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中国、邦人に懲役12年確定 「スパイ罪」上訴を棄却

2023-11-11 21:56:54 | 安全保障、戦争・軍事・テロ・ハニトラ、マフィア、スパイ・犯罪・詐欺


 中国当局はスパイの摘発を強化している(2021年11月、北京市内の監視カメラ)=ロイター

 

 

【北京=共同】

中国湖南省長沙市で、反スパイ法に違反した罪で懲役12年の実刑判決を受けた日本人男性の上訴が、今月3日に同省高級人民法院(高裁)に棄却され、判決が確定したことが11日分かった。

日本政府関係者が明らかにした。16日を軸に本格調整が進む日中首脳会談が実現すれば、相次ぐ邦人拘束も焦点になりそうだ。

中国では、アステラス製薬の日本人社員が10月にスパイ容疑で正式に逮捕されたばかり。日本政府は不透明な司法手続きを強く懸念し、中国政府に男性らの早期帰国を要求。岸田文雄首相と習近平国家主席との会談で、邦人拘束を巡り中国側の前向きな対応を引き出したい考えだ。


男性は50代で、中国で介護関連の仕事をしていた。2019年7月に拘束された。今年2月、長沙市中級人民法院(地裁)で懲役12年の判決を受け、不服として上訴していた。日本政府関係者によると、男性は高裁判決にも不満を示しているという。判決によると、男性はスパイ行為により中国の国家安全に危害を加えたとされる。個人財産の没収はなかった。

日本大使館員が男性への領事面会を続けており、健康状態の問題は確認されていない。家族との連絡をはじめ必要な支援を今後も続けていく方針。

中国は14年以降に反スパイ法や国家安全法の制定を通じ外国人を厳しく監視。今年7月には取り締まり強化のため改正反スパイ法を施行した。

日本外務省によると、これまでに邦人17人が拘束され、男性を含む計10人の3〜15年の実刑判決が確定。起訴されていない人も含め、現時点で5人が中国国内にとどめられている。

 

 

 

日経記事 2023.11.11より引用

 

 

 


中国スパイ罪で6年服役、男性の警告 「長期駐在は危険」

2023-11-11 21:46:09 | 安全保障、戦争・軍事・テロ・ハニトラ、マフィア、スパイ・犯罪・詐欺


      スパイ罪で有罪とされ、中国で服役した経験を語る鈴木さん(10月下旬、都内)

 

アステラス製薬の現地法人幹部の日本人男性がスパイ容疑で中国当局に逮捕され、中国事業を手掛ける企業関係者や専門家など多方面で不安が広がっている。

刑法のスパイ罪で懲役6年などの実刑判決を受けて服役し、2022年10月に出所、帰国した鈴木英司さん(元日中青年交流協会理事長)が日本経済新聞の取材に応じた。実体験をもとに教訓や、政府がすべき対策などを語った。

 



――帰国後1年がたちました。今はなにをされていますか。

「茨城県桜川市の実家で年金をもらいながら暮らしている。過去に大学で教えた経験があり、また教壇に立ちたいが、大学側も受け入れは難しいようだ。大学には中国人留学生もいっぱいいる。

学生に今後の日中関係をどう進めていくかなどを発信したいが、鈴木さんを教壇に立たせ、学生が『スパイだ』と言い出すと面倒だと、理事会で問題になったようだ。(担当者は)会ってはくれるし、しょうがないこととはわかっている。でも、アタマにくる」

「何もしないとつまらないし、週に2回程度は東京に来て、友人と会ったり講演をしたりしている。僕はスパイをした認識はない。潔白なんだと、無辜(むこ)なんだと主張するのは権利で、こうして話すのも防衛手段と思っている」

 

 

――10月にアステラス製薬の現地法人の日本人男性が逮捕されました。3月に拘束され、「居住監視」という段階を経て逮捕に至ったとみられます。今後、起訴や裁判に至るのかが注目されます。

「筋書きはできていて、間違いなく起訴されるだろう。裁判は非公開で、1回だけの審理で判決が下るとみられる。上訴はできるが、弁護士も通訳も適当だ。僕は裁判官に6回くらい手紙を書いたが、何の効果もなかった」

「(中国でスパイ容疑で拘束されることは)一般常識からかけ離れた経験だ。(逮捕前に当局から指定した場所に留め置かれる)居住監視は、非人道的で冤罪(えんざい)の温床だと思う。黙秘なんてできないし、(逮捕状や供述調書への)サインも拒否できない。手続きはすべて形式的なものに過ぎない」

