フランスの鉄道建設のパイオニア戸して、「鉄道王」の異名を持つパリ家のジェームズの息子。アルフォンスが目指したのは、当時の最先端産業である石油です。
石油ブームはそれまでの脂の供給源である鯨が乱獲で減った事を背景に、アメリカ・ペンシルベニアでの油田発見に始まり、ダイムラーのガソリンで動く内燃機関の発明(1883年)で爆発的なものとなりました。
まだ、中東の石油が見つかっていなかった頃で、ヨーロッパではカスピ海ノバクー周辺の油田が最大のものでした。アルフォンスは1883年、ロシア政府の財政困窮を助ける公債発行を引き受けた見返りに、コーカサス地方のバクーでも最大級のバニト油田を入手しました。
バクー油田には、その頃スウェーデン人の化学者であるとともに、企業家であるアルフレッド・ノーベル(1833~1896)も進出していました。
アルフレッド・ノーベル(1833~1896)
Alfred Benhard Nobelは、スウェーデンの化学者、発明家、実業家。 ボフェース社を単なる鉄工所から、兵器メーカーへと発展させた。 350もの特許を取得し、なかでもダイナマイトが最も有名である。 ダイナマイトの開発で巨万の富を築いたことから、「ダイナマイト王」とも呼ばれた。 遺産を「ノーベル賞」の創設に使用させた。
自然界には存在しない元素ノーベリウムはノーベルの名をとって名付けられた。ディナミット・ノーベルやアクゾ・ノーベルのように現代の企業名にも名を残している(どちらもノーベルが創業した会社の後継)。 wiki
石油から抽出したニトログリセリンを材料とするダイナマイトや無煙火薬を発明して、後に莫大な遺産でノーベル賞を設けるそ の人です。
石油産業と言っても当時は掘削技術が稚拙だったうえ、輸送手段にも難があって、採算性は極端に悪いものでした。画期的な爆薬の新発明で財を築くノーベルですが、その頃は資金繰りに困っていて、ロスチャイルド家の融資を仰ぎ、ロスチャイルド・ノーベル企業連合が誕生しました。
今日、世界でもっとも権威があるとされるノーベル賞は、その資金の源を探るならば、ロスチャイルド・ノーベル書というべきものです。
石油産業ほど非常なドラマが繰り広げられた世界はありません。
アメリカの石油の支配権を確立したロックフェラーのスタンダード石油は、今度は世界支配の野望をむき出しに、ヨーロッパの石油を飲み込みにかかりました。
狙われたのは、ルーマニアの油田であり、オランダ人ヘンリー・デターディングのオランダ企業ロイヤルダッチ石油会社とイギリス人マーカス・サミュエルのシェル運輸貿易会社です。
この二つの会社は、ロックフェラーのスタンダード石油に対抗するために、1906年ロイヤルダッチ・シェル石油として合体するとともに、販売する石油の確保のために1914年にロスチャイルド家が所有するバクー油田を買い取りました。
こうしたヨーロッパ石油業界の再編を演出したのが、実はロスチャイルド家でした。
ロックフェラーの進出を阻止し、迎撃するために自らの油田さへも売却したのです。
売却代金として、ロスチャイルド家は400万グルテン相当のロイヤル・ダッチ株(全株式の10%)と24万ポンド相当のシェル株を手にしました。 当時としては馬鹿馬鹿しいほどの安値だったと言われますが、そこには深い戦略が潜んでいたようです。
一族は、これによって、その後、中東などの石油を発掘してヨーロッパ最大、世界第二位の石油会社に成長して株価を高め膨れ上がることになるロイヤル・ダッチ・シェル株を確保するとともに、経営にも発言権を持って、ロックフェラー一族と睨み合うことになります。
それだけではありません
。 バクーの油田を売却してから、わずか三年後の1917年、ロシア革命が起きてロマノフ王朝が倒れ、帝国主義諸国の干渉も無駄骨に終わり、外国資産はすべて国有財産として接収されてしまいます。 つまり、ロスチャイルド家は油田を売却していたことで、ロシア革命に伴う大損失を免れていたのです。
