけではないのですが、矢島さん同様に「出番のあるところはちゃんとかっさらっていく」したたかさ。これはさすが、℃-uteのダンス番長なっきぃの面目躍如といったおもむきがありました。あと、17歳なのに赤いランドセルをしょってることの違和感のなさがハンパなかった!!

 そのほかにも、この『ゾンビデオ』は助演する役者陣のおもしろさに支えられている部分が多かったような気がします。

 まずはなんと言っても、入魂の「魂の抜けた死人演技」を見せてくれた小明さんの女子高生ゾンビ! ヤスデ率いるゾンビ集団の一員ということで本編中ほとんどゾンビだったのですが、映画の冒頭に描写された「ゾンビのなれそめ」と、中盤で容赦なく退治されてしまう「ゾンビのわかれ」はもう、涙なしでは観られません。小明さんご自身の半生を知らない方でも、そのゾンビ前・ゾンビ後を問わず全身からたちのぼってくるペーソス(哀感)には、思わず心を揺さぶられるなにかを感じとることができるのではないのでしょうか。これは中島さんのように高い演技力のなせる哀しみとは全く別個の味わいですね。

 続いて指摘したいのは、やはり画面に登場したとたんに「あぁ、この人死ぬな。」感と「あぁ、この人ヅラネタをいじられるな。」感を隠しようもなく発散してしまう名バイプレイヤー・諏訪太朗さんの信頼のたよりなさです。
 諏訪さん演じる「性格の悪いアイコの上司」がまっさきにゾンビの餌食になってしまうという展開はまさに「安心の定番パターン」というわけなのですが、その惨殺シーンが異常なまでにじっくり延々と描写されていく演出には思わず笑ってしまいました。ちゃんと計ったわけではないんですが、諏訪さんの膨大なフィルモグラフィの中でも、この『ゾンビデオ』はゾンビ化後の時間も含めて諏訪さんの活躍が比較的長めに楽しめる作品になっていると思います。
 でも諏訪太朗さん、最近になって急激に太っちゃいましたね……確か『冷たい熱帯魚』(2011年)くらいまでは実相寺昭雄監督の役ができるくらいにやせてたはずだったんですが、『ゾンビデオ』では爆笑問題の田中さんか梶原善さんみたいにコロッコロしちゃってましたよ? まぁ、どっちにしろかわいいからいいですけどね。
 余談ですが、今回の記事のために諏訪さんの経歴を「 Wikipedia」で見てみたら、映画出演デビュー作がなんとあの『八つ墓村』(1977年)だったんですって。これは気づかなかった……村人役の誰かなんでしょうが、ちょっとまた観てみよう。
 ていうか、芸歴35年にしてあの全身からにじみ出てくるフレッシュな「小者感」はものすごいですね。断じて言わせていただきますが、これは褒め言葉です!! だって、57歳にしてゾンビに指を食いちぎられておしっこもらす役をやってらっしゃるんですよ!? やり続けてこそのプロ、演じ続けてこその俳優であります……大尊敬。

 あ、そういえば、上のスタッフ&キャスト表をまとめてみて思ったんですけど、この『ゾンビデオ』って、作品にかかわっている主要な方々の中では諏訪さんが最年長なんですね。確かに作品を観ていても、現場が若いっちゅうかなんちゅうか……うん、このへんの感じは「悪いポイント」のほうに通じるから、今は深く立ち入らないことにいたしましょう。

 あと、セリフを一言も発しないし物語にもさしてからんでこないのに、その肉体だけで私が観た上映回中最大の笑いをかすめとっていってしまった杉作J太郎さんのズルさには心底おそれいってしまいました。もちろん私も大爆笑しちゃったよ! く、く、悔しい~。


 まぁ、こんなわけでしてね、この『ゾンビデオ』は、スプラッタ方面が大丈夫という人ならば老若男女を問わず十二分に楽しめるちゃんとした娯楽作品になっていますし、鳥居みゆきさんをのぞいた女優陣はのきなみ美人だし、鳥居みゆきさんと男優陣はのきなみ笑える演技合戦を繰りひろげて楽しませてくれるわけなんです。

 じゃあ、私そうだいはこの作品のどこらへんに「ホラー映画としての納得のいかなさ」を感じるというのか……そんなに惜しげもなく血のりをドバドバ大放出しているというのに!?

 そこらへんのことは、ちょっと℃-uteのお2人が出演しているということで前半に力を入れすぎてしまったために、良かった部分をつづるのにだいぶ字数をさいてしまったので、次回に持ち越すということにいたしましょうか。えぇぇ~!? 自分でやっときながら、えぇぇ~!?

 あともうちょっとで関東地方での上映が終了してしまう単館上映の映画のレビューで前後編って……なんという不毛! なんという無意味!
 でも、それこそが、時空のゆがみまくったこの『長岡京エイリアン』ならではの日常なのでありましたとさ。

 つっづく~☆

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 白黒つけましょうや!!  ... | トップ | おもしろかったけど……これが2... »

コメントを投稿

ホラー映画関係」カテゴリの最新記事