「逮捕前(の居住監視期間)に逮捕された以上のことをやるんだから、ひどい。僕の場合はむしろ逮捕された後のほうが、楽になった。鳥かごの中の自由だが、アステラスの人も今は少し楽になったのではないか」



――有罪判決を受け、約6年間、服役されました。

「服役中は、外国人専用の刑務所の北京市第2監獄というところにいた。2段ベッドが6台ほど並んだ12人部屋で過ごした。刑務所内の工場で、化粧箱を作るなどの軽作業をした。食事は肉が出ることは少なかったので、肉好きの僕は物足りなかった。拘束前に96キログラムあった体重は、出所直後に68キログラムまで落ちた」

「大使館員には居住監視、拘置所、刑務所で会うたびに伝言をお願いし、家族には伝言が届いていた。

しかし、国会議員と新聞記者には全く届いていないことが帰国後判明してびっくりした。『国会議員だからいい』と言うから頼んだし、新聞記者にも『外務省記者クラブを通じて伝える』と言われていた。毎回伝言を考えていたのに、無にされてしまった」

「刑務所は不自由だったが、人間くさくて、面白いところもあった。他には薬物犯罪で有罪になった欧米人やアフリカ人などが多く、僕は『プロフェッサー鈴木』などと呼ばれた。

中国人はおらず、受刑者同士は基本的には英語でコミュニケーションする。警察とは中国語で話していた」

 


                                  中国・上海市にある監視カメラ

 

 

――スパイの疑いで当局に逮捕されてしまうと、どうすることもできないのか。

「相当厳しい。有期懲役は15年が一番重い。次は無期懲役。その次は死刑だが、これは中国の国家公務員(が対象)で、(今回の日本人男性の場合は)あり得ないだろう」

「アステラスの人は20年以上も駐在していたようだが、考えられない。20年もいたらマークされるのは当然だ。会社が彼を必要としていたのか、本人が希望したのか。

最近、日本企業は中国の駐在員を空港まで迎えにいくことがある。中国の国家安全局は基本的に全て秘密で、(複数の人に行動を)見られたくないからだ。みんな1人の時に捕まっている」

「写真撮影をしないとか対策は色々あるが、やられるときはやられるんだからしょうがない。拘束されたときにどうするかが大事だ。

改正反スパイ法が成立して、安全局の権限が広く、強くなり、何でもできるようになった。となると、何を気をつけたって捕まる。いまは密告奨励型なので、密告するとお金ももらえる。中国は『疑わしきは被告人の利益に』ではなく『疑わしきは罰する』のようにみえる」

「当局に拘束されたら会社はどうすることもできない。日本の政府と外務省がどうするかが大事で、居住監視の時までに助けなければならない。解放された例では、みんな居住監視のときに助かっている。安倍晋三さんが李克強(リー・クォーチャン)氏に働きかけ解放された例もある。政府の本気度の問題だ。しかし、逮捕されたら終わりで、内政干渉といわれてしまう。99%助からない。端的にいえば習近平(シー・ジンピン)氏がOKと言わなければだめだ」

「7月1日に改正反スパイ法が施行されたのだから、外務省なりが危機管理体制をつくってやっていかなければならない。国会議員もろくな質問、答弁をしていない。必要なのは、国民が(現実を)知り、世論が動き、外務省が動くことだ」


――中国とどう付き合っていけばいいでしょうか。

「中国は大事な国だ。切るのは簡単だが、日本は食料自給率も低く、経済的にも中国に頼っており、何の力もない。好き嫌いで判断するのは子供と同じだ。嫌いでも、厄介でも、付き合わなければならない。中国は(海を挟んだ)隣国で、引っ越すわけにはいかない」

「国のリーダーがまずは動かなければならない。外交でうまくやっていくしかない。どうすればいいか、言いたいことを言って、話し合うことだ。相互理解もそうだし、議論の必要性もある。今回の(東京電力福島第1原子力発電所の)処理水の問題も、昔ならこんな(に強く中国側が反発する)ことにはならなかった。日本はお隣さんとしてのきちんとした付き合いを、中国としていないようにみえる。中国はメンツの国なので、メンツをつぶすようなことはせず、膝を突き合わせて話をすることだ」

「日中関係には、世界に類をみないような民間交流の歴史がある。動脈が国の関係なら、静脈が民間の関係だ。静脈がちゃんとしていれば、動脈まで影響が及ぶことはないが、それがいま衰えている。一般人も専門家も中国に行かなくなっている。旅行会社にパンフレットもない状態は異常だ。過度な萎縮につながらないよう、国が働きかけをすることだ。僕はもう中国には行かないし、行けないだろうが」