レーニンのボルシェビキ(過激派共産主義者)の内部に情報網があって事前に革命を察知していたのではないか等、さまざまな憶測が流れる中で、幸運とか偶然にしては、あまりに見事な一族の売り逃げでありました。
バクー油田と10%の株を一度に失ったロイヤル・ダッチ社のデターディングは、すべてお見通しのロスチャイルドに、してやられたと死ぬまで恨み続けたそうです。
実は、今日のグローバル企業活動でも同じです。 最も大事なのはグローバルな国際政治・企業情報を正確に入手し、正しく認識する、そして思い込みを捨て正しく論理を展開することが重要なのです。
日米欧の政府を敵視してロシア・中国やイスラム諸国を持ち上げるお馬鹿youtuberが増えてきましたが、彼らの目的は定職を持たたないのでYoutubeの巻ウント数を稼ぎ、しょぼい金額でもいいから生活費を稼ごうとしている人たちです。
彼らのデマを信じてはイケマセン。 また、そのノイズ情報を信じる阿呆達が多くいるとも事実です。そのくらい見抜けないようではダメです。いつが来ても人生の敗者です。 だから彼らはいつまでも貧乏から抜け出せない。
彼らはグローバルを極端に嫌っているようですが、ビジネスする以上グローバルに考え、展開するのは必須であり、中国・ロシアなどの独裁共産国でも日米欧相手に商売しています。 固い頭(弱い頭)で、こだわるる必要のないことにこだわり、2つ以上の事を同時に考えれないようではダメです。 = 失敗・敗者の方程式
彼らお馬鹿たちとまったく逆の発想をして大成功してるのがロスチャイルド家や世界No.1の投資家ウォーレンバフェットです。 バフェット爺さんは一文無しの学生時代から投資をはじめ、今や彼の会社バークシャー・ハサウェイは50兆円の資産にまで膨れ上がっています。
バフェット爺さんは、将来性のある会社を見抜く能力に長けていて、日本の大手総商社の株を多く買っていることも報じられています。 私は理系出身ですが、日本の大手総合商社は高く評価しています。 やっていることは、ロスチャイルド家の経営と類似点がおおくあります。=成功の方程式。
今、若い世代の人たちの老後は、年金だけでは厳しい時代になるので、若いうちからウォーレンバフェットのように、金融投資などで、自分で稼がなければなりません。
国家ではなく、自分自身が、定職をもちながらも、金融投資をしたり、ベンチャーを立ち上げてお金を稼ぎ、自分や家族を守らなければならない厳しい時代なのです。
お馬鹿youtuberなどの動画を見る時間は人生の中でノイズに時間をかけているようなものです。実際の成功者に学ぶことをお勧めします。
中でもロスチャイルドやウォーレンバフェト爺さん、昔の松下幸之助翁などは学ぶに良い例です。 もっとも松下電器(Panasonic)は、松下政経塾に左翼主義者たち(旧民党の政治家や高市早苗などの親中政治家、挙句の果ては中国大使館のリアル・スパイ)が入り込み、おかしくなり、間違いばかり起こすようになっていますが・・・。
この松下政経塾に関しても一部既に紹介してますが、別途詳しく紹介する予定です。
米経済誌『フォーチュン』によれば、1991年の売り上げ高による大企業(製造業)のランキングで、ロスチャイルドGrのロイヤル・ダッチ・シェルは1038億ドルで世界第二位です。
ロイヤル・ダッチ・シェルは、ロスチャイルド・パリ家が資本を持つ会社ですが、国籍はイギリスとオランダで、本社はロンドンにおかれています。
(関連情報)
・ロスチャイルド財閥-259 ダイヤモンド・ビジネス
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0df00f35bedc5b70772372c7c54c2e1b
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・ロスチャイルド財閥-236 極貧からのスタートした大成功物語
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