――今回逮捕された日本人男性にメッセージはありますか。

「健康に注意して頑張ってほしい。それしかない」


すずき・ひでじ 1957年茨城県生まれ。法政大大学院修士課程修了。元日中青年交流協会理事長。16年7月に中国でのスパイ行為疑いで拘束され、懲役6年などの実刑判決を受ける。22年10月に出所、帰国。著書に「中国拘束2279日 スパイにされた親中派日本人の記録」など。訪中歴は200回超。
 
 
 
 
日経記事 2023.10.28より引用
 
 
 
 
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ロスチャイルド財閥-252 運河株は女王様のもの

2023-11-11 18:59:00 | 国際政治・財閥

 

 

ロスチャイルド財閥ー251 スエズ運河買収
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b726ceadf7343713678a1c607267fc83

からの続き

 

 

 

ロンドンに届いたのは、イスマイル・パシャがスエズ運河株式会社の全株式のほぼ44%にあたる17万6602株、時価にして約400万ポンドを至急売りたがっているという情報でした。

もしこれを入手できれば、イギリスは大株主になって運河の経営に参加できるようになります。逆にフランスの手に入れば、既に保有の株式と合わせて絶対的な経営権を握ることになり、イギリスは完全にフランスに喉元を押さえられてしまいます。

イギリスは即座になんとしても購入する決意を固めました。

 

 

イギリス首相ディズレリーは、11月14日、ロスチャイルド家に招かれてロンドン家のライオネル男爵と食事中、男爵へのメモが届けられてこの情報を知ったと言います。ありそうな話です。

ディズレリーはキリスト教の洗礼を受けたユダヤ人であることを隠さず、ユダヤ人のライオネル男爵とは非常に親しくしており、毎晩のように食事を共にしてはエジプトなどの政治問題を話し合っていました。

株の買収はフランス政府に知られず、迅速かつ極秘のうちに取引する必要があります。株売却はすでにフランス側にも提案されており、議会に相談する余裕はないとたディズレリーは、閣議の白紙委任を取り付けるとともに、ヴィクトリア女王に報告して取引を進めました。

資金400万ポンドの出所はもちろんロスチャイルド家であり、担保はイギリス政府でした。10日後の24日、ディズレリーはヴィクトリア女王にこう書きました。

 

「女王さま、まとまとまりました。 貴女は運河を手に入れられました。 フランス政府は出し抜かれたのです。彼らはやり過ぎました。 彼らのローン金利はあまりに高く、エジプト政府をそっくり渡せといわんばかりの条件を突き付けたのです。 

絶望し憤慨したエジプト総督は、女王陛下の政府に全株式をそっくり買い取るよう提案してきました。

400万ポンド物大金、それも即金での支払いです。 これだけの金を用立てできる会社はただ一つ、ロスチャイルドしかありません。 ロスチャイルドは低利で事前に融資して見事に期待に応えてくれました。 総督の株はいまやそっくり貴女のものです。女王さま。

政府とロスチャイルドはこの件を秘密にしてきましたが、明日にはカイロから明らかになる事でしょう」

 

イスマイル・パシャの株券はディズレリーとライオネル男爵の連係プレーでイギリスに渡りました。 議会にも伏せて進めた秘密交渉は一部から批判され、またロスチャイルド家はこの融資でぼろ儲けしたと噂されましたが、ライオネル男爵が示した融資条件は手数料2.5%、それとイギリス政府による返済まで5%の利子というものでした。

そしてこの取引で最終的に手にした儲けは約10万ポンドだったといわれています。この件についての社長レセップスの受け止め方はイギリスは運河の重要性をようやく認識して、本来、イギリスのために用意した株を手放したに過ぎない。これでイギリスの妨害もなくなるわけで、運河の将来にとってプラスである」という例瀬なものでした。

 

 

 

 

イギリスのエジプト介入

しかし、イギリスの運河株取得には考えられていた以上の重みがありました。 スエズ運河の通商、千戦略上の重要性からイギリスはこれ以降、中東とエジプト周辺に直接関与するようになり、歴史の流れそのものが変っていくのです。

借金漬けのエジプトには運河株の代金400万ポンドはもはや焼石に水で、2年後にイスマイル・パシャは事実上、破産して失脚し、エジプト財政はイギリスとフランスを中心とする国際委員会の管理下に置かれます。

これにエジプトの民族主義者が反対して外国人排斥運動が激化したため、イギリスはエジプトに軍事介入して占拠したのが、その手始めでした。

ロスチャイルド家はイギリスの管理下に入ったエジプト民主主義者にとって、イギリスとともに同家も恐るべき敵に見えましたが、ライオネル男爵を継いだナサニエル(1840~1915)はこれらの国家に対する功績で、ユダヤ人として初めてイギリス上院議員に叙せられています。

 

こうしてイギリスは運河の権益を守るため、1956年のナセル大統領の運河国有化至るまで、80年間に渡り幾度となく戦争を繰り返すことになりました。

またスエズ運河をフランスとイギリスが共同で管理することとなったために、ナポレオン戦争で戦った両国は互いに不信を抱きながらも、共通する利益のために共同戦線戦を張ってヨーロッパ諸国の合従連衡の軸を形成しました。ロスチャイルド家の資金で実現したイギリスの運河株買収は、世界の歴史の流れを変えたともいえます。

 

 

 

(参考資料)

 

・ロスチャイルド財閥ー235 エルサレムの安息日と祭り
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/528565a342f25f42fc42a5017f1ce301

・ロスチャイルド財閥-236 極貧からのスタート
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/24dd0ae4d6ccbccfb22a00f28872aeff

・ロスチャイルド財閥-237 三男ネイサン イギリス・マンチェスターに派遣
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2d137df07bb86c88075df556d2008689

・ロスチャイルド財閥ー238 ナポレオンのプロシア侵攻とヴィルヘルム9世の資産隠しhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e5393c3584a8087bb961bf112f990844

・ロスチャイルド財閥-239 ウェリントン将軍に軍資金を運ぶロスチャイルド
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e5393c3584a8087bb961bf112f990844

・ロスチャイルド財閥-240 ワーテルローでの情報戦で財閥の基盤を築いたロスチャイルドhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7f2f01ab591c9d318a0f7bf1d9e37ff4

・ロスチャイルド財閥-241 ウィーン会議 王政復古
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a4ec2db957152b354e33c530468ea6f0

・ロスチャイルド財閥-242 アーヘン列国会議とRothschildの逆襲https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0b04a5ee54512cecd6fb4451d87d51bf

・ロスチャイルド財閥ー243 放たれた五本の矢
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3031557341f3c3a374dadfbb3e6ff2eb

・ロスチャイルド財閥ー244 ロスチャイルドの平和工作
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e076fb7fdf245ac7bf69826bc075e57b

・ロスチャイルド財閥ー245 産業革命と鉄道事業 そしてナポレオン三世https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4a86405cc341370f0640381eb9e8fd83

・ロスチャイルド財閥ー246 ナポリ分家の消滅
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/87a2a9ba34b4aa291aac29bd2a7bcbd7

・ロスチャイルド財閥ー247 ドイツの台頭と19世紀後半の混乱するヨーロッパ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3947e90a2431d1d32d33e186b709d019

・ロスチャイルド財閥ー248 ユダヤ人迫害の負の歴史、英金融街成立の影にhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/73062f0ecc8f5312f2b1ade1742f29ba

・ロスチャイルド財閥ー249 19世紀後半のロスチャイルド一族https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af4fda1973cee3f44349b3747d1e8d42

・ロスチャイルド財閥ー250  ナショナルトラストに寄贈されたワデスドン館https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8f4f1cf76bd65396fb3f15019ed5e4ad

・ロスチャイルド財閥ー251 スエズ運河買収
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b726ceadf7343713678a1c607267fc83

 

 

 

 

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Windowsの生成AI「Copilot」 文字を選ぶだけで要約

2023-11-11 16:46:02 | AI・IT・サイバーセキュリティ・メタバース・NFT・ゲーム、

Windows 11をアップデートすることで対話AI(人工知能)「Copilot」の機能が加わる。画面右側で帯状に現れる枠内でAIとチャットができる

 

日経クロストレンド

 

米オープンAIが2022年11月末に対話AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」を公開してから間もなく1年が経過する。メールの文面を代筆してもらう、企画のアイデアを生み出す、参考資料を要約するなど、日々の業務で欠かせなくなっているという人もいるだろう。

ChatGPTはあらゆる話題に応対する莫大な知識を持ち、人間並みの滑らかで自然な受け答えができる点でユーザーに衝撃を与えた。だが、ChatGPTはあくまで大規模言語モデル(LLM)という画期的な技術の活用例を示した1つのウェブサービスにすぎない。

かつて直感的で滑らかなアイコン操作ができる米アップルのiPhone初代モデルが07年に登場した時にも称賛を集めた。ただ、多くの人々が熱狂し始めたのは多くの開発者による多彩なアプリを入手できるApp Storeが登場した08年からだった。その技術を生かす、様々な用途のアプリが登場することで、生成AIの本格的な普及が加速することになる。


マーケティングなどあらゆるビジネスを最適化

アプリとAIの技術が融合するAI時代の到来に向け、象徴的な出来事となり得るのは、世界で約15億人が利用しているといわれる、米マイクロソフトのWindowsのAI統合だろう。

「まるで1990年代に戻ったかのようだ。我々は現在、ソフトウエア技術を変革するための熱狂的な旅路を進もうとしている」。23年9月下旬の発表会で、サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は、AI技術の急激な発展を、Windows 95が登場してインターネットが広がったパソコン普及期になぞらえた。

ナデラ氏は「我々を単調な仕事から開放する」と語り、コンピューターの登場から70年以上にわたってビジネスリーダーたちが追究してきた営業・マーケティング・財務などあらゆるビジネスの最適化を加速すると話した。さらに、Windows 11のCopilotを23年9月末から、WordやExcelなどオフィスソフトのMicrosoft 365のCopilotは企業向けに同11月1日から提供すると紹介した。


これがWindows Copilotだ

Windows 11をアップデートすることで対話AI「Copilot」の機能が加わる。画面右側で帯状に現れる枠内でAIとチャットができる

実際にWindows 11をアップデートし、Copilotの機能を体感してみた。画面下部の虹色のアイコンをクリックすると画面右側に「プレビュー」と書かれた帯状の入力欄が表れる。

「より創造的に」「よりバランスよく」などと会話のトーンを選べて、質問を投げかけると回答をしてくれる点は、23年2月に登場したマイクロソフトのウェブブラウザー「Edge(エッジ)」上で利用できる「Bing Chat(ビングチャット)」と変わらない。

しかし、これだけではない。実際に使ってみると、仕事に活用できるポイントがいくつも見えてきた。




Windows 11のCopilotを起動すると画面右側にチャット欄が現れる



Bing Chatと異なるのは「メモ帳を開く」「ダークモードをオンにする」と入力するとWindowsの操作ができること。項目によってはインターネットの検索結果からの引用が表示されるだけで直接機能を呼び出せないケースもあったが、どこから設定をすればいいか忘れてしまったケースでは便利だろう。





ウェブページの一部をマウスで選択すると、チャット欄に「修正する」「要約する」などの選択肢が現れる

 

 

可能性を感じたのは、ウェブブラウザーのEdgeの中で、マウスを使って選択するだけで、コパイロットのチャット欄にテキストを送信できる機能。

「テキストをチャットに送信しますか」というメッセージに対して「送信」を押すと、「修正する」「要約する」といったメニューが表れる。長い記事を読む前に要約して概要を把握する、メールを送信する前に言い回しなどに問題がないか確認をするといった用途で重宝しそうだ。

この他に、AIによる画像処理の機能も仕事に応用できそうだ。「Snipping Tool(スニッピングツール)」という画面キャプチャーアプリを使うと、画像の中に描かれた文字を認識してテキスト化する機能が加わっている。

スマートフォンで資料として撮影した画像から、看板の文字を抜き出したいといったケースで活用できる。「Paint(ペイント)」アプリの人や物の輪郭を自動的に認識して白抜きにする機能や、「フォト」アプリの背景をぼかす機能もプレゼン資料の作成などで役立てられるはずだ。

「プレビュー」と記載があるように、まだWindowsの豊富な機能との融合は道半ばで、使い勝手は今ひとつと感じる部分もある。ただ、マウスで文字を選択する操作だけでAIを呼び出せる機能は、従来のGhatGPTのウェブページを開いて文字を入力する手間と比べて、格段にスマートになったという印象だ。今後のさらなる進化を期待したい。

 

 

社内のデータも横断して分析

マイクロソフトは、Windows 11やMicrosoft 365だけでなく、多彩なソフトウエアのCopilot対応を進めている。

我々が普段の業務に利用している身近なツールが、生成AIに対応するインパクトは大きい。通常、対話AIは事前に学習した一般的な情報しか持っていないが、AIと各ツールが結びつくことで、業務のために普段から利用しているデータと深く結びついた受け答えが可能になるからだ。


マイクロソフトは多彩なアプリ/サービスのAI対応を進めている

 

 

例えば、Microsoft 365のチャットAIを使うと「ユーザーの仕事内容、優先事項、所属している組織について深く理解し、参加できなかった会議で何が話されたか、まだ読んでいないメールの内容が何か、どんな新しいファイルがあるかといった状況を分析し、瞬時に必要な情報を届けてくれる」(Microsoft 365&未来の働き方担当ジェネラルマネジャーのコレット・ストールバウマー氏)という使い方ができる。

発表会では、具体例として「雑貨の全米チェーン店を展開するマーケター」を想定したデモ画面を見せた。

仕事の取りかかりとしてパソコンを開くと、AIは受信箱に届いた膨大なメールから、直属の上司から重要なミッションとして、アリゾナ州フェニックスの新店舗のオープニングイベントを担当するように要請が来ていることを示す。

そこで「フェニックスのオープニングイベントの最新情報は」と聞くと、AIはメール、Teams(チームズ)のチャットや会議の文字起こし、社内のファイルなどから新店に関する情報を集約して瞬時に提示する。従来であれば必要だった、各アプリや部内のストレージ、社内ポータルなどの検索欄でキーワードを入力し、見つからなければさらに同僚に問い合わせをして……という手間を省けるというわけだ。

さらに周辺の競合店の情報を一覧表としてまとめる、社内資料を参照しながらイベント告知用のブログ記事を書く、複数のキャッチコピーを生成する、同僚に内容をチェックしてもらうメール文面を生成するといった操作の例を見せた。まさに、手間のかかる仕事を手伝ってくれる優秀な同僚や部下のような存在になっていくというわけだ。



AIと著作権の問題はマイクロソフトが訴訟の責任を持つ

マイクロソフトはCopilotの対話を実現するために、オープンAIの大規模言語モデルを使用している。そのため、AIのシステムを通して外部への機密情報が流出してしまうのでは、という信頼性の面で懸念を持つ人もいるかもしれない。

そこでMicrosoft 365では、各アプリとメールやファイルなどの保存場所である「Microsoft Graph(マイクロソフトグラフ)」とやり取りをしつつ、Copilotのシステムが社内データを取り除いたうえで、大規模言語モデルに命令文を投げかけるという仕組みにしている。

大規模言語モデルからの回答を得たら、Graph内で閲覧権限を持つ社内データを付け加えて、ユーザーに戻す。

 

 

外部の大規模言語モデルに送る命令文には、社内の機密データを含めない仕組みとしている。画像は米マイクロソフトのYouTube動画から

 

 

生成AIはインターネット上の様々な情報を事前に学習しているため、回答の中に第三者の著作権を侵害するコンテンツを含んでしまう可能性があることを心配する企業ユーザーもいる。マイクロソフトはそうした著作権にまつわる内容や、不適切なコンテンツを取り除くフィルターの仕組みを設けている。さらにAIが生成したコンテンツによって訴訟が発生した時には、その責任を持つという声明を23年9月に公表している。

マイクロソフトだけでなくグーグル、セールスフォース、アドビといった米テック企業も、これまで提供してきた業務ツールの生成AIへの対応を相次いで進めている。これらAIの機能によって「マーケターはもっと能力を広げ、よりクリエイティブに、よりスピーディーに、より重要な役割を果たせるようになる」(アドビのAdobe Experience Cloud事業担当上級副社長のアミット・アフジャ氏)と各社は口をそろえる。

これまでもIT(情報技術)化やモバイル化、データ活用によるデジタルトランスフォーメーション(DX)を通し、多くのビジネスパーソンが効率や生産性の向上を目指してきた。生成AIは、仕事のスピードや質をもう一歩高め、より幅広い分野へと能力を拡大していく手段を提示する。その特性を生かし、成果を生み出すためのAI活用スキルが必須となる時代がすぐそこに迫っている。

(日経BPシリコンバレー支局長 松元英樹、写真提供 米マイクロソフト)

[日経クロストレンド 2023年10月23日の記事を再構成]

 

 

日経記事 2023.11.11より引用

 

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ロスチャイルド財閥ー251 スエズ運河買収

2023-11-11 10:17:28 | 国際政治・財閥

 



ロスチャイルド財閥ー250  ナショナルトラストに寄贈されたワデスドン館https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8f4f1cf76bd65396fb3f15019ed5e4ad

からの続き

 

 

 

スエズ運河は今日も東西の航路を結んで、私たちに計り知れない恩恵をもたらしています。 

ロスチャイルド家は建設そのものには直接関係しなかったものの、イギリスの国運のかかった重大な局面で、この運河に関わることになりました。

フェルディナン・ド・レセップス(1805~1894)は東西世界の統合を願って、スエズ運河の掘削を企てましたが、戦略的に重要な位置にある運河は、災いをも引き寄せる宿命にありました。

フランスの外交官として運河が争いの種になりかねないことを予感したレセップスは建設する前から当時の大国の承諾と協力は欠かせないと考えて、フランスだけでなく、イギリスやドイツ、ロシア、さらにはアメリカなど各国に事業計画をして回りました。

 

このとき、イギリスは大失敗をやらかします。 レセップスの計画を夢想てきなものとしてあいてにしなかったのです。 

内心は運河などができたら一帯のパワーバランスが崩れてやっかいなことになりので、密かに失敗に終わることを期待していましたが、運河は1859年4月に着工して、資金不足に苦しみながらも1869年11月に完成しました。

 

 

イギリスの船舶が運河の人質に

できてしまえば、ヨーロッパとアジアを結ぶスエズ運河は、世界の海運の流れをがらりと変える画期的なものでした。

なにしろロンドンからインドのボンベイまで、喜望峰回りでは1万80海里ですが、スエズ運河経由なら6300海里で42%もの短縮になります。

マルセイユからボンベイまで喜望峰回りの1万400海里に対して、スエズ運河は半分以下の4600海里で56%も距離が短くなるので、もはやインドやアジア諸国に行くのにアフリカの喜望峰を回ろうとする船はありません。

 

各国で運河を通れる船舶の建造ラッシュが続きました。 そのころヨーロッパからアジアに向かう船は、インドなどの植民地に向かうユニオンジャック旗を掲げたイギリス船が多く、開通当初、運河の利用船舶はイギリス船籍が四分の三を占めました。

結局、イギリスはフランスが主導権を握るスエズ運河の人質になってしまったのです。イギリスがレセップスに声をかけられながらスエズ運河に出資しなかったことは、もう一つの理由がありました。

それは地質調査を行った技師団長で、著名な鉄道技師であるロバート・スチーブンソンが強硬に反対したことです。



調査団は、地中海と紅海の水位には最大32フィート(9.75メートル)もの潮位差があるとしたナポレオン時代の計測は誤りであることを再確認し、運河の掘削は可能であるとしながらも、「コストを考えると運河は非現実的であり、鉄道のほうがスピード、確実性、経済生、あらゆる面から望ましい」と主張しました。

ともあれ大航海時代以来の陣取り合戦は、19世紀後半に入っていよいよ鮮烈になっており、政府の半dンの誤りは国運を傾けかけない重大な失態であると非難されました。

実際、フランス国内の主張の中にはこの際、イギリスをスエズ以東から締め出してしまえという刺激的なものまでありました。

 

実際、このような事は企業でのよくある事で、技術者が言って言うと言っても、誰が言っているかが重要でその道のプロフェッショナルではなく、上役にゴマスリしてくる社員だったりすることが多くあります。 上役も自分にすり寄ってきて、よく報告してくる部下の方が可愛いのです。 

サラリーマン社会で出世しなくても悩むことはありません。 結局は組織ニーズ(課長職がふん詰まってしまっている場合、いつが来ても課長になれませんし、課長のポストが空いていれば実績がなくても簡単にになれたりする場合があります)と古今東西、上司のただの好き嫌いです。 またできる部下の場合、上司が恐れて昇進を邪魔する場合もあります。

 

政府系、特に日本の場合は酷く、科学技術長官(Top)が、技術開発を行ったこともない、それも文系の田中真紀子、山東昭子、高市早苗などです。 部下に聞けばいいのではというのは暴言です。 専門家として部下の言う事が正しいのかどうか判断するために組織のトップにいるわけですから、部下の言いなりに進めるというならもはや存在する意味はありません。 サイバーセキュリティが重要? 少学生やアホでも言えます。 大事なのは中身が分かっているかどうかです。 何度も言いますが、だから日本は1980年代の第一AIブームに乗り込れ、IT産業で大敗を期してしまっているのです。AIが世界でブームになっていることすら、このお馬鹿たちは、大臣ですが知らなかったのです。

 

話をスエズ運河に戻します。 このため、イギリスは密かにスエズ運河会社の株式の取得の木かをうかがい、ロスチャイルド家の密使を送ってレセップスに打診して断られています。 

しかし、失地回復のチャンスは案外早く訪れました。 それは保守党のベンジャミン・ディズレリー(1804~1841)が首相だった1875年のことです。

運河建設に多大な出資をしたエジプトのイスマイル・パシャが財政に破綻をきたし、保有するスエズ運河会社(社長・レセップス)の株の売り込み先を探している情報が入ったのです。

 

スエズ運河建設の費用は、当初、2億フランが見込まれました。 しかしレセップスが会社を設立して公募した2億フラン、40万株(額面500フラン)には、28万6000株しか申し込みがなく、また予定したイギリス、オーストリア、ロシア、アメリカが購入を断ったために不足分はエジプトが引き受けることになったのです。

しかも完成までの実際の費用は計画の倍以上、4億2500万フランかかって、その追加分もエジプトが出さざるを得ませんでした。

株式の発行はロスチャイルド家の得意とするところで、レセップスは一度頼みに行っています。しかし手数料5%と聞いて、レセップスはそんなに払わなければならないのなら自分でやってしまおうと決意したのだと回想しています。

それがよかったのかどうか。 というのは素人の悲しさで、資金が集まらずに大変な苦労をしただけでなく、株も原価を割り込み、ついにはエジプトのパシャの株売却を通じて、ロスチャイルド家の資金の出動を仰ぐ事になるからであります。

そのころのエジプトはオスマン・トルコの属領で、総督のイスマイル・パシャがほぼ全権を握っており、運河だけでなく、道路、鉄道建設から教育までエジプトの近代化のために大々的な事業を行っていました。

 

 

収入源はエジプト特産の超繊維の綿花の輸出です。 折から綿花はアメリカの南北戦争(1861-1865)のために価格が跳ね上がり、国庫収入が4倍にもなってエジプトを潤していましたが、戦争などいつまでも続くものではありません。

運河の建設中からたちまち収入が不足して、ヨーロッパ各地の銀行から融資をしてもらうことになったのです。 融資に応じたのはオッペンハイムとかアングロ・エジプシャンなどの銀行で、これらの銀行は困窮する、エジプトの足元を見て、年利12.36%から26.9%もの暴利を吹っ掛けました。 

エジプトは利息を払うために借金しなければならないという借金地獄にはまって破産寸前の事態に落ち込み、1875年にはスエズ運河株さえも売却しなければならなくなったのです。

 

 

 

(参考資料)

 

・ロスチャイルド財閥ー235 エルサレムの安息日と祭り
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/528565a342f25f42fc42a5017f1ce301

・ロスチャイルド財閥-236 極貧からのスタート
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/24dd0ae4d6ccbccfb22a00f28872aeff

・ロスチャイルド財閥-237 三男ネイサン イギリス・マンチェスターに派遣
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2d137df07bb86c88075df556d2008689

・ロスチャイルド財閥ー238 ナポレオンのプロシア侵攻とヴィルヘルム9世の資産隠しhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e5393c3584a8087bb961bf112f990844

・ロスチャイルド財閥-239 ウェリントン将軍に軍資金を運ぶロスチャイルド
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e5393c3584a8087bb961bf112f990844

・ロスチャイルド財閥-240 ワーテルローでの情報戦で財閥の基盤を築いたロスチャイルドhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7f2f01ab591c9d318a0f7bf1d9e37ff4

・ロスチャイルド財閥-241 ウィーン会議 王政復古
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a4ec2db957152b354e33c530468ea6f0

・ロスチャイルド財閥-242 アーヘン列国会議とRothschildの逆襲https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0b04a5ee54512cecd6fb4451d87d51bf

・ロスチャイルド財閥ー243 放たれた五本の矢
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3031557341f3c3a374dadfbb3e6ff2eb

・ロスチャイルド財閥ー244 ロスチャイルドの平和工作https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e076fb7fdf245ac7bf69826bc075e57b

・ロスチャイルド財閥ー245 産業革命と鉄道事業 そしてナポレオン三世https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4a86405cc341370f0640381eb9e8fd83

・ロスチャイルド財閥ー246 ナポリ分家の消滅
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/87a2a9ba34b4aa291aac29bd2a7bcbd7

・ロスチャイルド財閥ー247 ドイツの台頭と19世紀後半の混乱するヨーロッパ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3947e90a2431d1d32d33e186b709d019

・ロスチャイルド財閥ー248 ユダヤ人迫害の負の歴史、英金融街成立の影にhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/73062f0ecc8f5312f2b1ade1742f29ba

・ロスチャイルド財閥ー249 19世紀後半のロスチャイルド一族https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af4fda1973cee3f44349b3747d1e8d42

・ロスチャイルド財閥ー250  ナショナルトラストに寄贈されたワデスドン館https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8f4f1cf76bd65396fb3f15019ed5e4ad

・ロスチャイルド財閥ー251 スエズ運河買収
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